表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真っ白な狼少年  作者: 高橋 幸桜
1/3

第一話 雨の日に子犬と神様

どうも高橋 幸桜です、始めてあげるので暖かい目で見てくださるとありがたいです、内容も短いので気長に待ってください。

 別に、大した理由は特にこれと言ってない、ただいたらどんな感じなんだろうと不意に空を見てしまうだけで・・・


 小さい頃から、本で“神様”と出るのできっといるのだろうなと思っていた、だって祈ったり、お供え物したり、お礼参りするぐらいだからいるんだろと・・・


 そして皆、神様に許しを請うだからきっと偉い人、尊敬される人、何て勝手に思ってた・・・そう、そして今僕は神様の存在を・・・


 春の花びらと調度いい風が春が来たと実感させている中で「また、高校か」呟く女子がいた。


 彼女は【横井(よこい) (かな)】と言った、綺麗な彼女は一年の頃から話すのが得意じゃなくて友達は少ないでも努力家で成績もよく運動もできる方であったまあ、よくいる女子。


 今年から高校二年生、門の前で校舎を見つめ、門から校内に入る下駄箱の所に向かって歩きだす、顔見知りとすれ違うと「おはよう」と挨拶してくれる、私も「おはようと」笑顔で返す。


 そして玄関に蟻の穴に入る蟻のような人混みの中を何となく見回す、すると一人だけ頭の先がちょこんと出ている人がいた、その高さと髪を見て「でかくて綺麗な白い髪」最初はそう思った。


 私は新たな教室に入り見回す顔見知りもいて安心した、でも二年間も学校にいて三年生と言う実感も薄かった、でもそのなかでも一人だけ目立つ男子がいた、綺麗な顔と髪、一言で言うと“綺麗”と感じた、自分の机が真ん中の一番後ろだったのでそこに座る。


 とよって来て「おはよう」と大きく目を開けて声をかけてくれたのわ、私の友達【愛澤(あいざわ) (かおる)】小学生の頃からの友達でいつも二人で遊んでいたとても元気な奴で、オタク?て言うものらしい、そしてとても情報通だ。


「おはよう、今年も同じクラスだな」


「そうだね~」


「春だって言うのに、天気予報では大雨だって言うし」


そう、桜も綺麗に咲いてい青空も日差しも出ているのに、今日の天気予報は季節外れの大雨とされニュースにもなっていた、桜の花も雨で散ってしまうと言う。


 話してると薫がニヤリと笑い目を細めて聞いてきた。


「ねぇ、あの男子知ってる?、あんな男子始めて見たよ」


「誰の事?」


「彼だよ彼、あの転校生、カッコいいよね何かあのふ陰気もう女子は皆メロメロだよ・・・男子は彼よりあなたを気にしてるみたいだけど」


「ふん~、そうなんだ」


 興味がないので冷たく返してしまったが、改めて見るとそんなふ陰気だ、白い肌と鋭い目でも恐くない不思議な目、そしてあの黒色の瞳、多分宝石てあんな感じなんだろうなと感じた、全体が何かに照らされているみたいなそんなふ陰気だ・・・何か神様?なんて思ってしまった。


「あれ、興味ない感じ?」


「まーねー」


「まあ、あなたは努力の化身だからね~、努力以外興味ないか~」


「何その言い方・・・」


 そう、私は小さい頃から頑張ってきた、実際にテストでもいつも上位の成績で部活だって練習を頑張ったから、大会でもいい成果をだしてる、だから奇跡とか運が良いとかそんなのを信じいない・・・


「まあ、あんたも二年なんだから、美人なんだし彼氏ぐらい作ったらどうなのさ?」


「いいよ別に、私そんな興味ないし美人じゃないし」


 話していると先生が入ってきた、先生が来たので皆席に戻る。


 薫の机は廊下側の真ん中辺りにあった、彼の机は窓側の後ろのほうか、ちょと遠いかな・・・


「はーい、今日から担任だよろしくな~」


 言って入ってきたのは感じのいい、女の子先生だった。


「じゃ、自己紹介してくぞー、一人一言何か言ってけ」


 クラスからは「えぇー」と声が多かった、と言はれ一人一人自己紹介をしていくなか、薫の番に、すると薫が立ち上がり机にそっと手をおいて、一呼吸おいて急に大きな声で自己紹介をした。


「私は愛澤 薫です年齢は皆と同じで好きな教科は保健体育です特に・・・おっと失礼とあそこにいる黒い髪の美少女の友達です!!!」


 私の方に指をさして言ったので驚いて「えぇ!!」と声が出てしまった、恥ずかしい・・・ふと彼を見る、彼は窓の外を見たまま動かない。


 まあ、順調に自己紹介していき私の番になった、まあ立ち上がって。


「えぇと、横井 奏ですよろしくお願いします」


 と無難に自己紹介をした、彼は・・・外を見たままだった。


 一人一人自己紹介をしていって窓側の列になり最後の人に、彼だ。


「おーい、最後の男子?自己紹介してくれないか?」


 先生が言うと彼は話を聞いていなかったのか前の先生と黒板を見て、周りを見回す、そして立ち上がり頭から爪先までがますぐになり、ますますその綺麗な神様見たいな人が喋りだした。


