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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

陰猫(改)のオリジナルや二次創作の短編

全力で陰猫(改)の混沌神を受け止めて

作者: 陰猫(改)

 人間が宇宙と言う概念を持ち、平行世界や異世界などの想像や理論を語るのを聞きながら私は考える。

 人間って変な所で計算したり、推測したり、実証したりするの好きだな、と……。

 人間が恐竜と呼ぶ生物がいた時代みたく、隕石落とさずに見てた結果、面白いものが沢山見れた。

 その中でも物語を書く人間や理論を語る人間達の発想は面白い。

 本当に同じ個体なんだろうか?


 戦争から平和と言う概念を産んだ事位に興味深い。


 だから、ちょっと試してみたくなった。


 私と言う存在をどう消化するのかを……。


 え?私が誰かって?


 そうだな~。


 分かりやすく説明するなら枝分かれした分岐の一番最初の始点に位置する宇宙で産まれた最初の意思かな?


 クトゥルー神話の外宇宙?


 あんなのがまだなくて、無から産まれた宇宙が一つしかなかった時の存在なき存在。

 もっと分かりやすく例えるなら平行世界と言う無数の合わせ鏡を見ているモノってところかな?


 ーーあ!


 今、何言ってんだ、こいつ?ーーとか思ったでしょ!?


 もう!なら、最原の初にして有無を司る存在って言えば、良い?


 ーーえ?これでも解らない?


 もう良いよ!カオスーーは何か嫌だから、護御霊葵まもりみたま あおいとでも呼んで!


 ーーともかく、私は無数の宇宙を創っては壊し、創っては壊しを繰り返していた。

 惑星や生命なんかもちょちょいと創って銀河にしたりなんかもして来た。

 でも、ある時、ちょっと思ったんだよね?


 あれ?ネタ切れじゃない?ーーって?


 いやね、太陽とか人間で言う不可説不可説転以上は創ったし、惑星の分岐や生命の分岐とか知恵の有無とかのきっかけは人間の数値じゃ無理な位に作ったよ?

 ちょっと作り過ぎたかなと思った位に作ったよ?

 ただね?ーー次の生命とか惑星を考えるネタに詰まったの。

 だから、今まで創った知恵を持つ生命からアイデアを貰おうと思った訳。


 ーーで、覗いてみたら、意外と面白いの。


 例えるなら、人間が興味持った動画を見る感じ?ーーあんな感じで没頭したの。

 で、それを見ている内にこんな世界に私を放り込んだら、もっと面白くなるかな?ーーと思った訳よ?


 ーーと言う訳で私は生命に姿を変えて、主人公に成りきって自分が創った魔王とか勇者とかと戦ったんだよね?


『な、なんだ、お前は!

 この私がああああぁぁぁーーっっ!!』

『そ、そんなこいつ、つよーーぎゃあああああぁぁぁーーっっ!!』


 ーーとか言わせながら、あそんーーゲフン!ゲフン!ーー戦った訳だよ。

 で、最後は綺麗にお片付けーー人間の言う太陽って星が蒸発する光を発して、宇宙まるっと大掃除したんだ。


 こう見えても、私、創るのと片付けるのが得意なの。


 でも、最近、思うんだよね?


 これって自分で創ったモノを壊して遊んでいるだけだから、私の一人遊びじゃないって?


 ーーと言うか、戦争とかしてないで私の為にネタとか作れよ、生命。


 そんな風に遊びながらーーああ。もう訂正するのも面倒臭くなって来たーー生命を作ってたら、不完全な存在ーー人間と言う生命が産まれたの。

 最初は「ああ。やっちゃったな」とか思ってたら、なんか関係ないものを作り出し始めたんだよね?


 例えば、自分に逆らうAIとか作るってのは誰得とか?

 他にも「自分は神だ!この手で人間を根絶やしにしてやる!」とか?


 なんか、もうね?ーー破天荒過ぎて面白いの。まさに失敗の産物?

 私はそんな人間達を量産して遊んでいる。


 おかげでスランプも解消されたし、もう至れり尽くせりなの。

 だから、そろそろ、また遊んでも良いかなって思ったんだよね?


 こんな私だけど、受け止めてね、人間!

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