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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
9章 妖精王とダンジョンマスター

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魔王の爺さん

「しばらく見ないうちにずいぶん大所帯になったのぅ」


 後ろを振り返ると声の主、魔王の爺さんが後ろに二人の男女を連れて立っていた。

 男の方は長髪でメガネをかけている。孔明と似た雰囲気だから多分頭を使うタイプだ。


 対照的に女の方は細身だが服で隠れていない腹は見事に割れていて目は肉食獣のそれだ。

 二人とも獣人族のようで獣耳が生えてる。男は兎耳女は猫耳だ。


「い、いやーしばらくぶりです魔王様。お連れの方はどちら様でしょうか?」


「儂の側近じゃよ。二位と三位じゃ」


 てことはここにダンジョンマスターのトップ3が揃い踏みってわけか。

 やべえ面子だ。


「は、初めまして。スライムダンジョンの雄亮です」


「初めまして。私は二位のレジェンドダンジョンのシュペルク。君の噂はよく聞くよ」


「ジェノサイドダンジョンのダリーシア。ここでは戦えないのが残念だ」


 喋り方から考えるにやはりシュペルクが智でダリーシアが武で間違いない。

 てゆーかめちゃくちゃこの二人威圧してくるんだけど。この二人のレベルになると威圧に物理的な力でもあるのか、俺が持っていたグラスが割れて持ち手だけになっている。


「これこれ。儂のグラスまで割れてしまったわい」


「失礼しました!」


「悪ぃ」


 魔王に諌められてやっと二人は威圧を解いてくれた。怖かったー。

 後ろでヴァイオレット、ジョーカー、ソラン、老師が対抗してくれてなかったら気絶してたかも。


「してユースケよ。そろそろ儂と戦ってみんか?」


「ははは、ご冗談を。まだ我々ではそちらの足元にも及びません」


「まだ、か…………面白い。ならばしばし待つとするかの。二人共行くぞい」


 一瞬鋭い目つきになったが、すぐに元の好々爺然とした態度になって魔王は去っていった。

 マオやマスターソードが居るからって油断できないな。早くLランク級の戦力を揃えなければ。

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