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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
9章 妖精王とダンジョンマスター

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援軍

 ある日、マスターソードが3万の人族で構成された大軍を率いてフェアリースへやってきた。

 事前に通告が無かったので主にシャクリーンがガチ切れしてたが俺の預かり知らぬことで怒られても仕方がない。


 エスリメ軍はフェアリース郊外で仮住居を建設して、とりあえず駐屯することにしてマスターソードが城まで来て事情を説明した。

 マスターソードによると、この派兵は孔明の指示だそうだ。


「コーメイから伝言だ。敵は三日以内に必ず大規模な軍で攻めてくる。これが作戦だ」


 マスターソードから受け取った手紙には敵の戦力と進軍路、こちらがどう動くかが綿密に書かれていた。

 均の未来予知でもここまで詳しくは分からないはずだ。


 てことはこれは完全に孔明の予測ってことになる。



「ふん、何だこの作戦書は。まるで予言ではないか。エスリメは占師を軍師にしているのか」


 作戦書を読んだシャクリーンが鼻で笑って馬鹿にしてきた。

 流石に他の武官たちも苦笑いをしている。


「そもそも三日以内に敵が本格的に攻撃を仕掛けてくるのかすら疑わしい」


「俺は我が国最高の智者の言葉を信じる」


「ほう。そこまで言うのならばコーメイとやらの予言が当たらなければエスリメ軍は我々の指揮下に入ってもらおう」


「良いだろう。だが逆に三日以内にに敵が攻めてきたらこの作戦書通りに動いてもらう」


「その言葉忘れるなよ」


 そう言い捨ててシャクリーンは軍議をしている部屋から出ていった。


「シャクリーンは怒りんぼなの。更年期なの」


「ロメイア様」


「冗談なのー」


 しかし見れば見るほど本当に予言のような作戦書だ。

 敵が少しでも想定外の行動をすればその後の段取りが瓦解してしまうだろう。


 本当に三日以内に敵は来るのだろうか。

 啖呵は切ったが正直言って期待と不安が半々だ。

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