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cientos de socio 〜白の王〜  作者: 音無悠也
第1章 新入生騒動編
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それは月が傘を被ったようで

コツコツ書いているんですが、同じ文章は二度と書けないので一度消えてしまうとだいぶ困る事になっている作者です笑


こまめにバックアップとっておけばええやんとか言わないでください。

ひとまず、目の前に迫ってくる自称ファン(後から聞いた)の集団をどうするか。

切り捨てるのは、簡単だ。多数を相手にする事など嫌と言うほどやってきた。

だが、これは敵ではなく信仰集団だ。

しかも俺の。…こういうモテ方は嬉しくない。


「制圧するのは簡単だけど…皆、再起不能になりそうだしな…」

「この数を相手にできる時点で異常だよ…」

「諦めろ海、俊哉は人じゃない。」


失礼な。純粋に鍛錬した人間だ。


「うーん…面倒だから倒すか」

「いや、俊くん!?面倒にならないで!?」

「いっそここで引導を渡すのもアリかもしれねぇな…」

「き、霧まで!?はっ、唯人くん!?何故、日本刀を出してるの?」

「俊哉様の障害は斬り伏せていいと隼人様が」

「隼人さんまで!?」


だって、この人数をいちいち無力化するのも骨が折れるしなぁ。

何よりめんどくさい。俺の平凡で穏やかなスクールライフをを邪魔をするのは、唯人が言う通り障害だ。


うん、2人に任せよう。それがいい。


「夏月海、秋月霧」

「な、なんでしょう?」

「はい」

「任せた!」


俺は逃げる。わざわざ2人の家名を口にしたのは当主として2人に命を下すためだ。

その事を理解しているため2人は幼なじみではなく配下として返事をしたのだ。

唯人はいち早く察して、荷物をまとめて待機していた。


「あ!逃げた!?」

「こんな事に当主の権利を使うとは…俊哉め」

「後で、なにかしら奢ってもらおうわ…」


厳密に言えば俺はその場からは逃げていない。

俺のパートナーであるアモの力を利用して、存在を消しているのだ。

アモは普段は空気として俺の身の回りにいるがこのような使い方もできる。


俺を認識できなくなった事で、8割ほどの集団が歩みを止めキョロキョロしている。

残りの2割はそのまま、向かってくる。

目的は、海と霧。少なからず2人にもファン?がいる事に驚く。


「あれって、私たちが目的で来るよね」

「俊哉に比べれば少ないが、多い事に変わらないな」

「2人とも頑張ってねー。俺、父さんに色々と用があるから会場で!」


今回のことで、俺が外に出ていない間に色々やらかしてくれていたことが判明した。

父親ではあるが、灸を据えてやらねば。

ちなみに、唯人は後ろで日本刀から鞭に持ち替えていた。

いつから、そんな物を使えるようになってるの唯人は。こわっ


その後、無事に暴動?は鎮圧された。

父さん?涙を流しながら勝ち取った場所で正座してるよ。


「入学式の会場はここか」

「席は決まっていませんが、俊哉様は特招生としてのエリアは決まっていますのでここで一時的にお別れとなります」

「そうなのか、じゃあまた後でな」


鞄を受け取り唯人と別れる。

遠くに疲れ切ってる海と霧の背中が見えたが、見ないフリをする。


「俊くんの気配がする!?」


アイツの俺に対する感知は鋭すぎる…。

しかし、人混みに紛れた俺を見つけることはできないようで諦めていた。

入学式まで少し時間があるため、ブラつく事にした。


模擬演習場を覗く。

入学式だからか少ないが、戦闘訓練をしている人がちらほら見える。

パートナーと共に戦う姿はとても興味深いものだった。

ふと、腕時計に目をやるとちょうどいい時間だったので会場に向かおうとすると後ろから声がかかった。


「新入生くんには、まだそこは早いよ〜?」

「後ろから、足音忍ばせて笑いを堪えながら近づこうとする先輩に気づいているくらいには鍛えているので」

「なに!?バレてしまったか」


ふざけたような口調で先輩が立ち止まる。

全く、こっちが何もしないのをいい事に何をしようとしてたのか…

中々にレベルの高い隠密だったがこんな生徒がたくさんいるのだろうか?


「あ、先輩」

「何かな?後輩くん」

「それ以上はふざけてでも近づかない方が身のためです」

「ほほぅ、この私を誰だとはぅ!?」


俺の技が届く範囲以内には、念のためにとアモの力を借りて空気の壁と上昇気流を発生させていた。

見事に壁にぶつかり、気流によってスカートをめくられながら体勢を崩す。

見続けるわけにもいかないので、解除し顔を背けながら会場に向かう。


「では先輩、入学式が始まるのでこれで」


背を向けつつ、あるものを投げる。


「ま、まてこの私の下着を…っ!?」

「それ無くさないようにしっかり持っとかないとダメですよ」

「…私の校章」


さっき投げたのは、転ぶ時に回収していた校章だ。

それはつまり、決闘ならば負けていた事を意味する。

今頃後ろでは、先輩が悔しがっているだろう。

ふふふ…いい気味だ。


「まさか、生徒会長の私の校章を取るなんて…」


先輩が呟いた言葉は、届いていなかった。


会場についた俺はその大きさに驚いた。

これが、入学式の会場か?


「入学式に使うには大きすぎじゃね…」


そう呟きながら入ると、座っている生徒の多さにも驚く。

しかし、特招生エリアについた俺は少なさに驚く。


「これは、時間にルーズなのか?」


そう思いながら、10名ほどしかいないエリアの最前列に座る。


「隣いいかい?」

「ん?大丈夫だ」

「僕は、研究枠で来たんだが…君は何の枠で来たんだい?」

「俺は戦闘の枠をもらえてきたんだ」 

「君が今年の戦闘枠か…」


何か含みがあるような言い方をしながら、考え込む。

意外と貧弱だとか考えているのだろうか?

こう見えても鍛えているぞ!


「そういえば、名前を聞いていないんだが…」

「あぁ、すまないね。僕の名前は君塚英一郎」

「君塚くんか、よろしく頼む」

「きっとこれから色々あると思うが宜しく頼むよ」


さっきから、言い回しが気になるが後で追求するとしよう。

そんな会話をしているとアナウンスがかかる。


「お待たせいたしました。櫻鐘都市学園高校入学式兼クラス分け選抜を行いたいと思います」


ん?クラス分け選抜だと?生徒がざわつく。

隣の君塚を見ると微笑んでいる。コイツ知ってたな…


入学式自体は何の変哲のないものだった。

強いていえば、新入生代表と在校生代表の挨拶がなかった。


「それでは、入学式を終了したいと思います」


さぁ、いよいよだ。

さぁいよいよ、嵐が起きそうな予感ですね!


これから、どんな嵐を巻き起こしてくれるんでしょうか笑


あまり、複雑だと書くのが大変だなぁ…

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