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地下シェルター

作者: 尚文産商堂

最近の流行りとはよく聞くが、俺の家には昔から地下シェルターがある。

頑丈な隔壁に守られ、さらに入り口も母屋とは独立した、まるで物置のようなところからになっている。

緊急用として母屋の中にも入り口はあるものの、メインルートとして使ってはいない。

核が直撃しても中は無事になるように、入り口からは階段で3メートルほど地下へと誘導される。

この間は完全に土のみとなっていて、一切の配管が通っていない。

さらに隔壁も鉛を主体とした特殊合金で放射線から中を守るようになっている。


中には水道と電気が通っており、数百メートル離れた裏山へと逃げるための脱出ルート用のトンネルがつながっている。

このトンネルの中も、当然隔壁と同じ素材で何重にも扉がある。

内部には大人が10人入ってもまだまだ余裕なほどのスペースの居住空間と、食料や水などの必需品を集めた物置の2部屋がある。


これを作ったのは祖父らしいのだが、どうしてここまで頑丈なものを作ったかについては誰にも話さなかったらしい。

ただ戦前から戦後にかけ、家を作るならば絶対に作ると言い張っていたそうだ。

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