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ハーレムエンドでは終わらない  作者: 宛 幸
桃色脳内の生徒会から始まるプロローグ
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第5話 提案だけでは終わらない

 下着がどうのこうのな話し合いからなんとか離れさせ、僕は生徒会の会長である朱月先輩にちゃんと仕事をさせようとしていた。

「では、6月半ばに行う予定の岸夜祭(きしやさい)について話し合おうではないか」

 その甲斐あってか、やっと仕事にありつけた。

「というわけで、今年の水着コンテストはいかなる手段で出場者を集めるか討論しようじゃないか」

 そうそう。こうやって水着コンテストとかのイベントを考えるのも生徒会の仕事――て、水着コンテストっ?

「ちょ、ちょっと待ってくださいっ」

「ん?どうした。私とセクロスしたくなったか?」

 ……どうしたらそんなに頭の中がめでたくなるんですか。

「ダメですっ、悠人さんと結ばれるのは私なんですから!」

 副会長は黙っていてください。

「水着コンテストって?この時期にですか?」

 一先ず突っ込むのを我慢して疑問を提示する。

「あぁ、これは伝統でな。毎年この時期に開くんだ」

「でも、そんなの聞いたことありませんよ?」

「あ、私も知りません。どうしてなんですか?寒いですよね。こんな梅雨の時期に水着なんて」

 僕の言葉に華妃野さんが上乗せする。

「それはな、夏になれば体育祭があって準備が大変なんだ。だから時期を早め敢えてこの時期に設定してある。それにな、紫外線もあって素肌を晒すのが嫌な生徒も出て来る。そう言った事情があり来月の6月に行われるのだ」

 理解はした。

「でも本当に参加する人なんているんですか?さっき華妃野さんが言った通り、冷え込むんですよ。そんな時期にわざわざ参加するなんて思いませんよ」

「だから話し合うのだよ、少年」

 ……そうですか。

 最早僕は突っ込みを放棄した。

「私だって何も考えずコンテストなんて開くのではない。これは伝統なんだ。だから在校する生徒として、それを護るのは当然の義務だろ?」

「会長……」

「ん?感動して私の身体を貪りたくなったか?」

「で、本音は?」

「女の子の素肌が合理的に見たい為私が去年設立させた」

「やっぱりあんたの仕業かっ!」

 僕は突っ込みを放棄し切れなかった。

 道理で知名度が薄いわけだ。

「去年は参加する女生徒が少なかったからな。集めるのに苦労した」

 参加した人がいた方が驚きだよ。

「何人だったんですか?」

 華妃野さんが訊く。

「12人だ」

 そ、そんなに?

「……どうやって集めたんですか」

「なぁに、ちょいとプロモーションをしたまでだ」

「あの時は大変でした」副会長は言う「だって私をダシにして全校放送するんですから」

 さすが会長。僕にはできないことを進んでやってみせる。そこに憧れたりはしないけど。

「かわいかったぞ、あの時の桃香は。もう一度ガン見したいくらいだ」

「や、やめてください。悠人さんが誤解したらどうするんですか。私は悠人さんの為にあるんですから」なんでだよ「で、でも……どうしてもと悠人さんが言うのなら、私……脱ぎます」

 だから副会長はどうしてそこまで僕に執着するのだ。

「いや脱がないでいいです。そして会長は副会長を煽らないでください」

 脱ぐと言い出すのは、プロモーションをした時に脱いだってことか?わけわからん。

「私はそんなつもりはないのだがな」

「そんなつもりがなくても、です」

 どうしたらこんなに欲に充実になるのだ。

「……私も、悠人の為なら…ぽっ」

「先輩が望むなら水着姿までとは言わず、そのさ、先も……っ」

 いい加減お前等黙れ。

 そしてその桃色の脳内を更正しろ。

「まぁ、そんなわけで」どんなわけだよ「今年も水着コンテストをの出場者を増やそうと思うのだが。……ふむ。意見がある奴は服を脱げ」

 僕は会長に一発渾身の突っ込みをした。

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