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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
9章 妖精王とダンジョンマスター

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怖い先輩

「この世界に存在するものにはそれぞれ担当の神がいる。私はダンジョンコア担当の神だ。すべての神がちょうどいい力関係になるように、自分の担当を管理しているんだよ」


「俺が力を持ちすぎたと?」


「そうなる。勇者担当の神と人族、妖精族担当の神、それから神器担当の神から苦情が来たんだ」


 神器については知らんな。あっちの俺が何かやったのだろうか?


「だが私にはあの方に逆らう気は無いので無視している。だからもしかすると神が力を与えた何者かが君を狙う可能性があるんだ」


 あの方?


「へー。それは馬鹿なことを考える奴がいるんだ」


「ひぃっ!縁様⁉どうしてここに」


 あ、あの方って先輩のことか。

 いつの間にか俺の隣で足を組んで当たり前のように座っていたのを見て父は飛び上がった。


「世界のバランスなんて遠の昔に僕が安定させている。これは君たち神族の自己満足だろ。別にバランスが崩れたとしても事象が起きたこの世界が壊れるわけじゃないのにさ。そもそもそんなデリケートな世界なら僕が彼を送り込まないよ。神たちの庭の手入れ感覚の事にこの子を巻き込むな」


「はい!誠にその通りでございます!」


 なんか最近見たなこの光景。


「君から他の神に何とか言えないの?」


「奴らは縁様の力を知らないので私が注意しても聞く耳を持たないでしょう」


「ふーん…………しばく?」


 先輩がニコニコしながら言うのとは対象的に父はぼやけているのに冷や汗ダラダラなのが伝わってくる。


「先輩先輩」


「何かな?」


「神が直接来るわけじゃないなら自分で何とかしてみようと思います」


 いつまでも先輩におんぶに抱っこというわけにはいかない。

 強敵がいた方が対魔王の爺さんの練習にもなる。


「そうかい?君がいいのなら僕がとやかく言う理由はないけど……気が変わったら言ってくれよ。いつでもしばくから」


「はい。ありがとうございます」


 しばくって先輩が言うたびに父はビクッと震える。

 この人といいマオといい先輩は俺の見てないところでどれだけ恐ろしいことをしてるんだ?

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