「えっと、転校してきた【天堂 (てんどう)少綺(しょうき)】です、よろしく」


 空気に消えてくような声で喋った、でもそう言って座ろうとするので先生が「おい、何か一言」といた、彼は少し考えてからこう言った。


「えぇーと、皆さん・・・」


 綺麗な目で、周りを見てから前を向いて。


「神様て信じますか?」


「・・え・・・」


 私は、驚いて彼を見つめてしまった、見つめたまま目が離せなくなった、何故かと言はれたら解らない、けど何だか懐かしい気がする。


 朝の自己紹介も終えて、帰る時間になって天気予報どうりに大雨が降った。


 雨音が教室の窓越しからでも音が聞こえそうで、曇った空と暗い外大きな水溜まりで池みたいになった校庭を見ていた、明るい教室からは帰る人や雨が少しでも弱くなるのを待ってクラスの人と話している人がいる。


 机に掛けてあった自分の荷物を持って騒がしい教室から廊下に向かう。


「桜咲いてるのちゃんと見たかったな」


 教室から廊下に出ると他クラスの人が話していた、私は窓から見える散っていく桜を見つめながら少し歩き階段を降りて下駄箱まで行く。


 帰りはいつもだったら薫と一緒に帰るのだが、先生に届け物があるから遅れると言って、先に下駄箱に行き玄関で待ってるつもりだ。


下駄箱から、靴を取り出して履いていた上履きを入れたふと男子の下駄箱を少し見る、男子の靴はまだ多く残っていた一つだけ靴がなかった。


「へー、早く帰る男子もいるんだ」


と呟いていると、薫が廊下を走って来た。


「ごめーん、待った?」


「ぜんぜん、じゃあ帰ろうか」


靴を履いて傘立てから自分の赤い傘を取り出す、玄関で暗い空と校庭の池を眺めながら、傘を開きレンガの道を歩いて門を出る。


真っ直ぐ歩くて帰る、自分の傘に当たる雨の音、地面に落ちる音、家から聞こえる笑い声、音が耳に馴染むそんな気がした、すると隣から薫の元気よく鼻歌を歌っていた。


「そんなに、雨好きだったけ?」」


「ん?違うよ奏と一緒帰るのが久しぶりだから、嬉しく」


そんな事で元気に鼻歌が歌えるなら良かったと思った。


歩いていると分かれ道で薫とはここで別れる、雨の中元気のいい笑顔で手を振ってくれる友達を見たら少し元気がてで来た。


「じぁな~、とっつあん!!」


「誰がとっつあんだ・・・」


薫と別れて道を歩いて行くと大通りにでる車が通り、タイヤが水を飛ばし音をたてながら通って行く、この大雨だと言うのに店は営業していて、窓からの光を見ながら店の前を通る。


帰る途中にそこそこ大きいな公園がある、その公園の前を通る時中を見てみると傘も指さずに座り込んでいる男子高校生がいた。


「あの制服・・・、うちの学校?」


気になりよく見るとダンボールに入った子犬を見ていた、ずぶ濡れになりながら子犬を撫でていた。


何よ、あれまるで捨てられた子犬が二匹いるみたいじゃない。


見てると頬って置けなくなったので、近くに行き自分の指してる傘を差し出す。


「なにやってんの、あんた何で傘を指してないの」


「傘忘れたか・・・」


「・・・だから指してないし、ずぶ濡れなの?」


「・・・うん、そう」


こいつアホかと思った、でも座って小さい背中を見ていたらムカついた。


あー、こいつムカツク・・・、でもこいつ子犬を・・・。


「ちょと、来て」


座っていた、首袖を掴み引っ張るビックリした様子で子犬を抱え、屋ねとベンチがあるところまで引っ張った。


指していた傘を閉じて、学生カバンからタオルを取り出す。


「はい、これ使ったら」


「・・・」


彼は出されたタオルをじっと見つめた、濡れた髪から水が滴りながら見つめた、少し間があったけど小さな声で。


「・・・入らない。」


「は?、何で?」


「濡れるの好きだから・・・。」


「濡れるの好きでも、風邪を引くのも好きなの?、・・・ほら使いなさい、子犬も風邪を引くでしょ。」


「!?、・・・ありがとう、洗って返すよ。」


ビックリした表情でタオルを受け取った、子犬を先にふいて後に自分の髪をふく。


その行動を見てどこまでもお人好しだと思った、その姿を見て一つ気になった事があった。


「あんたさ、傘を忘れたんだよね?」


「そうだよ?」


「という事は・・・。また、濡れて帰るんだよね・・・」


「そうなるかな・・・?」


苦笑いしながら返事をした、奏は頭を抱えため息をつく、すると何かを思い出したようで学生カバンの中を探る、すると何かを取り出した。


「はい、これ折りたたみ傘使って。」






どうでしたか、1話めなので短めです、多分これからも短めですがよろしくお願いします。

字の間違、意味が違ったりなどの指摘はどんどんしてください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