表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

113/443

スパルタマスターソード

 孔明がダンジョンに来て三日、彼はずっとオフィスに籠もって資料を読み漁っている。


 弟の均はずっとPCでFPSゲームをやっていて、未来予測を使って無双していた。

 それチートと変わらないんじゃないか?


「お?どうした坊主」


 俺が食堂を通ると、マスターソードが先に飯を食っていた。

 空の丼がいくつもある。

 スライムの無限の胃袋のお陰だな。


「マスターソードか。ちょっとモンスターたちの様子でも見に行こうと思ってな」


「あああいつらか。中々鍛えがいあったぜ。そういやあ進化してたな」


 鍛えたのか⁉しかも進化させたなんて……。

 ドラドラたちを見に行くと、全員一段階進化していた。


 ドラドラはビッグドラゴン、リーヴァはリヴァイア先輩、ヤキトリはファニックスだ。

 他の最終進化がSランクを超える有望株モンスターたちも、C〜Bランク程度まで進化している。


「どんなハードな訓練したんだよ……」


「瀕死になるまで俺様とタイマン」


「うっわー」


 ドラドラたち可哀想に……心なしか目が死んでる気がする。


「ドラドラたちにはそろそろ自分のフロアを持たせるかな」


 そう言うと、ドラドラたちは先程まで死んでいた目を輝かせて俺にすり寄ってきた。

 ドラドラは鱗が痛くて、リーヴァは締付けが苦しくて、ヤキトリは熱い。

 もう一回進化してじゃれてきたら俺は多分死ぬな。


 数日後、ドラドラには草原と山脈広がる広大なフロア、リーヴァには瀬戸内海くらいのサイズの海フロア、ヤキトリには火山のあるフロアを与えた。


 ドラドラとヤキトリは広さはこれでもう完成だが、リーヴァは進化してくと瀬戸内海くらいじゃ狭くなるかもしれないから拡張の余地を残した場所に作った。


 リヴァイアサンってとにかくでかいってイメージがある。

 どれだけ大きくすれば良いのやら。


 まあ、三匹共快適そうにしているので何よりだ。やっぱり自分の家があるのと無いのとじゃあモチベーションが違うからな。これからも訓練頑張れ。


 頑張ってるモンスタースライムたちに敬礼!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