穏やかすぎるのも落ち着かないようで
このサブタイトルは次まで続くので読み間違いが起きないようにお願いします!
決闘に竜が乱入してきてから二週間後、俺たちと暦月衆はもう一度会議室に呼び出されていた。
「今回のことは一介の生徒同士の決闘から始まったこととはいえ、冬月俊哉君たちが櫻鐘学園の生徒としてではなく、冬月家の当主としての対応をして下さった為、国の管轄となり我々に対しては特に何かがあるわけではなくなった。」
そう、俺が家の力を使って問題を大きくしたため今回、暦月衆が呼び寄せた竜に関しては自然災害として収めた。
それが分かっている、先輩たちの暦月衆は何も言えず俯いている。
相手からすれば呼び寄せた災害の被害が予想よりも酷く、大ごとになってしまい挙げ句の果てには嵌めようとした相手に倒され、しかも情けをかけられているのだから何も言えなくて当然である。
「今回の事は別に、気にしてないからいいんですが」
「何か他に気になることがあるのかね?」
「気になると言うか、暦月衆の方々の異論は今回は聞き入れませんが」
「…っ」
「その全国大会、確か学園都市対抗戦でしたっけ?そちらには我々4人のみで参加させていただけます。それでは」
言いたいことだけを伝えたら、会議室をでる。
まともにここ最近まともに授業を受けれてないのだから、明日からはまじめな一介の生徒に戻るとしよう。
次の日、入学してから初めて教室に足を踏み入れる。
一度も入ったことのない教室なのに何故か懐かしい気分になった。
「おっ、学園最強がようやく登校だな」
「そんな軽口を叩けるほどには精神的に復帰したのか」
岬先輩との戯れあいで気が触れたかと思うほどに錯乱していた君塚だったが、あれくらいでおかしくなられると、これから俺が頼もうとしていることのことを考えるとだいぶ心配である。
クラスメイト達は恐れからなのか憧れのような視線を向けるだけで近づくそぶりすらない。
俺としては一般の生徒として楽しんで行きたいんだが。
そんな俺を何故か冷めた目で見る唯人。
ちなみに海、霧とはクラスが違くなっていた。
本人達は後で校長に直談判するらしい。
「まさか、君があそこまでの実力だったとは思ってもいなかったよ。」
「ちなみにあれはただの戯れあいレベルだけど?」
爽やかな笑顔で固まる。
気づいたら周りの空気も固まっている。
唯一、唯人だけ呆れたように眉間を揉んでいる。
「俊哉様?この学園最大の広さと設備を誇る練習場を一刀で壊滅させたのを戯れあいで済ますのは規模が一般の方からすれば違いすぎます」
「え、あそこ学園内で一番の設備なの?めっちゃ障壁弱かったけど…」
「あれでも、日本随一の結界師たちが全力で張ったものなのですよ。自分でも半壊が限界です」
「え…あれ…おかしいな。俊哉君?あれは遊びだったのかい?」
ようやく現実に復帰した、君塚が質問し出した。
「いつも、朧と遊んでいるくらいの力加減で切っただけなんだが…唯人だって、半壊はできるって言ってるからその程度の障壁なんだと…」
「キミタチハオカシイノダナ」
あれ、君塚が光のない虚な目で笑っている。
教室に入ってきた先生も何事かと慌てている。
「えっ、HR始めていいよね…?今日は1日部活動の紹介とか受けて決めるだけなのに何で皆は死んだ魚の目みたいになってるの…?」
おかしいことしたつもりないんだけどなぁ…。
唯人は一つ悟った。
隼人様達は常識を教えるためにここに入れたんだと…。
久々にのんびりスクールライフがかけて筆者はとても穏やかな気持ちでかけています笑




