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絶望の始まり、そして・・・   作者: 渡辺赤城
第二章、新部隊へ配属...そして...
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第二格納庫より

自分達の部屋に行き荷物を置いた後に第2格納庫に向かった。

行くと入り口におやっさんが待っていた。

「おう、来たな。これからよろしくよ!」

「はい!こちらこそよろしくお願い致します!」

「そう畏まるな。初対面っていう訳じゃないんだからな。とりあえず業務連絡を先に済ますが流石少尉の機体は元々訓練機だからここで変更だ。先行配備のjpn/us35をこれからは使う。とりあえずこの後テストフライトしてこい。もう許可は取ってある。ところでバカ麗奈はどこだ?あいつも一緒の部隊だろ?」

「あー、上条少尉は今、寮で引っ越ししてます...。別れるまで色々と愚痴を言ってましたよ。」

「そりゃそうだろうな。なんせ唐突な辞令、そして宿命のライバルと同じ部隊だからな。仕方ないだろ。今日1日はずっと愚痴を聞いてやれや。」

「そうします。それで自分の方は・・・」

「お前は特にない。」

「え!?」

「そりゃそうだろ。おまえの機体はもう決まりきってるし、根本的にお前の機体は俺達が改修したんだから勝手が分かってる。それ以上説明する事あるか?」

「確かに無いです…」

「それじゃ流石少尉は今すぐ行ってこい!お前はどうする?」

「自分は見てますよ。知恵の飛行を。それじゃ頑張れよ!知恵!」

と言ったはいいがまた例のステルス性能でいつの間にか居なくなっていた。

隣にいたおやっさんも返事が無いのを疑問に思い後ろを見たのだろう。予想通り驚いていた。

「あいつ、いつの間にあんなステルス性能手に入れたんだ?」

「さ、さぁ?」

「さてとお前、あいつが飛ぶまで暇だろ?バカ麗奈呼んで来いよ。」

「りょ、了解!」

「あいつにこう言っとけ。お前が配属直後にやらかしたことを言いふらすから言われる前に来い!ってな」

「分かりました!では行ってきます!」

とりあえず部屋に居るはずだから寮に向かうことにした。

二階にあがり部屋を叩く。

「麗奈さん、おやっさんが配属直後にやらかしたことを言いふらすから言われる前に来いって言ってましたよ!」

「ちょ、ちょっと待って!?まだ言われてないよね!?」

そういい飛び出してきた。

やっぱり何かしらやらかしたのだろう。

「谷口さん!今すぐ行きますよ!急がないとどれを言われるか分かんない!」

「どれをっていくつやらかしたんですか!?」

「絶対言わない!墓まで持ってく!」

そういいながら走る。

そうとう恥ずかしいのだろう。自分が来たときより速く走っていた。

「やっと来たな、バカ麗奈。てめぇ遅ぇんだよ!」

「す、すみませんでした!」

「とりあえず伝えるがお前は今まで通りの機体に乗れ。今日中にはこっちに搬送されるから明日には乗れるぞ。まぁ無いとは思うがもしこの基地が襲撃されたら前の格納庫に行けよ。」

笑いながら説明してた。

麗奈さんはまぁ笑う余裕など内容だったが。

そうこうしていると滑走路に知恵の機体が出ていた。

「あれがjpn/us35だ。よく見とけよ!まぁ谷口は自分の機体とほぼ変わらんから見る必要も無いだろうがな」

「そうでもないと思いますよ。あ、離陸するようだ!

こうして知恵の乗るjpn/us35は離陸した。

自分としては初めて見るjpn/us35はどう動くのか楽しみだ。


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