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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
9章 妖精王とダンジョンマスター

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呼び出し

「ユースケ、大丈夫?」


「ああ。お前らのおかげでなんとか。しかしあの爺さん相変わらずすごいプレッシャーだった…………すまん、誰か支えて」


「よっと。あの方は気に入らぬ者ならばすぐ潰しますからのう。その点ユースケ様はかなり気に入られているようですじゃ。負けても命は取られますまい。どんと構えておればいいのです」


「ははは。老師、ボスならばなんとかできますよ。とりあえずは打倒一桁です」


 腰が抜け倒れた俺を支えながら老師とジョーカーは好き勝手言った。

 そもそも俺はあの爺さんとは戦いたくないの!


 しばらくパーティーを楽しんでいると父の声がしてランキングの書かれた巻物が送られてきた。


 ヴァイオレットは少し上がって71位、ソランは112位、ジョーカーは210位だ。

 一応上がってる。DP譲渡は収入に含まれないから上位陣はこんなものだろう。


 だがそれ以外の奴らはモンスターや設備、宝など充実させたおかげでDP収入や殺害数が増えて最低でも中位までランキングの順位を上げていた。


 教育係のジョーカーの功績だ。

 さて俺自身のランキングは結構上がって162位だ。


 DP収入は安定の1位でランキングを上げる要因ではない。冒険者が増えた分、事故死する間抜けが増えたからなあ。

 ダンジョンバトルは下位は同率順位が多いから一回勝つだけで結構上がる。


 俺にしては頑張ってる方だろうと自分を褒めていると頭の中に声が響いた。


『ユースケ君、目を瞑りなさい』


 父の声だ。他のみんなには聞こえてない。

 俺を名指しで呼び出すだなんて何の用だ?


「すまん、ちょっと呼び出された」


 みんなに断りを入れて目を閉じた。

 目を開くと俺はパーティー会場ではなく、小さな書斎の中にいた。


「よく来たね。まあとりあえず掛けなさい」


 声をかけられて初めて目の前の椅子に父が腰掛けていることに気がついた。

 見た目は…………分からない。モヤがかかったように父の周りが見えないのだ。


 父の姿が分からないことに驚きつつも、言われた通りに向かい側のソファに腰を下ろした。


「まずは初めまして。私はダンジョンコアの産みの親だ」


「はあ、存じてます。ところで今日俺を呼んだのはどのような要件で?」


「警告だよ」


 警告?俺なんかやったか?


「何についての警告でしょうか?」


「ここからは他言無用だ。私は天界にいる神族の一人だ」


 ………………だろうな。としか感想が出てこない。

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