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勤務初日の成果?

「どうしてだ?」


「まず、ニアラさんの報告を聞いてもらいます」


 孔明の言葉に全員がニアラの方を見た。

 同盟加入一日目の新参者のニアラから報告?一体何だろう。

 孔明に促され、ニアラが口を開いた。


「昨日、国民の襲撃の報告を聞いてから、要人救出、警護の面に重点を置いたゴーレムの設計をし、現在量産を行っています。後12時間程で順次ロールアウトしていく予定です」


「何!?もう手を付けてたのか?」


 驚いたのは直々に仕事を任せた俺だけで、事前にニアラから報告された孔明は良い人材を見つけたという視線をニアラに向けて、他のみんなは意味が分からずポカンとしている。


 ニアラに任せた仕事について俺が説明すると、みんなやっと驚き始めた。


「彼女、昨日同盟に入ったんだよね?」


「仕事早くない?」


 そりゃその反応だよな。勤務初日でもう新型ゴーレムを開発するなんて、誰が想像できただろう。


「まさか、ユースケ様これを期待して」


「才能ある人を見つける目は随一だな。さすがだ」


 やめて、ヨイショしないで。俺ここまで期待してなかったから。早くて来月くらいに新型の試作機できたらいいなーとか思ってたから。


「後で詳しい性能は聞かせてもらうよ。孔明の作戦は新型ゴーレムを使った救出作戦ってことか?」


「はい。カタログスペックは期待の十分以上にありましたから。先に救出ゴーレ厶部隊を救出対象付近で待機させて、各国に事態のあらましを同盟国を通して説明してもらいます。説明が通った直後にゴーレムを動かして迅速に救出、撤退する。作戦とも言えない単純なことですね」


 単純な作戦は力が無いと実行できない。ニアラのゴーレムはそれができるだけの力があるってことか。

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