それは一陣の風の如く
あれ戦闘シーン書き始めるつもりが…汗
もうここまで来たら、俊哉たちが思うがままに活躍してもらいたいと思います。笑
入学式もといクラス分け選抜が始まり、戦いは終わりを迎えようとしていた。
残るは俺のパーティーと先輩のパーティーのみとなっていた。
遡ること1時間前
会場は入学式を行なった場所でそのまま行うようだった。
新入生は一旦外に出され、その間に会場を整えるようだ。
驚きなのは外に出ていた時間が3分ほどしかなかったこと。
どうやって、片付けて用意したのか…。
とりあえず、会場に仕掛けていた物は撤去されていなかったので一安心。
「新入生の皆さん、入場の際に番号が書いた札を渡されていると思います。そちらが開始位置の場所となりますので30分以内に位置につき、札を差し込んでください。なお、差されなかった場合、その時点で順位が確定いたしますので頑張ってください。」
「ほう…これから始まるのか…」
「え、何が始まるのよ?開始位置につくだけ…」
「それが何事もなく終わるわけが無いってか…」
「何事もなく終わった記録は一度もないね、何せみんなクラスを上げておきたいからね」
「今年はそうならないんじゃないかな?」
「あんだけ、正門に現れただけで騒動起こした本人がよくいうねぇ?」
人の事を何だと思ってるのか、俺はどこにでもいる平凡な高校生になりたい男だ。
ちょっとばかし鍛えてるけども。
少し、戦闘技術とか戦術に詳しいけども。
…平凡ではないのは認めよう。
「俺はトラブル発生器ではないが…今回は俺たちは何事もなく開始位置につけるさ」
「少し言い方が気になるところだけども、信じて向かおうか」
「俊くんのこういう時の対応で平穏無事に済むことなかった気がするんだけど…」
「ひどくないか?俺を何だと思ってるんだ」
そりゃあ、皆が無事に戦えるようにそこそこの仕込みはしたけどさ…。
その仕込みも会場設置の時にも気付かれずそのままみたいだし、試合が始まる頃には半分ほどはいなくなっているだろう。
ひとまず、指定された場所に向かうとするか。
歩き出す俺に皆ははてなマークが量産されている。
あれ、何で?
「…どこに向かおうとしてるのかな?俊くん?」
「いや、どこも何も開始位置だけども?」
「何で地図見ないで、わかるんだい?何かあてでもあるのかな?」
逆にわからない方に驚きが隠せないのだが…
「俊哉、普通の人は初めてきた所の場所の地形をすぐさま覚えたり、戦闘することを考えて常に行動するようなことはしないんだよ」
「いや、普通の人はそうだろうよ?でもここは、普通の人じゃない人が来る所だろ?むしろ、こういう事を日常にしていかないとまずいんじゃないのか?」
「俊くんがすごくまともな事を言ってる…。なんか敗北感があるね…」
「なるほど、付き合いの短い僕でさえ冬月くんが非常識な所があるのは薄々気づいていたが、そこまでだとは」
「おぉ、君たちは俺の敵になると。そうかそうか。じゃあ、開始と同時に楽しむとするかい?大丈夫、負けても俺が勝ち残れば3人のSクラス入りは約束しよう。」
「え!?俊くん!?私は俊くんの味方だからね!?だから、戦いたくないかなぁ…?」
「お、俺も敵対はしていないからな!?少し言いすぎたな。すまなかった。」
「おぉ…分かりやすい変わり身すぎて少し置いてかれているが…。君を敵に回すのは勘弁したい所かな」
「何だ、楽しい時間を提供するつもりだったのに…」
一瞬、本気で考えたから、これは今後の2人の訓練メニューに加えてみるのもありかな。
少しアレンジすれば、俺の練習にも使えそうだな。訓練ではなく練習だが。
とりあえず、開始位置に向かおう。
開始位置についた時には、海・霧・君塚からの視線が痛かった。
「何か、あるとは思ってたけどさ…」
「無事に位置につけるというどころか、これはもはやAクラス以上は確実じゃないか?」
「どんな方法を使ったのか興味深いねぇ」
いや、特別なことは何もしていないぞ?
ちょっとばかし、行動不能になる罠を仕掛けさせてもらったり、痛い目に会ってもらっただけだから。
しかも、俺らの邪魔をしようとしてきた奴らのみだ。
つまり、この選抜の意味を理解して戦力差を考えられない、微妙な奴らだ。
どのみち、まともに戦っても遅いか早いかの差で脱落するのは目に見えているような奴らだ。
それなら、無駄な時間となる前に退場してもらったほうが楽だ。
「さぁ、楽しい運動会の始まりだ」
さあ、流石にこの感じならこの子達も戦いに移ってくれる事でしょう!
…きっと




