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cientos de socio 〜白の王〜  作者: 音無悠也
第1章 新入生騒動編
17/44

天罰、いや神の雷が落ちたようで中編

こう言う物語を書いていながら、戦闘中の描写が物凄く苦手な作家さんて俺ぐらいじゃないかと思うくらいに、下手や

と、思いながら書き進めているので読んでくださっている方には豊かな想像力を養う教材としてお勧めします笑

俊哉が着地した時に起きた被害はたった一度で霧が起こした、天地開白で起きた白い災害を浮き飛ばし辺り一面を色のない世界にしていた。

その被害が収まる前に、走り出す。

辛うじて、海と霧が遅れてついていく。

海と霧は先をゆく俊哉の背中に焦りとどこか楽しんでいるような雰囲気を感じていた。


「なんか、俊哉のやつ楽しそうじゃねぇか?」

「あんたもそう思う?なんか、焦りもあるけど何より楽しそうだよね?」


その予想は遠からず当たっていることになる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


朧はこの決闘が始まった時から正面より後ろからのプレッシャーが大きく、またゆっくりと敵意をこちらに向けながら向かってきている事に気づいていた。


「なんだろう、この気持ち悪い感じは…?」


誰もいないはずの拠点で常に誰かに覗かれているような感覚が付き纏う。

その状態のまま決闘が開始され、強制的に意識を思考の海から引き上げられた朧は、不快感を覚えたまま向かう。

前方で霧や海がここぞとばかりに暴れているのを見て、苦笑していた。


「あの子達は相変わらず暴れてるな、霧も海も成長してるねぇ、流石に今のあの子達相手なら本気で戦わないと危ないかな…」


暴れている二人を見て小さい頃から二人がバテるまで付き合った決闘を思い出す。

あの頃は二人がかりでも朧の守りを抜けず、一度始まれば朧は攻撃を受け流したりしているだけで終わったものだ。朧が学園に入る前の頃には多少の攻撃を挟みつつやり過ごすまで成長していたが、朧が学園に入ってから一年でもの凄い訓練や修羅場を抜けてきた事を想像できた。


「まぁ、あの子達に取って最大の壁は俊哉だったんだろうなぁ」


ある意味、冬月家というのは冬月家以外の四季派閥が総力を持ってしても敵うかどうか怪しいほど隔絶した実力差を持っているのだ。

剣を振れば秋月以上の広範囲をなぎ倒し、隠密行為を取れば存在そのものが無かった事にできその気になれば世界中を敵に回してもこの国を守り切れる。

それほどの実力を持ちつつも、彼らは派閥を大切にしている。

それを知っているからこそ四季派閥は成り立っている。

こんな思考にふけっているが、先ほどから幾度と起きる小爆発や襲撃を朧は意に介さず、防ぎ切っていた。

敵が壁の暑さに絶望している最中に。

着地とともに俊哉が戦場を制圧していた。

その俊哉が、つい先ほど朧に向かって冬月家当主としての命令を下したのだ。


「やっぱり、この不快感は気のせいじゃ無かったんだね…っ」


周りの有象無象を遠くに弾き飛ばし、後ろに全力の防壁を築く。


「顕現せよ、アキーレ」


朧の前に一枚の盾が現れる。

ただの盾に見えるが発せられる威圧感は霧の白以上だった。

朧の不明(アンノウン)級であるアキーレである。


「数多の壁となりその行く手を阻め千之監獄(サウザンドプリズン)


朧が盾を掲げる。

幾千の盾がドーム状に広がり、外からの攻撃を防ぐ。

監獄と表してはいるが今回は拠点を中心として半径3キロにわたって展開し後ろから来る俊哉達に攻撃が届かないようにしている。

本来は相手を閉じ込める為に使うものではあるがそれすらも守りに使ってしまう所、朧の守備意識の高さが窺える。


「その盾に防げぬもの無し絶対防壁(アブソリュートタンク)


朧は続け様に自身へ術をかける。

そして盾と剣を携え、まだ見えぬ敵へ駆ける。

文字通り、その進む道にある障害物、全てをなぎ倒しながら。

その中に一人、この決闘を覗いていた者が巻き込まれ吹き飛んで行った。

が、気にする事なく進む。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


俊哉は朧がアキーレを出し、出発した事を直感で感じた三人はさらにスピードを上げる。

たとえ、四季派閥の実力者程度ならば、朧が前線に出る必要性はない。

出るまでもなく展開した防壁で相手が手が出せず、時間を使わせることができるからだ。

そこまでの強度を誇っているのにもかかわらず、朧がそれでは足りないと感じて前線に出たのだ。

それはつまり、全力で時間稼ぎをするから早く来てくれと言っているようなもの。

疾走しながら俊哉達は装備を整えていく。

今この時ばかりは、拠点の広さや入り組んでいる構造が恨めしい。

激しい攻防の跡が広がる荒野と化したその中心に朧とソイツが鬩ぎ合っていた。

鬩ぎ合っていると言うのはおかしいかもしれない。

何故なら、朧は一切攻撃できず、むしろ傷だらけになりながらもなんとか受け流している形だからだ。

朧は攻撃できず、相手も致命的な攻撃を届かせることが出来ない。

膠着状態であった。


あの朧が、と言いかけた霧と海だが相手の姿を確認して絶句した…。

案の定、収められなかった…!

これって悪いことなのか良いことなのか最近わからなくなってきています。

心優しい方がいたら、誰かこの問いに答えを下さい…笑

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