再結成!? ドスケベ・ア◯ェンジャーズ
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間に合いましたー
ーー昼休み、屋上にてーー
「副会長様。 はい、 あーん」
ミートソースパスタを副会長様の口へ運ぶ。
最近頭がボーっとする事が多いが料理をしている時とか、掃除をしている時は気が楽だ。
「うん。 角田くんのお弁当ってホントにおいしい。 パスタって冷めたらおいしくないと思ってたよぉ」
副会長様が喜んでくれているようなので疑念からは目を背けて弁当の講義をしてみる。
「そうですね、 冷めてもおいしく食べれるようにオイルを絡ませたり、ミートソースはスープジャーに入れて別に持ってきたりとかはありますが、やはり一番は……『愛情』ですね」
まただ。
どうにも副会長様への愛を語ろうとすると疑念が強くなる。
正直言いたくない、のに言ってしまう。
複雑な感情がないまぜになってる俺をよそに副会長様が魅力的な笑みを浮かべながら会話を返して下さる。
「愛情ねぇ。 私の事いっぱい考えながら作ってくれたって事ぉ?」
「もちろんです。 ゆるふわでおバカな雰囲気のくせに人を良く見ているあなたの事を俺もよく観察しました。 あなたのその無駄にでかいたわわを見てもなぜか1mmも催さないけど、あなたは麺類が好きというのは分かりましたから」
「角田くんこそ無駄な表現が多いねぇ。 やり直しぃ」
「副会長様はバカです」
「減らしすぎだねぇ。 角田くんこそおバカさんだよぉ」
「俺はバカらしいですから」
俺がバカと言うのは硝子によく言われていたな。
硝子の事を考えると胸が熱くなる。
今日起こしてないし、弁当も作ってないけどあいつ大丈夫だろうか。
お腹空かせて倒れてないだろうか?
そもそも今だベッドと添い遂げてないだろうか。
添い遂げる?
副会長様にもよく聞かれるな。
「副会長様、 俺にはあなたより大事な存在がいた気がするんですが」
「角田くんに私より大事な存在なんていないよぉ。 はい、 これ見てぇ」
スマホの画面を見せられる。
まただ。
この画面を見るとエ◯漫画でよく見る展開みたいに頭がボーっとしてきて……
「俺は副会長様が大事です」
「ふふっ。 いい子ぉ。 よしよし」
そう言って俺の頭を撫でて下さる副会長様。
センター分けが崩れて不愉快な気分になる。
でも、俺はイバラには崩されても嫌な気持ちにならなかった気がする。
「副会長様、 俺のセンター分けを崩さないで下さい(ポリシー)」
「はいはーい。 これ見てねぇ」
スマホ画面。
『催眠アプリ』って書いてある。
「副会長様。 いくらでも崩して頂いて大丈夫です」
「ふふ。 これがあると角田くんはザコさんだねぇー」
全く興奮しないザコ扱い。
リンカと比べるべくもない。
「副会長様、 もっと上手くザコ扱いしてくれませんか?(性癖) 全く興奮できないのですが」
「はーい。 上手くやるからこれ見てねぇ」
完全に『催眠アプリ』って書いてある
その後も『あれ? 俺催眠されてね?』などとは思う事なく不毛なやり取りは続けられるが副会長様は終始小悪魔的な笑みを浮かべて楽しそうだった。
ーー放課後の屋上ーー
相も変わらず副会長様に呼び出される。
生徒会もあったはずなのに無理やりサボらされる。(ホントにこの高校の副会長なんだろうか)
「それじゃ角田くんいつものセリフ言ってぇー」
「副会長様。 愛しています(言いたくねー)」
何度繰り返されたか忘れたが、言うまで終わりそうにないので諦念の気持ちで愛を口にする。
副会長様が満足そうに目を細めると、ある質問をしてくる。
「ふふっ、 嬉しいなぁ。 角田くんの『いちばん』はイバラちゃんでも幼馴染ちゃんたちでもないんだもんねぇ?」
嫌だ。
言いたくない。
それだけは、言いたくないんだ。
俺の……いちばんは……
俺の最も大事な存在は……
「そこまでだよ!」
屋上のドアを勢いよく開けて、逡巡する俺の言葉を遮ってくれる存在たち。
