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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
8章 戦争〜神聖国ウォルテニア〜

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ジェイがダンジョンマスターになった理由

「それでイティに聞きたいことがあるんだけど。アースラとシゼール坊って今どこにいる?」


「アースラとシゼールね。二人だったらドワーフの一二を争う超一流の鍛冶士になってるわよ」


「へぇ、あの二人が」


 感慨深そうにジェイは呟いた。

 その二人とは仲が良かったのだろうか。


「ジェイ、そのアースラとシゼールってのとはどんな関係なんだ?」


「同門なんですよ。アースラは同期でシゼールは後輩です」


 同門ってことはこいつ鍛冶士志望だったんだよな。

 でも戦闘は他のマスターたちと負けず劣らずだった。


 マスターになってから頑張ったということはないだろう。

 コアが弱い奴をマスターに選ぶはずが無いからジェイは元々強かったってことだよな。


「僕は素材から自分で集めるのがこだわりだったので頑張りました」


 最初は手頃な素材から始めていって、ドンドンレベルを上げていくうちにSランク冒険者顔負けの強さを手に入れたらしい。

 こういう趣味を極めてたらいつの間にか強くなってるのが長命種の怖いところなんだよ。


 ある休みの日、イティと散歩(デートだろ!)している時コアに声をかけられて、DPでの素材購入に魅力を感じて快諾、そして今に至るらしい。


 まともなやつかと思ってたけど、趣味に関してはかなりストイックな男だった。

 イティからアースラとシゼールの住処について教えてもらった俺たちは案内してくれると言う彼女に付いていった。


「イティ……」


 ジェイはイティの後ろ姿を見ながらそっとこぼした。


「うじうじするくらいなら告れよ。建国したからお前はもう堂々とできる立場だぞ」


「そうよ。それに彼女はまだストレートヘアーよ。案外あなたのことが忘れられないんじゃないの?」


 ドワーフの女性は結婚すると髪を結ぶ習慣がある。

 俺とヴァイオレットから次々と言われ頭を抱えるジェイ。


 俺自身自分の恋愛になると引っ込むが、人の恋愛に茶々入れるのは好きだ。

 もちろん良い方向にな。


「……考えておきます」


 顔を赤くするジェイを見て俺とヴァイオレットは肩を竦めた。

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