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親バカ

「建国宣言?」


「はい。すべての区画も一通り出来上がりましたし、周辺国を招いて正式に国となることを宣言するのです」


 ギランに赤ちゃんたちを任せられるようになった俺は均と協力して遂に全ての区画を完成させたのだ。

 あとは住民たちからテレポートゲートの設置要請を聞いて国内に随時設置していくだけだ。


「式は大々的に行いましょう。各国王族、貴族、ギルドのグランドマスター、商人、冒険者をたくさん招待します」


「……………………そうか!知名度を上げるんだな」


 ギルドは独自の情報網があるし、商人、冒険者は世界中を旅する職業だ。

 絶好の広告塔になってくれるだろう。


「その通りです。ジェノルムさんにこのことを伝えてきてください」


「分かった。孔明は各国の大使に言ってくれ」


「分かりました」


「だぁー」


「どうしたどうした?ああオムツね」


「世話係見つけたんじゃないですか?」


「一人で十何人も見れるわけ無いでしょ!少しは考えろ!」 


「あ、はい。すみませんでした」


 今までも俺一人で世話をしてきた訳じゃない。均とコアちゃんが手伝ってくれていたから一人で六、七人くらい世話していた計算になる。


 ギランが来たおかげで一人につき四、五人をあやせばいいことになったから大助かりだ。

 普段からコアちゃんと一緒に赤ちゃんを十人以上連れていたせいで大使の人たちに俺の実子かと思われたこともあったからな。


「バァーパ」


「あ!ねぇ孔明聞いた!キノンがパーパだって!なぁ今パーパって言ったぞ!この子は天才だ!」


 孔明は降参と両手を上げながら言った。


「孔明おじさん子供好きじゃないんだってー。早くジェノルムのところに行こうなー」


「ういー!」


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