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条約締結

 パーティーの次の日は周辺国家との条約の締結だ。

 ……とは言っても、実際俺は居るだけで、全て孔明に丸投げだけどな。


 孔明と王、又は大臣が話している間に忘れたのでどんな条約があるのかが書かれている資料を読んで確認する。

 うーん、これと言って変わったことは………ん?


 聖女条約?………………ああ、セラン王国との条約か。

 聖女をできるだけエスリメに近寄らせないようにする。もしもなにかの間違いで入国して問題を起こしたとしても、それはセラン王国の本意ではなく聖女の暴走であるため賠償はするが、それ以上突っ込んだことはしないでください的なことが書かれている。


 まあ自然災害は止められないからなあ。

 賠償してくれるんだからいいか。


 条約の締結はつつがなく行われ、招待客は続々と国へ帰っていき、バタバタから開放された俺は通常の生活リズムに戻っていくのだった。


 …………なーんてモノローグ入れてみたが、そうは問屋が卸さなかった。

 今回の式典をきっかけに、エスリメへの移住希望者がたくさんやって来たのだ。


 そのうち半分以上が冒険者やギルド関係者とその家族。

 グランドマスターであるリードがエスリメに住むので、強制的に冒険者ギルド本部もここに移転することになったのだ。


 パーティーの後もリードは職員たちに反対されたらしい。

 そりゃ動機が娯楽だからなあ。

 だが、リードはその場で職員たちに反論。


 エスリメはテレポートゲートのおかげでどこの国にでも短時間で行ける為便利であるので、多くの冒険者が移動に利用している。


 冒険者ギルド本部は各国の高難度依頼が集まる場所、ならば国と国との中継点のエスリメに置いた方が以前本部があった場所よりも、依頼を受ける冒険者たちの時間のロスが少なく済む。


 そしてエスリメ国内では犯罪を起こすこと自体が難しいため、トラブルに巻き込まれる可能性が低い等、言って説き伏せた。


 最初は渋々付いてきた職員たちもエスリメの食事や文化を気に入ってくれているらしい。

 リードはたまりに溜まった有給を使って遊んでいる。

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