「あっお、お前たちは!?」
「待たせたねマサヒコ! 助けに来たよ!」
腰に手を当てて各々、戦隊モノのヒーローのように現れた幼馴染たち。
各々が部活着に着替えた状態だ。
硝子:新体操
イバラ:陸上ユニフォーム
リンカ:バスケユニフォーム
何か久しぶりに見た気がするので俺は思わずその劣情に両手で目を覆い隠す。
「な、 何て破廉恥な格好してるんだ!? 気でも狂ったか!?」
「正彦。 私たちは普通に部活着を着てるだけ」
「キャハハ! ザコ彦はリンカたちが何を着てても、コーフンしちゃうんだねー。 ぷぷっ」
顔を背ける俺に対して冷静に返してくるイバラとリンカ。
そんな事言ったって、硝子は身体のラインが浮き出るようにデザインされたとばかりの新体操着。
その美しさと洗練されたデザインが硝子のパフォーマンスを一層引き立てるんだろうが俺からすりゃそんなことより催す。
イバラは競技用ユニフォームだからおへそとかお尻とかほぼ見えちゃってる。
背中や腹部の引き締まった筋肉が美しく露出されてて改めて見ると催す。
リンカはダボっとしてるユニフォームだけどノースリーブの部分からキャミソールが見えるし、太ももが健康的で悩ましい。
まぁ催す。
「つまりは、ドスケベ・ア◯ェンジャーズ再結成ってわけか」
「マサヒコ。 放課後の私たちはいつもこうだよ」
俺の確信に対して、にべもなく硝子が返してくる。
そういえば毎日催していた気がする。
「それでぇ、 私の『彼氏』に対して何か用でもあるわけぇ?」
「それです! 副会長! もう一度言ってください!」
副会長のセリフに対してハリウッド映画の吹き替えばりに大袈裟に反応してくる硝子。
「彼氏って部分かなぁ?」
「私たち幼馴染は副会長の彼氏がマサヒコだって事を疑ってます! だからもうそんな台詞言わせません!」
「今のは硝子ちゃんに言われたから返しただけなんだけどなぁ」
支離滅裂なところまで俺そっくりな感じだが、副会長様に一歩も引かない硝子。
「知恵ちゃん……」
「今さら私の事を子供の頃みたいに呼ぶんだねぇ。 ずっと私の事なんて見てなかったくせに角田くんが取られたと思って急に焦っちゃったのかなぁ?」
「私、知恵ちゃんを見てない事なんかなかったわ。 あの家で私と仲良くしてくれたのは知恵ちゃんだけだったもの……」
「今さらだねぇ。 イバラちゃんのそういう所ホント大嫌いだし、 ずっと負けたかなかった」
「副会長さーん。 だったらリンカたちと勝負しよーよ。 マサはぁ私たちにしか興奮しない変態さんなんだからぁ(あと、イク子)」
俺たちには伺い知る事のなかった二人の確執。
決定的な溝があるように見えた二人の事情なんか知らないとばかりにリンカがあおる。
「そう! 勝負だよ! 『誰がいちばんマサヒコを催させたか選手権』スタートだよ!」
「なんだって!?」
突然始まるであろう選手権に俺は驚きを隠せない。
「副会長は彼氏だって言いはるけど、 マサヒコが催してる様子はないしね。 付き合ってるのにそんなのおかしいよ!」
「知恵ちゃん……正彦が私たちに催すんだったら、 正彦は返してもらうわ」
そ、そうなのか?
もっと精神的にな結びつきで付き合ってるカップルとかもいるんじゃないのか。
あと催したら人の彼氏奪うとかって結構めちゃくちゃな事言ってないか?
だが……
「いいぜ俺も男だ。 その勝負、 受けて立つぜ。 副会長様の魅力にお前らが敵うとも思えんしな(副会長様に催したことはないが)」
「角田くんが勝手に受けちゃうのはおかしいと思うけどぉ」
「マサヒコは見てるだけで大丈夫だよ! どうせ催すんだから!」
散々な言われようだが、これだけは言っておきたい。
「ふんっ! 子供の頃から家族同然で育ったお前たちを見ても今さら興奮するかよ! やれるもんならやってみやがれ!」
言葉とは裏腹に幼馴染たちの痴態を想像して俺の胸は高鳴っていた。
岩盤浴行こうかなー
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