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戦い方

「なあマスターソード、あいつらには指揮官いるよな?」


「動きを見る限りはな。指揮官無しであの動きをできるとしたらあの集団が一匹のモンスターということになる。じゃないと説明つかないからな」


 それはないだろう。

 てことはやはり敵には指揮官がいる。だったら人間の軍と同じような戦い方ができるってことか?試してみよう。


「敵モンスターを殺さず足や腕を撃って戦闘困難な状態にしてくれ」


 エスリメの弓兵の何人かを使ってモンスターを戦闘不能にさせると、別のモンスターがそいつらを引きづって奥へ消えていった。


「負傷した味方は助けるか。まあ、外だと戦力は有限だから流石に使い捨てにはしないだろうな」


 野生のモンスターと違って理性のある指揮官がいる分戦法が人間に近くなってる。

 エスリメだったら分裂可能なスライムを捨てごまに使うくらいはできるが敵にとっては、魔法無効の貴重な戦力は大切にしたいだろう。


 ここで敵のDP事情の予想を説明しよう。魔法無効と物理耐性持ちのモンスターは高額でいくらランキングで2桁だとしても無限に召喚できるわけではない。

 回収できるなら回収しときたいだろう。


「だがこれで敵の動きがばらつき始めた」


 矢の雨をくぐり抜けて砦に取りつこうとするモンスターたちは10〜20匹の少数のグループが断続的に来るので、近づいてきた途端にこちらの兵が袋叩きにしている。


 アダマンタイトチートなエスリメと違って、普通の装備である妖精族の兵士たちに多少の被害が出ているが死者は居ない。上々の出来だ。

 これならしばらくは、俺とマスターソードはゆっくり休憩が取れるだろう。

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