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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
10章 ダンジョンバトル〜ニアラ〜

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ヴァイオレットとソラン合流

「ソラン!」


「おお、ヴァイオレット殿。止まってる暇はありません。走りながら話しましょう」


 通路が馬が通れない細さになったので、ヴァイオレットとソランたちはアイテムボックスに馬を収納して走りながら状況を確認していた。


「あなたたちはほとんど欠員が無いのね。ワールドトレントと当たったって聞いたけど」


「腕のいい冒険者に助けられました」


「こっちは冒険者を置いてきてあたしたちだけよ。いくら急いでたとしても失態だったかしら。ああ、ユースケになんて思われてるか」


「いえ、冒険者たちは今からの戦いには参加させられませんからそこまで卑下なさらずとも。それにヴァイオレット殿の作戦はユースケ様好みだと思いますよ」


 頭を抱えて嘆くヴァイオレットに今言うことかと困惑しつつも、ソランはすかさずフォローを入れた。

 さすがイケメンは気遣いも完璧だ。


「そうかしら?まあこれから挽回すればいいわね。それじゃあ状況を確認するわよ。エルフ三人娘の隊が最初にニアラの元へたどり着き、コアルーム前の大部屋で戦闘開始。初期に冒険者たちを後退させてダンジョンマスターのみで戦い始めて、ジョーカーたちがたどり着いたときには何度も死亡を繰り返していたがニアラにはまだ余裕あり」


「殺しても何度も生き返ることに苛つきはしてましたが、怪我は魔法でしか治せないことに気づかれて半殺しにされてましたね。ただ、身代わり人形の数が少なくなってきていたので、むしろ良いタイミングで半殺しにされたと言っていいでしょう」


 そしてジョーカー隊はジョーカーたち、ダンジョンマスターが戦っている間に半殺しにされていたダンジョンマスターたちを冒険者が救出。しかし、傷には回復魔法が効かない呪いをかけられていた。


 彼女たちとの戦いで身代わり人形持ちの対処に要領を覚えたニアラは、ジョーカーたちを半殺しにするが、彼らは自殺という方法で完全回復を繰り返している。


 安全圏の冒険者たちから貰った身代わり人形の分、全て無くなるまでの時間はあるがそれも無限では無い。

 ソランとヴァイオレットもそのことについて話していた。


「あたしたちがすることは、ジョーカーたちの救出とマオが来るまでの時間稼ぎね」


「彼が来ればニアラを生け捕りできるくらいの余裕ができますね。しかし、先程ようやくドラゴンを捕獲したと報告が来ていたので、こっちに来るまで暫く時間がかかります」

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