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関所通過

 数時間待ってやっと俺たちは関所で調査を受けられた。


「SSランク冒険者三人が率いる集団ですね。通っていいですよ」


 数時間並んだのにギルドカードを見せたら一瞬で通してもらえた。

 今までの時間は何だったのかと思ったが、他の商人は十分以上調べられてる。これがSSランクの威光か。


「エターナルブレイブパイセン流石っす!」


「からかわないで下さい!」


「まさかあの門兵たちも我々が全員ダンジョンマスターだなんて思いもよらないでしょうね」


「しっ!静かにしろシースナ。エルフ程じゃないがドワーフは耳が良いんだぞ」


 シースナは、はっとして周りを見回したがどうやら聞かれなかったようだ。

 それもそのはず。門の周りはガヤガヤと騒がしくて門兵目の前の相手の声を聞き取るのに必死だからな。

 シースナは俺がニヤニヤしていることに気づいて頬を膨らませた。


「もう!ユースケ様驚かせないで下さいよ」


「お前が一番緊張感無いから気を付けろってことだよ。お前らも気をつけろよ」


「了解」


 膨れ面のシースナだったが、俺がプリンを渡してやるとすぐに機嫌を直した。

 獣人チョロいな。


「ユースケ様、これからの方針はどのように?」


「ジョーカーとソランは宿の確保、ジェイは俺と一緒にやることがあるから来てくれ。他は自由行動だ。さっきのシースナみたいにボロをだすなよ…………後、ジョーカーとソランも宿を確保したら自由行動」


 危ねえ、ソランとジョーカーをずっと待たせるところだった。

 シースナもさっきの事を反省しただろうし他の奴らもボロは出さないだろうからとりあえず安心だな。


 ちゃんと常識あるし騒ぎは起こさないはずだ。

 むしろ起こす可能性が高いのは俺かな?

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