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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
10章 ダンジョンバトル〜ニアラ〜

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ジョーカー救出

「守りに徹すれば何とかなるわ。そろそろ大部屋に着くわよ」


「よし、皆の者、気合を入れてかかれ!」


「おう!」


 大部屋に突入したヴァイオレットたちの目に入ってきたのは、右の手足の無くなったジョーカーと見た目は彼よりは軽傷だが表情や雰囲気が満身創痍なダンジョンマスターたちだった。


「ジョーカー!」


「大丈夫か!?」


「ナ、ナイスタイミングです。ちょうど身代わり人形が尽きてしまったので、ぐふっ……」


 大鎌を杖にして、血を仮面の間から流しているジョーカーにソランは身代わり人形を投げた。


「…………え?私は呪いを受けてないので回復魔法で大丈夫ですよ?」


「長期戦だから魔力を温存したい」


「ソラン殿……天使なのに鬼畜ですね」


 そう言えば堕天使か。とつぶやいて、ジョーカーは仕方無く自身の心臓を貫き蘇生した。


「治ったのなら下がっていろ。ソフィアたちはどうしている?」


「自殺できないくらいの重症です。かと言って、我々が殺すのもどうかと思ったのでそのままですね」


「フン、軟弱者め。ユースケ様が何と言うか」


 流石に生き返るからとは言え、仲間を殺すのはやめてほしいな。

 そもそも身代わり人形は保険の意味で持たせているのだからそんな特攻のように使わないでくれ。


「くそっ!また復活したな!?どうなってるんだお前たちは。殺したんだから普通死ぬだろ!てか死ねよ!お前たちはどこまでも私の邪魔をするな」


 離れた所でシースナたちと切り合っていたニアラが顔を真っ赤にさせて、魔法の炎を投げつけてきた。

 しかし、その炎はジェイによって両断された。


「妖精族のダンジョンマスターか!私に従わない奴は死ねぇ!」


 ニアラは怒りに任せて炎を拳に纏わせてジェイに殴りかかった。

 その拳はジェイの頭部を粉々にし、衝撃はシースナたちを吹き飛ばした。


「駄目です。自分じゃ歯が立ちません」


「一人で突っ込めばそうなるじゃろ」


 ゴに起こされながらジェイが言うと、呆れてゴはジェイの頭を小突いた。


「お前たち、全員不死身なのか!?ふざけるな!」

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