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服だけを溶かすスライムって誰が最初に思いついたんだろう

感想、レビュー、ブクマ、評価、ぜひともお願い致します!!

励みになります。

 ーー幼き頃のイバラ視点ーー


 言葉を発するのが怖い私には社交の場に来るのが苦手。

 女性は華麗なドレスを着こなし、輝く宝石が輝いている。

 男性は高級スーツやネクタイを身に着け、参加者たちは世界の中心が自分たちとばかりに渇いた笑顔を振りまいている。


 前世の夢を見るとはいえ精神的にはまだ子供。

 夢と変わらない見栄と建前だらけのその光景がとても恐ろしかったの。


「一緒に遊ぼぅ。 イバラちゃん」


「……」(こくり)


 社交ドレスに身を包んだ小さい頃のチエちゃんが私に笑いかけてくれる。

 手を引かれて連れ出された場所は邸内中庭の噴水付近だったわ。

 噴水の縁石の上を落ちないようにバランスをとりながら歩くチエちゃん。


「イバラちゃんはあぁいう場所苦手ぇ?」

 

「……」(こくり)


「そっかぁ。 ああいう場所だって色んな出会いがあるから楽しいもんだよぉ」


 天真爛漫に笑いかけてくれるチエちゃんが大好き。

 でも誰にでも好かれるチエちゃんが私なんかに構ってくれる理由がわからなくていつも戸惑ってしまうの。

 嫌われたくなくて言葉を発してみようとすると勘違いされるのが怖くてまた話せない。


「……」


「イバラちゃんはお姫様みたいでホントに綺麗だねぇ。 キスしても、い?」


「〜〜!!」(顔真っ赤ー)


「あはは。 冗談だよぅ。 私なんかに気ぃ使ってくれてるみたいだから少しは気が紛れるかと思ってぇ。 イバラちゃんがオッケーならホントにするけどねぇ」


 こういう小悪魔な所も彼女の魅力。

 キスは正彦とだけと決めてたけど、うっかりオッケーしそうになる。(注:イバラは天然でエ◯いので結構なんでもオッケー)


「私は楽しければなんでもオッケーだけど、 だからこそ手に入れたいものがあるんだぁ」


「……?」


 噴水の水に手を伸ばしながらチエちゃんが語りかけてくれる。


「真実の愛って奴? 私結構ロマンチストだからさぁ、私だけをいちばん大事にしてくれる人を探してるんだぁ。 だから誰にでも愛想振りまくの。 打算的でしょ?」


「……」


 合理的なロマンチストの彼女らしい意見だわ。

 出会う人が多ければ多いほど、好かれる人が多ければ多いほど『いちばん』に出会う可能性は多いんだもの。


 『ニシシ』と笑った後彼女は態勢を崩してしまって噴水の中に落ちてしまう。

 慌てて助け出そうとした私の手を引っ張っるから私も噴水に落ちてズブ濡れだ。


「イバラちゃんが私のいちばんになってくれてもいいんだよぉ!」


 月明かりに照らされたチエちゃんの笑顔は眩しかった。


 ーー正彦視点ーー


「それで、副会長様! 奴らどうしてくれましょう!」(目ギンギン)


「うん。 一回落ち着こうか。 私は特に受けるメリットないからやりたくないんだけどぉ」


 俺の高なったリビドーとは裏腹に副会長様のやる気は皆無だ。


「ええ!? やりましょうよ! 一応副会長様にだって可能性ありますって!」


「家族同然で催さないとか言って幼馴染ちゃん達に催す気満々なのは目に見えてるからねぇ。 一応って言っちゃってるしぃ」


「だってあいつら普通に可愛いんだもん! 催眠されてる時くらい素直に催してみたいですよ!」


「あちゃぁ、 催眠されてる事に気づくぐらい興奮しちゃったかぁ」


 額に手を当てて敗北感を漂わせる副会長様。

 催眠? 自分で言ってて何のことかはわからんが勝負は受けて欲しい。

 久しぶりに幼馴染との劣情バトルを繰り広げたいしな。(催眠で脳がバグって素直になってます)

 

「マサヒコ! そんな事よりこれを見て!」


 硝子が胸元から手のひらサイズのカプセルを取り出す。(ポケットないとはいえなんちゅー所から……)


