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cientos de socio 〜白の王〜  作者: 音無悠也
第1章 新入生騒動編
21/44

何もないのも問題なようで

新しい作品も描き始めたのでそちらの方も書きつつこちらもガンバて行こうかと思います。

岬さんにいきなり生徒会加入発言を受ける少し前。

岬は俊哉を生徒会に入れるための根回しとして海と霧のいるクラスに訪れていた。


「秋月くんは確か、3組だったわよね…何であの化け物みたいなやつが3組なんだろう…」

「あ、生徒会長さん!クラス選抜戦の時にカッコ良くて惚れました!」

「あ、ありがとう…」


岬からすればあまりよろしくない記憶なため、悪意がない言い方をされると複雑な気持ちになった。

そんな事も知らず3組の生徒は問いかけてくるため、気持ちを押し殺して笑顔で岬は問いかける。


「えっと…秋月くんはいるかな?」

「あ、霧くんですか?多分、そろそろ帰ってくると思います!」

「あ、そしたら教室の前で待たせてもらうわね?」

「何か、飲み物でも買ってきましょうか?」

「構わなくて大丈夫よ」


いくら、クラス選抜の時にボコボコに倒されたとしても一般の生徒からすれば高嶺の花的な存在なことに変わりがない。

そのため、その容姿も相まってお姫様扱いを受けることがあるが正直居心地が悪いだけである。

そんな空気に耐えていると、大太刀を背負った霧が帰ってくる。


「あぁ、生徒会長さんじゃないですか。どうしたんですかこんなところで?」

「俊哉君を生徒会に入れたいのだけれど、霧くん達にも入って欲しくて」

「そんなことですか?俺らは俊哉の決定についていくだけですよ」

「そうなのね…。気になっていたんだけどあなた達がそこまで彼についていくのには何か理由があるの?」


何の気なしに聞いた疑問だが、霧の雰囲気が変わったことで岬は聞いてはいけない事を聞いてしまったと感じた。


「その質問には簡単には答えられません。どうしてもその答えが知りたいのであれば、ここから先は、櫻鐘学園の生徒としてではなく秋月家の当主として受け答えします。虎の尾を踏む覚悟と一生俺らについていく覚悟が必要になりますが、よろしいですか?」


突然として学園が潰れるかと思えるほどの圧が放たれる。

3組の教室にいた生徒は息ができずに倒れていく。

目の前で相対している岬はそこそこの実力がある自信があったが俊哉と戦った時が遊ばれていたと実感させられていた。

この化け物ですら全力で立ち向かっても俊哉には遠く及ばないと言っているのだ。

模擬戦形式で良かったと岬は思っていた。


「ちょ、ちょっと今は遠慮させてもらうわ…」

「そうですか、だとしたら俊哉に直接交渉する方が早いですよ」

「そうさせてもらうわね…それじゃ」


岬は何事もなかったように去っていった。

そうする事が最大限の強がりであった。少し膝が笑っていたのは誰も指摘できない。

そうして、少しの間休憩をしに屋上へ向かった岬は盛大にため息をついて座り込む。


「はぁ〜〜〜〜〜!!!何なのよあの殺気は…」

「あれでもまだ全力じゃないですよ?生徒会長さん?」

「そうよn…!?!?いつからそこに!?」

「さっき、会長さんが屋上来る時からいますけど?」


さすがは、暗殺など明るみにでない仕事を任されているだけはある。

相手に悟られない術はこの世界が広いとはいえ、右に出るものは俊哉だけであろう。

それよりも岬は聞き捨てならない言葉を耳にする。


「あれでまだ全力の殺気ではないですって?殺気だけで教室のみんなを呼吸困難にまで追いやっておきながら?」

「だって証拠に、俊くんが動いていないし、何より霧が本気なら何も被害が出ていないのはおかしいもの」

「い、一応聞かせてもらいたのだけれど、あなた達の中で一番怒らせても被害が少ないのは誰なのかしら?」

「ん〜、多分朧さんかなぁ?あの人基本的に怒らないし怒ってもうちの中では防衛専門だし悪くて、都市一つ無くなるくらいで済むと思うよ?」

「え、朧さんって防衛専門なの?あの実力で?」

「そうですよ〜、もしかして会長さんもかすり傷くらい与えられていたのだからそんなはずはないとか思ってました?」


その問いに私は答えられなかった。

だってこの私の全力の攻撃を軽く超えるほどの攻撃力を持っているわよ?

いや、確かに私の攻撃が通ったことなんて一度もないのだけれど。

それは、あくまで受け流すのが上手いだけで攻撃さえ届けば必ず勝てると思っていた。

現に、何度かかすり傷や軽症なら負わせることができていた。

それが、実力差が開きすぎて手加減し損なっていただけと言っているようなものだ。

今までの常識や考えが崩されていくようだった。


トボトボと俊哉のいる教室に向かう岬の背中からはなんとも言えない感情が渦巻いているのが感じられた。

なんとかリセットし、俊哉ほどの戦力を保持できるのだと前向きに考えることにして、岬は教室に向かいあの第一声が生まれたのだった。

彼女なりの気持ちのリセットの結果だったのだ。

初めて他のキャラの視点で一話書いて見ましたがどうでしょうか?

なかなか、難しいところもありましたが本編を書いていく上で必要なところもあるのでうまくできていればいいなと思います!

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