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絶望の始まり、そして・・・   作者: 渡辺赤城
第二章、新部隊へ配属...そして...
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配属と再会

鹿屋海軍航空基地に戻ると翌日自分と知恵はまたもや基地司令から呼び出しを受けていた。

「谷口中尉、流石少尉よく来てくれた。これより配属先を告げる。谷口、流石両名は第13独立航空隊に配属する。なにか質問は?」

「いえ、特には」

「ならばよし。それでは復唱!」

「「ハッ!谷口、流石両名は第13独立航空隊へ着任します!」」

復唱を終え部屋を出ようとする。

「あ、一つ忘れてた。上条少尉も第13独立航空隊に配属ね」

「「「えっ」」」

「だから上条少尉も第13独立航空隊に配属。それだけだよ」

「ちょっと待って司令!私そんな話聞いてないんだけど!」

「ごめん、ごめん。すっかり忘れてた。それじゃここに行ってね。そこが君たちの基地内での拠点だから。それじゃ解散!」

基地内の地図を渡され、とりあえず向かう事になった。

「上条少尉、これからよろしくお願いします。」

「谷口さん、以前言ったじゃないですか。そんな堅苦しい呼び方やめてくださいって」

「そうでしたね。では改めて麗奈さん、これからよろしくお願いします。」

「はい!こちらこそよろしくお願いします!」

「しかし急な辞令でしたね。麗奈さんの配属命令」

「本当ですよ!直前までずっと何も言われてなくて急に別の部隊へ行けーだなんて!司令もヒドい人です!先に言われてれば部屋の片付けもゆっくりできるのにこれじゃ急いでやらなきゃならないじゃないですか!」

すごい怒りようだった。

顔を真っ赤にして頬を膨らませている。

ここまで鉄板な怒り方をしている人は始めて見た。

「ところで谷口さん、流石さんはどこに行ったんです?」

「そういえばどこだろう。さっきから見てないな。部屋を出るところまでは一緒だったのに。」

「まぁ女性の事を言及するのは野暮ですしここまでにしときましょうか」

「それもそうですね。そういえば…」

そんな世間話をしているうちに目的の場所に着いた。

扉の前には「第13独立航空隊」のネームプレートがあり開いてみるとそこにはいすとテーブルの他にはなにもない。

訂正、他には1人居た。

「初めまして、谷口隊長、流石少尉。私はあなたがた専属のオペレーターを担当する立花桜です。これからよろしくお願いします。」

いつの間にか到着していた知恵にも挨拶をし(いつそんなステルス性能を持つようになったのか…)、机に戻って行った。

「ちょっと待って、なんでここにいるのよ桜!」

「あ、麗奈も居たんだ。すっかり気づかなかったわ。」

「本当に嫌な性格してるわねあんた!そんなんだから彼氏に振られるのよ!」

「それは今関係ないわ。それと今まで一回も居たことがない人に言われたくないわね。」

突然、口論を始めた立花さんと麗奈さん。

そうするとさっきまで一言も喋っていない知恵が入っていった。

「すみませんがお二人はどういう関係で…?」

「こいつとはね士官学校時代の同期なのよ。自分と一緒にパイロットになるために訓練してたのにこいつが急にオペレーターになるとか言い出すからそこで喧嘩してね。それっきりだったのに…。ああ、もう!思い出したら腹が立ってきた!」

こうしてまた頬を赤くして怒りだした。

「まぁ麗奈は放っておいて報告があります。谷口隊長、今後第13独立航空隊は最前線での別働隊としての任務や隊長の機体であるjpn/us23改や今後配備されるjpn/us35の試験をしていただきます。それと隊長が連れ帰った水城さんもここに配属されます。隊長他3名の寮はそれぞれ二階の213号室、格納庫は以前に引き続き第2格納庫を使用します。今の分かっている情報はこれだけです。それでは。」

それから立花さんは机の上にあるパソコンに向かって作業をしだした。

とりあえず荷物をおき格納庫に向かうことにした。

おやっさんに挨拶に行かないと…

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