第3話 下着だけでは終わらない
「それで、下着が散乱してる理由はなんですか」
僕はあれから数十分三途の川で迷子と化した。
だが奇跡的に帰って来た。夢落ちとして。
僕が疑問を提示すると、会長が、
「あぁ、気にするな」
……。
…………。
………………。
え、それだけっ?
「……いや、気になるんですけど…」
「そんなに乙女の花園が気になるか」
「そんなことは言ってません」
ダメだこの人。知ってたけど。
「そうではなく、なんで散らばっているのかを教えてください。こんな状態では――」
「おちおち子作りもできないと」
「そう子作り――って、んなわけないでしょっ!何勝手に人の言い分をねじ曲げるような茶々入れるんですかっ」
「入れたいからだな。ん?『入れたい』ってなんか卑猥だと思わないか?」
「知りません!もうっ、そんなにあなたの頭の中はおめでたいんですかっ!」
「まぁ、私は少年と子作りできればあとは何も望むまい。結婚してささやかな家庭を持てれば」
「望んでますよねっ。さらっと僕の人生を巻き込んで望んでますよねぇっ!」
本格的にこの人とは決着を着けないとヤバいな。
ちなみに副会長は僕の膝の上で寝ている。何故かは僕にはわかりかねるが。
「まぁ、本音10割は置いておくとして」
「それ全部本音ってことでしょうっ?!」
「私と子作りして結婚してくれ。大丈夫。絶対にお前を不幸にはさせない」
「なんでこの流れでプロポーズっ?しかも順序違うでしょっ。てか幸せじゃなくて不幸って言葉を選んだのが意味深で逆に怖いわっ!」
「ところでこの下着、興奮しない?」
黒地にレースの下着を手に取り会長は平然と訊く。
「知りませんっ!!」
結局この下着は誰の……ってか、どこから出て来たんだ…。
「うむ。少年は何が好みか桃香と一緒に検討してたんだ」
「その一言に今までのくだり要りませんでしたよねっ!?」
これだけじゃ終わらないのがここの生徒会だ……もう帰りたい。