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cientos de socio 〜白の王〜  作者: 音無悠也
第1章 新入生騒動編
35/44

眠りから覚めたら色々大変なようで

うっわ…こりゃ派手に暴れたみたいだなぁ。

師匠が動けなくなるくらいに疲れてるのなんていつぶりだろうか。

俺との修行の時に国から色々な任務を請け負ってるときでさえものらりくらりと、こなしていたあの師匠が肩で息をして地面に大の字になっている。


「おまっ…帰ってきたのか…まじ…キツイ…」


そのまま、寝始めた。

よく見ると彼女の目の下には隈が出来ている。

え、そんなに時間たった?

体感的には三時間くらいなんだけど…。

とりあえず、家に戻って色々確認するか。


ひとまず、師匠の家に戻った俺は携帯を見て驚いた。

何と数日のはずが一ヶ月も経っていた!!

やばい、卒業が出来なくなる…!!


「大丈夫だ…休暇の期間延ばしておいたから…」


いつの間にか起きていたのか、師匠が体を起こしながら言う。

にしても、そんな時間が経っているとは思ってなかった。


「んで?あんだけ暴れてたんだからそれそうなりの成果はあるんだろう?」

「そうですね…とりあえず、二刀流がうまく出来なかった理由は何とかなったかと」

「やっぱり、あれか、相性の問題か?」

「そうですね。と言うかわかってたなら教えてくださいよ」


何故か大きなため息をついてお茶を飲む師匠。

なんか、老後の人みたい。


「…次にその例え出したら殴るぞ?」

「…はい」

「まぁ、お前の武器に関してだがそりゃあ当然だろう。そもそも、刀と剣と言う異なる二種類だろ?それに加えて能力も端的に言えば崩壊と再生だし反りが合うわけがないだろ」

「確かに言われてみれば正反対ですね」


でも、最終的にはできるようになったんだから問題ないんじゃ?

力づくとも言えなくないけど。

そう思いつつ、両手首に付いている銀色と金色のブレスレットを見る。

右手に銀、左手に金。それぞれが罪枯の銀月と新たに知れた陽剣の真名。


功陽の金剣


叙勲式などにも用いられていた剣であるがゆえに、この名が付けられたとも言われるが実際はすべての人間のマイナス面を照らしその部分すら包み込んで導いていく太陽の象徴のようなものであるからだ。

曰く、人の命をも導くこともあるとかないとか。


「今となっては、刀とか剣の形じゃないんだからその名前もどうかと思うけどね。」


その場合、どう言う形態になるのかな…。

後で検証してみるか。

ひとまずは、成功したんだから帰って皆に報告しないとな。


「師匠も元気そうなので僕はもう行かせてもらいますね?」

「え、ちょ、一応怪我人なんですけど!?」

「こんな元気な人が怪我してるわけないですよね?」

「ふんっ…勝手にしろ…」


勝手にしろと言われたから出て行こうとすると、後ろで何とも言えないような気配になる。

この人は本当に天邪鬼すぎるだろ…。

博士ですらもう少し素直だぞ。


「寂しいなら寂しいと素直に言ったらどうですか?」

「べ、別に寂しくなどっ…!」

「なら帰りますよ」

「だぁーー!!寂しいです!久々に会えたんだからもう少しゆっくりしていって欲しいです!」

「…最初からそう言えばいいのに」


全くこの人は…。

この俺に対してのツンデレとか需要ないからやめて欲しいんだが。

ないと言うか間に合ってる。

まぁ、そんなことは置いといて。

折角、休暇の期間も伸びたんだし少しくらいは羽を伸ばしてもいいよな。

いいよな…?


「とりあえず、今日はご飯を食べて寝た方がいいだろ。お前も1ヶ月くらい飲まず食わずで修行してたんだからな。あたしも流石に堪えた。」

「そう言われてみれば、確かに俺も1ヶ月近く立ちっぱなしなんでしたね…その割には体は元気なのは不思議だな。」


師匠に食事の用意をさせるとキッチンが大変なことになるから、さくっと準備してお風呂入って寝よう。

自分の身のためにも…。


ちなみに使用人の人も疲れていたらしく、キッチンに師匠が入ろうとしてる所をみた執事が全力で止めようとしてた。

昔から料理の腕は上達していないようだ…。


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