表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

144/443

各国の代表

 会場に居るみんな礼服だけど、食べ物のとり方でそいつの身分が想像できた。

 興味深そうに一品ずつ食べてるのが王族や貴族、料理の味付けや調理法についてヒューマンスライムに聞いてるのは商人、見境なくがっついてるのが冒険者だ。


「よう、ユースケ」


「ジェノルムか。ギルドはどうだった?」


「十階建てなんて聞いてねえぞ!最高じゃねえか!」


 喜んでもらえて何よりだ。怒ったような口調だったからビビった。

 今気づいたけどセラン王はクレイジー聖女を国においてきたみたいだ。


 当たり前か。確実に速攻で国際問題になる。

 もし連れてきてたら入国拒否してた。


 ジェノルムをきっかけに次々と各国の代表が挨拶をしてきた。

 まずエスリメが国の中にあるガタカ国王、恰幅が良く人の良さそうなおじさんだ。

 王様たちの中で一番料理を食べていた。


 次にセラン国王。ジョーカーとのバトル時に王女を逃してしまったことを謝罪してきたので笑って許した。

 あれは誰に責任があるという話じゃない。災害だ。


 ダルシメン連邦の首長は20代くらいの青年だ。若いのに選挙で選ばれるなんてすごいな。

 聞いたところによると、天才と呼ばれていて画期的な事業で成功して莫大な財産を築いているそうだ。


 ストリア連合の連合長はムキムキマッチョマン。もうすぐ50代になろうかというのに筋肉に衰えが見られない。

 午前中に行ったトレーニングジムが痛く気に入ったらしい。ぜひ筋トレ器具を購入してほしい。


 クロノ帝国の皇帝は木の枝のように痩せ細った老人であったが、目つきが鋭く常にナイフを突きつけられてるような錯覚をした。

 軽く二言三言話しただけだったが、何か測られてるような感じがして落ち着かなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