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GPDAクイズ研究会、発足!

gpda会員のドライバーの方々は、1月7日午後6時に「寝台特急レズモ22号」のスーパースイートルームに参られたし。 gpda会長、

ディディエ・ピローニより


こんな手紙が渡されたのは、gpdaの忘年会の後であった。


「やれやれ、年明け早々「緊急会議」ってやつですかい?」


「新ルールの対策についてはもう話し終わったはずだし」


「そもそも、緊急会議やるような大事件なんてあったっけ?」


各ドライバー達は、首をひねって帰っていった。



そして年も明け、1月7日がやってきた・・


午後6時、ドライバー達は集合場所であるレズモ22号に乗り込んだ。

 

ドライバー達が中に入ると、ピローニが真剣な顔でドライバー達を待っていた。


「おっす、会長。なんかあったか?」


「ああ、少し深刻な事態だ・・・」


ドライバー達がざわつく中、ピローニが切り出した。



「みなさん、我々は、クイズをすることになりました!」








・・・・・・・・




「はっ?」


「クイズ?」


「クイズって、問題に答えるやつ?」


「ああ、そのクイズだ。」


「ええーっ!よしてくれよ!俺そういうの弱いんだよー!」


「俺もだよー!」


「一体全体、何でクイズなんかやる羽目になったんだ?」


「スポンサーのテレビ会社の番組で、出ないとマズイんだよ・・」


「じゃあ、一人で行きゃいいだろー!」


「それが・・・必ず四人一組でないとダメだとよ。」


「ったく、面倒くせえなあ。仕方ねえ、会長を助けると思って出てやるか。」


「よせやい!んなのに出たって、赤っパジさらすだけだろー!」


「静かに!そのために、今から勉強会を始める。」


「勉強会っすか?」


「そうだ。えーまず、授業の態勢に入る。クイズのポピュラーな形は、早押しクイズだ。」


「早押しクイズって、ボタンを押して答えるやつ?」


「そうだ。しかし、この早押しというのはなかなか難しい。世の中にはとんでもないスピードでボタンを押してくるやつがいる。だが、相手は各バラエティ番組のチームだ。そこで、まずは簡単な問題から。」


「はい、質問でーす。」


「何だ、セナ?」


「会長はなんでそんなにクイズのことを知ってるの?」


「昔、ウルトラクイズを見て、自分も少し勉強しようかな、と・・」


「なるほど。では会長、授業の続きをどうぞ。」


「ちゃかすなよ!で、何の話だったっけ?」


「問題を出すんだろ?用意はできてるぜ。」


「それでは、問題です。あそこの席に座ってください。」


「おい、なんだよこの真ん中にあるの!」


「それが早押しボタンなんだよ!それを1番早く押した人が、解答権を得られる仕組みだ。じゃ、問題いくぞ!」


「うぉーっす!」


Q1、今年のF1カレンダーから消えた2つのレースとは、フランスと


ピンポン!


「アルボレート!」


「カナダGP」


「正解!今年カレンダーから消えたのは、フランスとカナダGPです。」


「でー!早すぎるだろ!」


「アルボレート、まさかお前カンニングしてないよなァ?」


「してないに決まってるだろ!」


「そう。これが「早押し」というものだ。誰よりも速く押すためには、こういうことも必要なのだ。分かり易く言うと、こういうことだ。」



問題:世界三大珍味といえば、トリュフ、フォアグラとなに?



「これは分かったぞ。キャビアだ!」


「正解!でも、もう少し早く押すための工夫を、記号で表すと・・・」



問題:世界三大珍味といえば、トリュフ、フォ/アグラとなに?


「何だ、この記号?「ここで押せ」ってことかな?」


「リントさん、正解!」


「やったー!会長、これはポイントになりますか?」


「ならねえよ!つまり、三大珍味の場合、トリュフ、フォアグラ、キャビアだから、1つ目が消え、2つ目の言葉の頭が分かれば押せるわけだ。ではもう1つ、「マイナーな選択肢」というものがある。では例題。」


問題:「ベネルクス三国」と言えば、ベルギー、オランダとどこ?


ピンポン!


「ハイ、ヴィルヌーヴ!」


「えーっと・・・ルクセンブルク!」


「お見事!ちなみにこの問題の早押しポイントは・・・」


問題:「ベネルクス三国」と言えば、/ベルギー、オランダとどこ?


「ここで押せるの?」


「そうだ。ベルギー、オランダは割合有名な国だ。ルクセンブルクはあまり有名ではない。なのでこの場合、「ルクセンブルク」と答える方がいいのだ。」


「なーるほど。」


「では、12日の本番まで、各自勉強に励むように。あ、言い忘れた。10日に、メンバー3人を決める「選抜戦」を行う。」


「会長!3人って言ったな?あと一人は誰だ?」


「それはこの私、ディディエ・ピローニです。」


「まあ会長はクイズに詳しいみたいだし、いいんじゃないかな。」


「よし、じゃあ10日だな?会長、期待して待ってろよ!」


「それではみなさん、頑張ってください。また後日。」


かくして、ドライバー達の挑戦が始まった・・・















勢いで書いてしまった小説です。まだ「1982年」とか

「ヘブンズF1」も終わってないのに・・・

正直、僕の趣味も入った小説です。

読んでくださった方、ありがとうございます。

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