お兄ちゃんの決断
末期がんだと診断された兄、隆
母さんが帰り一人になった隆はただただ泣くことしか出来なかった悠斗にどう伝えればいいのか父さんにどう伝えればいいのか友達やいろんな人にどう伝えればいいのかその事だけで頭がいっぱいだった。
宣告を受けた翌日から抗がん剤の点滴が開始される毎日髪の毛は抜け落ちるは吐き気はするはで嫌気をさした隆は先生に抗がん剤の点滴を辞めたいと伝える
その時、志賀医者は隆に助かる方法があると告げる
その方法とは何なのか?隆はどちらの選択をするのか?
母さんが帰ってからずーっと泣き続けたけば時午後2時を回っていた僕はそろそろ悠斗が来る時間だと思ったので涙を吹いて待つことにしたテレビを見ながら待ってるとコンコンっと言うノックの音がした
兄「はーいどうぞ」
僕「お兄ちゃん僕だよ遅くなってごめんね」
兄「いいよお前は今年大事な時期なんだからな」
僕「ありがとうそれでどう体調は?」
兄「あぁ、だいぶいいよきのうよりかわな」
僕「そぅ、なら良かった僕も安心したよ」
兄「あぁ、それでな悠斗疲れて帰ってきたところ悪いんだが兄ちゃんから大事な話があるんだ」
僕「ん?大事な話って何?」
兄「実はな昨日兄ちゃん吐血したよなそれで搬送されてきた時に志賀先生が色々調べたらしいんだそれで兄ちゃんの病気がわかったんだ悠斗も知ってると思うけどガンなんだってそれでガンにもステージがあって兄ちゃんの場合一番悪いステージ5末期がんなんだってそれでだ兄ちゃんいつまでもつかわからないけど悠斗母さんや父さんと頑張ってな」
僕「え.....そんななんでいきなり兄ちゃんあんなに頑張っていたのに僕に優しく接してくれたのにやだよお兄ちゃんが死ねわけ無い絶対嫌だ」
兄「悠斗お前の気持ちはわかるでもな仕方ないんだ助かる方法は無いんだから悠斗受験頑張るんだぞお兄ちゃんもし持たなくても応援してるからな」
僕「お兄ちゃん嫌だ死なないでお願い」
兄「......悠斗ごめんな今日はもぅ帰れ兄ちゃん一人になりたいんだ」
僕「嫌だお兄ちゃんと一緒にいる絶対離れない絶対.....離れたくない」
兄「悠斗お願いだ明日また来ていいからなぁ?
」
僕「わかったじゃあ明日必ずまた来るから兄ちゃん死なないでよ......」
兄「あぁ、大丈夫だ兄ちゃん必ず待ってるからな」
そして僕はお兄ちゃんの病室を後にした。僕は自転車で帰ったそして母さんにただいまと告げ僕たちの部屋へと向った扉をあけて部屋に入った瞬間一瞬で涙が溢れた僕は大声をあげて泣いた泣いて泣いて泣き続けた気づいたら夕飯の時間まで泣いていた
その時俺はというと夕飯を食べていた
そして夕飯を済ませた頃志賀先生が来た
先生「隆くん明日から抗がん剤の点滴はじめるからね隆くん知っているかもしれないけど抗がん剤の副作用でひどい吐き気はするし髪は抜け落ちるけど頑張ってね」
兄「はいわかりました」
そして僕は就寝時間までテレビを見た
就寝時間になり僕はねることにした。翌朝、僕は朝食をとり親友の隆也に電話することにした
プルルルルプルルルルプルルルルピッ
兄「もしもし、隆也か?」
隆也「うんそうだよ隆どうしたんだよ金曜日学校休んでお前心配したんだぞ」
兄「あー親公認でな悠斗と遊園地行ったんだよ先生には連絡したんだけどな隆也に連絡するの忘れてた」
隆也「おい酷いじゃんかよ親友の俺を忘れるなんて全く絶交するぞ笑」
兄「おい、勘弁してくれよ隆也に絶交されたら俺悲しいじゃんかよ」
隆也「あははは冗談だよお前と絶交なんかするわけ無いだろ」
兄「良かった焦ったわ」
隆也「おぅ、大丈夫だから安心しろ笑。それでどうしたんだ今日は?」
兄「おぅ、ちょっとな隆也に大事な話があるんだ実はな俺いま病院で入院してるんだ金曜日の日に吐血して倒れてな」
隆也「え?大丈夫なのかよー」
兄「それでなお前の家の近くのK 病院に入院してるんだ悪いんだけど直に会って話したいから来てくれないか?」
隆也「おい、お前なんで昨日連絡しないんだよ当たり前だろ今すぐ行ってやるよ何号棟の何号室だよ」
兄「ありがとう隆也3号棟の5階506号室個室だからあ、今日13:00に母さんが来るんだ母さんに言っておくから一緒に上がってきたら?」
隆也「うんそうするよそれじゃあ、また後でな」
そうして電話を切った電話を切ったあとに看護師さんが来た。
看護師「隆くん先生から聞いてるかもしれないけど今日から抗がん剤の点滴はじめるからね。それで副作用で吐き気と脱毛が起きるけど頑張ろうね抗がん剤の点滴中は誰かしら看護師がつくからそれじゃあ、針刺すからね」
