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妖精族の現状

 二人と別れて、次は農業区画へ行ってエルフたちの様子を見に行く。


「おや、ユースケ殿ではありませんか。本日はどういったご要件で?」


「いや、ただ散歩してるだけ…………にしてもエルフの皆さんずいぶん変わりましたね」


 エスリメに来た頃はエルフの民族衣装を着てツリーハウスに最低限の家具だけで生活していたのに、今では地上に家を建て、現代の若者が来ていそうな服着ている。


 更にはスマホ片手にテレビやパソコンを家にニ、三台設置している。

 人族よりエスリメに順応してる。


「エルフって森に生きる種族でしたよね?」


「森の中で生きてるじゃありませんか」


 何かジャングルの奥地でハイテク技術を扱う部族を思い出した。

 農業区画から水産業区画に行くと、ウンディーネたちは半分近く居なくなっていた。


「他のウンディーネたちはどこへ?」


「街に引っ越しましたよ。あっちの方が何かと便利だからって」


 それでいいのか妖精族?

 工業区画に行くと、流石にドワーフたちはここで鍛冶や細工の作業をしていた。


「キンキンいやー」


 電車とかは大丈夫なのに工具の立てる金属音を嫌ったジーナが耳を塞ぎながら俺の手を引っ張り早くどこかに行こうと言ってきた。


「分かったよ。それじゃあ帰るか」


「かえるー」


 多少想定外なこともあったがエスリメの国民たちは幸せそうに生活していたから良しとしよう。

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