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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
10章 ダンジョンバトル〜ニアラ〜

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ニアラの仕事

 俺が注ぎ直した茶を、また一気に飲んだ先輩は、カスターを連れて街へ行った。

 どうやら数日程はこっちにいるらしい。転移者の拠点のデザインの参考にするのだとか。


 部屋には俺とニアラが残った。

 考えてみれば、数時間前まで争っていた勢力のツートップが一つの部屋にいるなんて奇妙な話だ。


「ニアラ、ついでだし聞いておきたいことがあるんだけど」


「何でしょう?」


「希望する仕事ってある?」


 ゲーム部屋のバカ共以外は平時でも何かしらの仕事はしている。

 例えば、同盟初期メンバーなのに妙に影の薄いチースは街の治安維持だ。


 あいつは人との距離を埋めるのが上手いから、国民の相談役もしてくれて地味に活躍してくれている。

 ダンジョンバトル中も、あいつが国民たちとコミュニケーションをとって不満が溜まらないようにしてくれた。後で褒めとかないとな。



 とまあ、そんな訳でニアラにも何か仕事をしてもらいたいのだが、正直エスリメの人手は足りている。足りてなかったらソランとかヴァイオレットなど優秀な奴らを旅に出してられないからな。


 積み木で遊んでもらっててもいいくらいだが、ニアラのやりたいことがあるのならそれをやってもらったほうが本人の為だろう。


「そうですねぇ……それでは、ゴーレムの強化改造をさせてもらってもいいですか?」


「ゴーレムの強化?そんなのできるの?」


「はい。実は私、ゴーレム制作が趣味なんです。洗脳されてる間はできませんでしたが、百年以上は続けてました。ユースケさんのゴーレムたちはシンプルで汎用性の高く、量産機としては申し分ありません。しかし、それぞれの性能に特化させた機体や性能を上げた機体を作ることも十分可能です。先程図書館で見たユースケさんの世界の機械人形の資料を見て、私の中でインスピレーションが湧き溢れています!」


 俺の世界の機械人形なんてペッ○ー君くらいしか思い浮かばない…………あ、フィクションの資料でも見たのか。


 確かに我が祖国には、スーパーロボットもリアルロボットもどんな時代にも腐るほど居て、少年たちに夢を与えてきたからな。

 ゴーレムの改造か。楽しそうだな。俺がやりたいくらいだ。


「分かった。孔明の方には俺が話を通しておくから好きにやってくれ」


「ありがとうございます」

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