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ハーレムエンドでは終わらない  作者: 宛 幸
僕らの体育祭編
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73/74

第70話  最終チェックでは終わらない

 体育祭当日の朝、僕は不思議な人に出会った。出会ったというよりは、すれ違ったというのが正解だろうか。

 大人の男性……貫禄があり、出来る大人という雰囲気を醸し出した人だった。

 あの人はもしかして……──


「少年」


 不意に後ろから声がした。

「会長。おはようございます」

「うむ、おはよう。少年が描いた体育祭ポスター見たぞ」

「恥ずかしいです」

「いやいや、実に見事だったぞ」

「パンフレットで何回も見てるでしょ」

「何回見ても良いものなんだ」

「そういうものですかね?」

「うむ。そういうものだ」

 頷いて真ん中のソファにドシっと座り込む。

「ま、それよりは少年」

「はい」

「今日が正念場だ。心してかかるがいい」

「はい。そうですね」

 今日は体育祭というのもあって、みんな忙しそうに動き回っている

 まだ開会式には早い時間のため生徒は少ないが、実行委員などの係は早い時間に集合して打ち合わせの最終チェックに入ったりしている。

「そういえば先程、知らない人とすれ違いました」

「ん?どんな奴だ」

「先生って感じでもなく、何だか威厳のありそうなデキル人って感じの人でしたね。学校の関係者ではないのは確かです」

「……なるほどな」

 何か知っている様な素振りをして瞬時に思考し答えを出す。

「気にしなくてもいいぞ、少年。今は体育祭のことを考えればいい」

「あ、はい。わかりました」

 何だか腑に落ちないけれど、ひとまずは目の前のことからだな。

「よし、がんばります!」

「うむ。精進あるのみだ」

 体育祭まであと一時間弱

2015/9.29 書き始め

2016/1.21 書き終わり


執筆速度が遅くてすみません。

これからも精進して参ります!

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