第三話 屋上の神様
少奇が勝負を持ちかけてきた、奏は不思議そうな顔をした。
「良いわよ、何で勝負するの?」
「簡単だ」
少奇は校庭が見える柵の方を向いて春の実感が残ってる校庭でサッカーをしてる人に指を指した、奏も柵に近ずき指された人をみた。
「彼、初心者が見ても上手くないと分かるぐらい上手じゃない」
彼が言った人、確かに今校庭でサッカーしてる人の中で一番下手だった、でも食らい付いてる負けないように、暑い時に風も吹かない無風の中汗をながして頑張っていた。
「[彼が自分でゴールを決められるか]で勝負しよう」
「勝った方が負けた方に何でも一つだけ命令する、その命令は絶対な」
「・・・良いわよ」
彼がそう言った後サッカーをしてる彼を見た、無理だと思った、さすがに実力が違い過ぎる確かに頑張って汗をながし食らい付いても、その場での努力には限界がある残念だけど・・・。
「・・無理ね・・・残念だけど,,,」
奏が小さい声で言った、少奇は奏の顔をみて。
「じゃあ僕はその反対ね、彼がボールを持ったら勝負開始だ」
言った直後にその彼がボール持った、二人の男子が彼の前にたつ、それを見ていた奏は、やっぱりと思ってしまった・・・でも隣で見ていた少奇が小さな声で「来る・・・」と言ったように奏は聞こえた。
すると、サッカーしている彼の後ろから強い風が砂を巻き上げ吹き荒れる、彼は砂で視界が悪くなった時に二人を抜いてゴールにたどり着いてシュートをした、キーパーは止めようとしたけどキーパーの足が縺れて上手く跳べなくボールまで手がとどかなかった、ボールは吸い込まれるようにゴールえと入ってた。
「はい、僕の勝ちね」
少奇いつもどうりの声で言っても奏は、色々な事が起こりすぎて驚いて止まっていた。
え、今風が吹いた、さっきまで無風だったのに、しかもさっき[来る]とか言はなかった、風が来ること解ってたの・・・。
「今何で風が来るって解ったの・・・」
「解らなかったよ、でも勝つのは解ってた」
知りたそうに少奇の方を見つめていた、少奇は真剣な表情をしながら空を見つめて言った、奏の視せんに築いて少し見て苦笑いをして呟く。
「神様が見えたからからだよ」
また、神様と言った、でも何でだろう、私はこの言葉が嫌いだでも彼もこの言葉を嫌ってるように見えた。
「何で、あなたはそんな・・・」
話していると少奇は黒い静かな瞳で奏の目を覗き見るように目を合はせる、喋ろうとしていた奏はビックリしてしまい最後まで言えなかった。
「じゃあ、僕のお願いを聞いてもらいますか?」
「な、何を・・お願いするの?私に?」
人差し指を上に指して、奏より身長の高い少奇が奏と向かい合うように顔を見て、ニッコリと笑った。
「胸を触らせて♪」
「?・・・・・!?、!!!!」
少し時間が止まって数秒後内容を理解した奏はビックリして、後ろに下がる、顔を少し赤くして恥ずかしそうに胸を隠し黙ってしまった。
「ほら、あなたそこそこ胸あるし、青春の思いでとしてやっとこうかなーと・・・あと、美人だし(ニッコ)」
少奇は少し笑いながら言ったので、さらに顔が赤くなり目も真ん丸となってうつ向いてしまった。
「・・・冗談だよ、そんなに可愛い反応だとまたいじりたくなる」
また、まぶしい笑顔をする、その言葉を聞いて恥ずかしくなってしまい、後ろに後退りして躓いてしまった、そして空を見るように倒れてしまった。
「だいちょうぶ?頭とか打ってない?」
上から覗き見て聞いてきた、眩しそうにして片方の目を手の甲で隠た、変な気持ちになっていた。
何で今、こいつを正面が見れないんだろ、笑顔が眩しいから?何か光ってるように見えるから?多分こいつが春の日差しと重なるように覗いてるから?うん・・・多分そうだ。
少奇が自然と手を伸ばしてくれた。
「立てるかい?」
「えぇ、ありがとう」
伸ばしてくれた手を取って起き上がる。
「本当の願いを言うよ、今日の放課後この屋上で会おう二人で、そして何気ない事を話そう、何でも良い僕は君と話がしたい」
私は、繋いでいた手を見てため息をつく、春の日差しに青い空涼しい風も、最初来たとき良いなと思ったのにそれを味はう時もなく・・・。
「嫌よ、あんたみたいな変態変人と放課後過ごすなんて」
繋いでいた手を離して、扉に戻るさいに静寂がのこる。
「まあ、でも一度ぐらいなら良いはよ」
奏は、振り返って少し微笑んだ。
彼女の言葉と黒い髪、春の心地いい風が少奇を驚かせる、風て棚引いた髪が綺麗に光を帯びて、その不思議な物を持つものは屋上から去っていった。
二人の生活はここから始まる、少し異常でそして、不思議な一年がーーー。