「この中にはホンロンさんが作った、服だけを溶かすスライムが入ってるんだよ!」


「何だって!?」


 なんてこった。

 令和の時代になってもそんな古臭いネタをやろうってのか。


 胸中で毒づきながらも最高のネタ(おかず)を考えてくれた先人達に畏敬の念を表す俺。


「そいつで何をしようってんだ硝子!」


「よく聞いてくれたねマサヒコ! 今からこのスライムをいっちゃんとりんちゃんにぶっかける!」


「キャハハ! ザコ彦なんかちょー簡単に……ショウ子は?」


「ショウちゃん……」


「私は恥ずかしいからごめん!」


 自信満々に自分を除外した幼馴染を指名する硝子。

 イバラもリンカも驚いているようだが、残念だったな。

 硝子はそういう奴だ。

 

「硝子! やるなら自分もやれ!(ドキドキ)」


「そんな事言ってられるのも今のうちだよ! ほら!」


 躊躇など一切なくイバラとリンカに向けてカプセルを投げつける硝子。

 あまりのダーティーさに思わず「見事」と賞賛したくなるほどだ。


「く……う……」


「うぁぁ……!」


 スライムを投げつけられたイバラとリンカのユニフォームはみるみるうちに溶けていく。

 ドロドロした粘着質なスライムが二人の全身に浴びると別の粘液的なモノに見えなくもないっていうか見える。


「ショウ……ちゃん……うぅ……!」


「ショウ子……覚えてなさいよ……! あぁ!」


 溶けていく際にくすぐったのか、それとも普通に快感でも感じてるのか二人は顔を赤らめながら艶っぽい声が漏れ出ている。

 その声質がもうそれにしか聞こえないので、興奮のあまり俺は鼻血が止まらない。

 いい感じに溶かされて二人は局部のみ隠されてる感じだ。

 くそっ。

 このままじゃ硝子の思うツボだ!


「硝子卑怯だぞ! お前はやらないのか!?(ドキドキ)」


「ふふんマサヒコ。 それはつまり家族同然の私の裸も見たいって事?」


 余裕たっぷりの硝子だが、俺には一つの真摯な願いができた。


「ああそうだ! お前がスライムに服溶かされるとこも見てみたい! 間違いなく劣情催すだろうし!(注:洗脳は副会長の言うことを聞くようになる効果しかないのに、なぜか素直になってます)


「……ぇ……?」


 俺の発言を受けて硝子が急に顔を赤らめる。


「マサヒコが……私に……? 家族じゃ……ないの?」


「いや毎朝下着姿でうろつかれてて辛かったわ! そのたわわじゃエロすぎて家族は無理があり過ぎる!」


「……!」


 俺の迫真の思いに対して硝子は言葉を失っている、そこに忍び寄るドロドロに服を溶かされながらも局部のみはギリギリ隠した幼馴染たち。


「ショウ子!」

「ショウちゃん……!」


「わ、わー!」


 二人に抱きつかれると一気に硝子の新体操着も溶け始める。

 それを引き剥がそうとする硝子、引き剥がされまいと組みついていくイバラとリンカ。


「こ、 これは!?」


 深夜に見た(検索)事がある。

 泥の中で水着だけを着た状態の女性レスラーたち。

 真剣に技をかけ合いながらも素肌が泥まみれになっていくコントラクションはまさに見る者の視線を釘付けにする。


 一生に一度は現物を拝みたいと思っていた光景が愛すべき幼馴染で実践されている。


 俺の鼻血は滝のように流れ始めて止まる事はない。


「ショウ子は勝負とかそういうのになると卑怯すぎるのよ!」

「ショウちゃん……! さすがにズルい!」


「わわわわー?」


 リンカが硝子を後ろから羽交い締め、前からイバラが抱きつく。

 全身がドロドロになりながらも必死で抱きつく様は神聖な百合みすら感じる。

 硝子ももう布切れで局所のみ隠れているが、ギリギリ全部見えないのはR15指定の配慮を感じる。


「ぐはぁ……!」


 だが、まさしく15歳の俺はR15の検閲を受けたかのようそこで喀血して意識を手放す。


「何やってんのかなぁ? 私勝負するなんて言ったっけぇ?」


 冷めた顔をする副会長様の言葉が全く声が聞こえなくなる程俺はひとつの感情に囚われていた。

 普段照れとかとは無縁の硝子が見せたあの表情。


(普通に……かわよ……)


 劣情を催してなのか、硝子の可愛さに興奮したのかはわからんが俺は天に召された。

色んな小説書きたい欲が止まらず、短編を書いていたら更新遅れてしまいました。

どちらも公開したら見て頂けると幸いです


次回更新もtwwiterで配信いたしますので良ければフォローお願いします。

https://twitter.com/kazuyurichihi


良かったら下の☆☆☆☆☆お願いいたします。

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