こうして抗がん剤の点滴が始まった。点滴を初めて副作用が出てきた
兄「うーげーゴホゴホげーげーげー」
看護師「隆くん頑張ってもぅ、少しで終わるからね」
俺は、吐き気と戦いながら一回目の投与を済ませたその間、看護師さんはずーっと僕について背中をさすってくれた時間は12時になっていた僕は昼を済ませ母さん、隆也、悠斗が来るのを待っていた。時間は1時コンコン
母「隆来たわよ、隆也くんと悠斗も来たわよ」
僕「お兄ちゃん大丈夫?」
隆也「おぅ、隆大丈夫かゴメンな遅くなって」
兄「あぁ、みんなありがとう大丈夫だよ」
隆也「それにしても悠斗君大きくなったなあんなに小さかったのにな」
僕「そう?あまり変わってない気がする」
兄「あははは自分ではわからないんだよお前よく遊んでもらったんだぞ隆也に」
僕「覚えてるよ笑」
兄「そうかならよかった母さん悪いんだけど少し席外してくれる?隆也とちょっと二人で話したいんだ。悠斗も母さんと一緒にいて?すぐ終わるから」
母「わかったわ悠斗いらっしゃい」
兄「悪いね二人とも」
そして僕は二人に席を外してもらい隆也と二人きりで話すことにした
隆也「それでどうしたんだ大事な話っ?」
兄「それでな電話でも話したけど金曜日吐血して倒れたんだそれで、いろんな検査をして調べたらしいんだそしたらな......ガンだったんだそれも最も悪いステージ5末期がんだと診断されたそれで今日から抗がん剤の点滴が始まったんだ」
隆也「え、末期がんっていつ死ぬか分からないって事だよなどうしてそんな急に......あんなに元気だったじゃないか.....」
兄「俺にもわからないそれでお願いがあるんだもしも、俺に何かあったらあいつのことを支えてやって欲しいんだあいつ俺たちと同じ高校受けるって今頑張ってるあいつに何かあったら隆也頼むな」
隆也「今からそんな何かあったらなんて考えるなよ今は、みんなのためにせっいっぱい生きてくれよ」
兄「わかった隆也悪かったなぁ隆也悪いけど2人呼んできてくれ」
そうして隆也は二人を呼んできてくれたそして皆でいろんな話をした時間を気付けば夕飯の時間になっていた
母「さて、私達もそろそろお腹減ったし帰りましょうか」
僕「うんそうだねお兄ちゃんも疲れてるだろうし」
母「隆也君どうする?隆也君がよければ一週間ぐらい家に泊まって行ったら?」
隆也「いいんですかありがとうございます 」
母「ええいいわよそれじゃあ帰りましょじゃあ隆また明日来るわね」
兄「うんわかった」
そうしてみんなは帰った隆也には俺らの部屋使っていいからなとだけ伝えたそうして僕は毎日抗がん剤を点滴を受け皆が面会に来て夕飯を取り就寝時間になればねるそれの繰り返しを1週間も続けたその時にはもう髪の毛はほとんど無くなっていた。そして、8日目の朝僕は先生にこう告げる
先生「おはよう隆くん」
兄「先生おはよう先生髪の毛全部抜け落ちちゃったもうやだ死んでもいいから抗がん剤辞めたいねぇ先生もう辞めさせて」
先生「そうかじゃあ抗がん剤は少しお休みにしようその代わり隆くんの命を先生に救わせてくれないか?先生から提案があるんだ」
兄「提案?先生提案って何?」
先生「隆くん先生が間違っていたごめんなさい隆くん抗がん剤頑張ってくれたからこれなら摘出手術ができるんだそれを先生にやらせて欲しい隆くんの命を少しでも伸ばしてあげたいんだ」
兄「先生それをすれば僕は死なないの?」
先生「そうとは言えないこの手術には条件が悪いんだまず、費用がかかること、5年立たないと再発するかしないかはわからないこと、そうしてもし再発したらもう手の施しようがない事この三つの条件があるんだ」
兄「先生わかった僕に明日までじかんくれない?母さんや父さんや弟とちゃんと話して決めたいんだ」
先生「わかった明日の昼お母さんが面会来た時に隆くんの気持ちを聞かせてくれ」
そう言って先生は病室を後にした僕はかんがえた再発する可能性もあるけど悠斗、母さん、父さん、隆也、いろんな人とできるだけ長く一緒に生きたいけど、費用がかかるまた父さんや母さんに迷惑をかけてしまう悠斗だって僕と同じ高校じゃなくてももっといい高校受験できるのに出来なくなってしまう僕はどうしたらいいんだ......僕は考えたみんなが来るまでずーっとかんがえたそして11:00になった頃皆でお見舞いに来た
母「隆みんな来たわよ」
父「隆ごめんずーっと来れなくて母さんから聞いた大丈夫か?」
僕「お兄ちゃん大丈夫?」
兄「母さん父さん悠斗ありがとう大丈夫だよ。ねぇ、ちょっと悠斗と二人にしてくれない?二人て話したいことがあるんだ」
