決意の冬
俊哉がひとまず満足してくれたの、次から本章を始められます。
だいぶ時間的には飛んでるけど…
他の子たちが早く早くと、急かしてくるので我慢してもらいました。
ちゃんと、あとで、修行の内容も書きます。(このことを決めたら、俊哉は大喜びでした)
頭の中で騒がれると日常生活に支障が出てきそう…
今日は12月8日だ。そう!僕の誕生日!!
今日で僕は5歳になります!と、心の中で叫びながら起きる。
「おはよう!!」
「おはようございます、俊哉様」
僕の付き人である、唯人が部屋に挨拶をしながら入ってくる。
待っていたのだろうか?不思議なものだ。
「隼人様と玲様はすでに起きていらっしゃいます。まもなく朝食が出来上がると思いますのでしばらくお待ちください」
「ありがと!」
今日は気分がいい
「俊哉様は気分がよろしいようですね」
微笑む唯人。そのまま失礼しますと言いながら部屋を出ていく。
冬月家では、5歳になると茶道・弓道・武術の適正を見るがてら、本人がやりたい事が何かあるのか発表する場でもある。
僕は、使用人や父さん母さんから隠れて、道場を見学したりしてたから一通りできるようにしてきた。
ただ、一つ不安要素があるんだよなぁ…そう思いつつベットの下を覗く。
そこには、縄が巻かれた黒い球体であった者が半分に割れている状態で隠してある。
その当時、球体がなくなったことで大騒ぎだった。
……着替えよう
「俊哉様、朝食の用意ができました」
唯人が呼びにきた。
着替え終わりのジャストタイミングだ。どこからか見ているのだろうか?
少し恐ろしくなる。
そんな事を考えながら、2人がいる部屋に向かう。
「「おはよう、俊哉」」
「おはようございます、父さん母さん」
親に様をつけるような習慣は我が家にはない。上下関係は厳しいが。
今日は僕の大好きな焼き魚だ。最高、和食。
ちなみに、卵焼きは甘くない。納豆の代わりに漬物が少し多めだ。
嫌いではないよ?朝じゃなければ納豆は食べる。朝の寝起きで納豆を食べるのが嫌いなだけだ。
わかるかな、この気持ち…。
もっと言うと、朝は紅茶派だ。コーヒーは…苦い。
「俊哉、今日は5歳の誕生日だが…決まったか?」
待ってました、その言葉!
「はい!」
「まぁ、無理に家にいるh…「全部やりたいと思います!」」
「え?」
「全部やりたいと思います!」
父さん、漬物が落ちてるよ…
父さんは、この家に無理にハマらなくて良いとずっと言ってきた。
そのため、よく色んなところに連れ出してもらっていた。
その上で、僕はこの家のことをやりたいのだ。まぁ、ゆくゆくは他のこともやりたいけどね。
「俊哉?無理なくていいのよ?やりたいことが他にあるならそっちに行っても…」
「母さん、僕はこの家のことをやりたいんです。それを完璧にするまでは他の事には手を出しません。」
言外に、さっさと極めて他の事もやると言っているようなものだ。
当然甘くない事は理解している。それでもやると決めた事はやるのだ。
「具体的にはどうするのか、ちゃんと決めているのだろうな」
少し、父さんが険しい顔をしている。この家は裏の顔も存在する。
それを知っていてやるのかと聞いてきている。
「僕はこの家をいや、自分を高めたいと思います。」
「家ではなく、自分自身とは…ふふふ…」
母さんと目を合わせる父さん。
「あはは!そんな大物になるとは思っていなかったわ!」
父、爆笑。僕、唖然。母、微笑
「よし、そう言う事ならまずは弓道からだな。うちの大元は弓道からなるものだからな。」
「そこでお願いしたいのですが…小、中を行かずに済む方法はないでしょうか?」
「そこまでするのか?その時間があれば高校入学までには弓道は極められると思うが?」
「すべてを、それまでに終わらせたいのです。」
義務教育なんてものは、とうの昔になくなっている。
そう、高校入学までにはパートナーを使用した戦闘訓練や噂に聞く魔法まで手を届かせおきたいのだ。
無論、高校生の間に極められればいいのだけれど、そこまでは無理だろう。
「わかった、やりたいようにやらせてみよう。」
きっと、今日は披露会でいっぱいだから、明日からだな。
こうして、望んだ日々を高校入学まで過ごした。
一番苦労したのは、勉強面だったのは言うまでもない…。
ほんと、勉強はできないな、僕…。
こうして、10年間家の事だけをやり続けたおかげで一般人並の常識や教養、冬月家随一の茶道家、弓術、武術を身に付けた。
そして国から、特招生枠をもらうまで成長したのだ。
意外なことに、唯人もついてくるらしい。
なんでも、自力で勉強しそっちの方面で枠を掴んだらしい。
すげぇな…日常の使用人の仕事をしつつも取るとか。
俺より天才なんじゃ…。
「俊哉様に付いていくために、頑張りました!」
と、唯人は言う。いや、それがすげぇって。
確かに、勉強面では負けるけどその他は勝ってるけどさ…
あ、身長負けてた。
もう伸びないかな…家の技に身長を伸ばす方法ないか聞いてみよう…。
そんなこんなで入学までの日々をいつものように過ごしていた。
とんでもない、子ですね俊哉くんは。
作者も予想できないことをぶち込んできてくれます。
おかげさまで、サイドストーリーが楽しいことになりそうですね。
てか、そこだけで一つの本に出来そう…




