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cientos de socio 〜白の王〜  作者: 音無悠也
第1章 新入生騒動編
4/44

それは櫻のように散っていき

新キャラ!!


でも特に紹介できなかった…


頑張って納めなきゃ

支度終えて、昔のことに思いを馳せていると部屋の外から声がかかる。


「俊哉様、朝食の用意が出来ました。」


唯人である。

そういえば、今日からこいつも一緒に通うことになるのか。

つくづく、思うが唯人が高校に通う必要あるのか?

めっちゃ頭良くて、俺程ではないにしてもそこそこ()()もできる。


あれ、まさか、俺より主人公?

…hahaha

乾いた笑いとはこのことか。


「わかった、向かうよ」


形だけの鞄と携帯型の端末、そして何より大事な櫻をモチーフにした校章を胸につけ部屋を出る。

こんな、ワクワクと緊張が混じった感情は数年前の父さんとの試合以来だ。


あの時は、ボコボコにされたけど…ふっ、今?もちろんボコボコに仕返しているさ


「おはよう!母さん」

「おはよう、俊哉」


あ、今日の朝は和食だ最高。俺の体の半分は和食でできています。


「父さんはもう向かっているの?」

「いい席を取るんだって、張り切って出ていったわよ。鞄を忘れて行くくらいには焦ってたわね」


そう言って、指差すところには、レジャー用品が詰まった鞄と軽いお弁当が入ったリュックが。

あの人は何をしに行ったのだろう。しかも、帰ってこない事を考えると今頃は櫻の木下で席の取り合いをしているのだろう。


アホだ。そんな事しなくても席はあるのに…


それも、仕事がなく暇になってしまった父さんの数少ない楽しみであるのかな。

もう、父さんが当主を退いてから2年経つ。

表向きは未だ、冬月隼人で通しているが実際、ほとんどの仕事は俺が引き継いでしまっている。


「ふふ、あの人も1人の父として息子にカッコいいところを見せたいのよ」

「もっと違うところで張り切ってよ…」


まぁ、もっともカッコいいと思えるシーンは今まで全くと言っていいほどなかったが。

…あれ、俺が残念な感じなのは遺伝か!?

なんか、無性に父さんをぶん殴りたくなってきた。


「そういえば、俊哉。今日は入学式の後は何か予定はあるの?」

「終わり次第、新しいパートナーを探しに行こうかと思ってる。」


まぁすでに、2人いるのだけれどどちらも戦闘向きじゃないし。

何より高校生活の間で魔法やパートナーと共に戦う方法も高めていきたい。


軽く、紹介しておくと現在の俺のパートナーは、携帯型端末のレファ。

もう一つは…どう説明したらいいかわからないが、ここでは俺の纏っている空気と言っておく。

名前はアモ。


そう、パートナーとしての条件はこの世界に存在する物、自分が認識している物であれば可能なのだ。

色々と難しい面もあるが。


この2人のパートナーとは数多くの戦闘や危機を共にしてきた仲間だ。

特に、勉強だったり勉強だったり勉強だったり……


人が共にできるパートナーの数には制限がある。

大抵の人が1人や2人。確認されている人数でも最多は8人。

限界を超えると、その人自身の容量(キャパ)が耐えられなくなってしまい、死んでしまう。


自分の限界を見定めなければ、死んでしまうのだ。

今のところ、2人をパートナとしても全く容量を圧迫されているような感覚はない。むしろ軽いくらいだ。

もっとも、1つは封印した状態での話なので、それが入ってくると…他には3つが限界だと思う。

気分的には100くらい行けそうなんだけどなぁ…。


「それじゃ、パートナー探しが終わったら、ご飯でも食べに行きましょうか」

「え、それって…まさか?」

「入学祝いを兼ねて分家も含めての食事会よ」

「行きたくねぇ…」

「あら、小さい頃は毎日のように行きたがってたのにねぇ」

「そ、そんな事あったかなぁ…」


あの時は無邪気だったんだ。ただ、いろんな人の話が聴けることが楽しかった。

まさか、あの時の出会いがここまで俺を蝕むとは。


アイツ、どんだけ印象強いんだよ。うんざりするわ…。


「ほら、早くしないと間に合わないわよ。」


母さんが急かす。そんなはずはない。ちゃんと時間を見ながら行動している。


…あぁ、父さんに荷物届けなきゃいけないんだった。めんどくさっ。


予定よりも支度を済ませた俺は玄関で待つ唯人のもとへ。

本当は特に何も入っていないはずの鞄だけの予定が、ぎっしりとレジャー用品が詰まったリュックを持っていくことに。

ま、今日は車で送ってもらえるからいいんだけど。

これで、電車通学だったら本気で父さんをシメていたかも。


運転手の、早川さんに送ってもらい、校門前まできた。

多くの生徒は徒歩や電車だ。

今日は特別に車で送ってもらったが、これからは俺も電車で来るつもりだ。


…そりゃ、いきなり自分が通う高校の校門前に車が止まってきたら、注目するよな。

なんか、悪目立ちしそう…。さっさと降りて帰らそう。


「早川さん、ありがと。でも明日からは、電車通学するから大丈夫」

「かしこまりました。奥様からも言われていますが、緊急時以外は車ではなく電車でお願いいたします。」

「早川さんがお願いしてるみたいだね」

「私が、奥様と旦那様に掛け合ったのですよ。電車通学の方が”スクールライフ”を楽しめると」


微笑む早川さん。

よくわかってるじゃないか。ナイスだ!

心の中でグッジョブ!と早川さんに言いつつ車を降りる。


「あ、俊くんだ!」

「おう、俊哉か」


分家の2人だ。海と霧だ。

と、2人は正門を背にこちらに振り返る。唯人も含め3人がいるのは絵になる。


「海と霧か。久しぶりだな。」

「去年の新年会の時以来だねー。ちょっと、筋肉ついて…男らしくなってる」

「確かに、全体的に存在感が増してるな」


体型は平凡な高校生の範疇に納めているはずだが、分かる奴には分かる。

密度が違うのだ密度が!


「2人とも成長してるな。海は可愛くなったし、霧は背が伸びてやがるな」

「可愛い…」

「何か言い方にとげを感じるな、おい」


小突いてくる霧と何故か、照れている海。

変なこと言ったか?

あと、正門の方から地響きというか地鳴りのような音が少しづつ近づいてくる。


「海、大好きな俊哉に言われて嬉しいのはわかるけどよ。来るぞ」

「…はっ。今年も始まるのね」

「2人、何を話してるんだ」

「「俊哉争奪戦」」

「なにそれ!?」


俺が争奪戦の対象とか怖いんですけど。この地響きは俺に向かってると言うのか。

てか、こんな音になる程の人が来るのか。こわっ。


「この年になると、毎年新入生を迎え入れるために町が浮き足立つからな」

「それに乗じて、この町一番の美少年こと俊哉くんとお近づきになろうって言う集団よ」

「いつから、俺は標的に…てか、男もいるように見えるんだけど?」

「そっちの方面か単純に腕試しね」

「一番怖いの来たっ!?」

「それもこれも、隼人さんのせいだ…」


あの親バカはバカ親でもあったのか。うん、うまい。親バカはバカ親。

てか、俺の穏やかなスクールライフが早くも散っていったんだけど?


父さんにどう落とし前つけてやろうか…。



出ました!


海ちゃんと霧くん!


この2人のパートナーは癖を強めにしていきたいところですな


…話を拗らせない程度に(汗)

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