父、母「そうか、わかった」
僕「ねぇ兄ちゃんどうしたの?」
兄「実はな兄ちゃんちょっとだけど長く生きれるかも知れないんだ」
僕「本当に?」
兄「うん今朝先生に言われたんだ摘出手術ができるんだってでも条件が悪いんだ費用がかかること、5年立たないと再発するかしないかはわからないこと、もし再発したらもう手の施しようがない事この三つの条件があるんだってしかも、お前をいい高校に通わせてもらえないかもしれないそれでもお前は兄ちゃんに長く生きて欲しいか?」
僕「当たり前でしょ何聞いてるの馬鹿でしょお兄ちゃん大体僕はお兄ちゃんと同じ高校に行くって言ってるじゃんちょっと待ってて母ちゃんと父ちゃんに言ってくる」
そうして悠斗は全て二人に話してくれた
母「隆あなたはどうしたいの?」
父「そうだ父さんや母さんが受けて欲しいと思ったって隆お前本人が受ける気ないなら受けない方がいい」
兄「............」
父「そうだ明日決断するんだろ今日一日考えなさいそうして明日お前の気持ちを聞かせてくれ明日父さんも有休取ってくるから」
兄「うんわかった」
そう言って、父さんと母さんは帰っていった
僕「お兄ちゃん受けてよ母ちゃんと父ちゃんがお金のことなら心配するなって言ってたよ僕はお兄ちゃんと一緒にいたい」
兄「悠斗 涙 お兄ちゃん嬉しいよ悠斗ちょっと兄ちゃんの隣座ってみ」
僕「うん笑やったーぎゅー」
兄「悠斗暑いよ笑 こうみてみると本当に大きくなったな悠斗兄ちゃん決めた手術受けるよ母さんと父さんには内緒だよ」
僕「やったーありがとうお兄ちゃん頑張ってね」
こうして、僕は手術を受けることにした明日母さんと父さんや先生にそう告げることにした
兄「悠斗お前ご飯どうする?この時間だからコンビニかどこかで買ってきてここで食べるか?」
僕「ん?実はね今日母ちゃんに面会時間終了まで兄ちゃんと居たいからって弁当作ってもらってきたから大丈夫だよ」
兄「そうかそうかよしじゃあ食べよう」
そうして僕らは夕食をとり時間になったので僕は帰ることにしたそうして悠斗が帰り僕は少し疲れたのか直ぐに寝てしまったそして翌朝08:00に起きて僕は母さんと父さんと先生が来るのを待っていた時間は11:00になりまず先生が来た
兄「先生おはよう笑」
先生「お、隆くんおはよう今日は元気そうだね笑」
兄「うん先生に大事な話があるんだ父さんと母さんにも話したいからきたらはなすね」
その時だった父さんと母さんが来た
母「隆どうしたのニコニコして」
兄「エヘヘちょっとね笑」
先生「それで先生に大事な話って?」
兄「先生に僕の命を預けるよ僕手術受けます悠斗や母さんや父さんと少しでも長く一緒にいたいからそれに僕3人のお兄ちゃんになるからそうでしょ父さん母さん」
母「え?誰から聞いたの?」
兄「悠斗から聞いた悠斗嬉しそうだったよ僕もやっとお兄ちゃんになるんだってね」
父「悠斗のやつ兄ちゃんには内緒だぞって言ったのに」
先生「やったね隆くんお母さんおめでとうございますそれで嬉しい話があったところで手術の説明に入りたいんですがよろしいですか?」
兄、父、母「はい」
先生「それでは隆くんからも聞いているかもしれませんが隆くん抗がん剤を頑張ってくれたおかげでガンのサイズが小さくなりましたそれで今回の手術は摘出手術となりますただしこの手術をしても必ず治るという訳ではありません再発する可能性もありますそれは5年経たないとわかりませんそしてもし再発したら私はできる限りの治療はしますが恐らく余命宣告をしなければなりませんしかし再発しなければ極めて再発する可能性は低くなります今回の手術私が執刀します全力を尽くします私からの説明は以上となりますが質問などはありますか?」
兄「先生術後再発する確率は?」
先生「隆くん大体五分五分だと思っていて他には大丈夫?」
父、母「先生宜しくお願いします」
こうして僕は手術を受けることになった手術日は8/6に決まった僕はそれまで7/30~点滴を中断することになった
助かる方法はとは摘出手術だった。
ただし費用はかかるし手術したその後は良くても何年後かに再発するかのせいはあると説明を受ける父と母はあなたが好きな方を選択しなさいと伝える
それでも少しでも長く生きたい家族みんなと少しでも長く一緒にいたいと手術を受ける決断をする
そして、手術に向け準備が進みとうとう手術前日となったその日伝えてないはずの奴が面会に来たそして隆は涙を流す
手術当日いろんな人の応援と支えを貰った隆は手術室へと向ったさぁ、大手術は無事成功するのか?
次回、兄、隆の大手術