1ー7
はいはい、続き続き、ウンコウンコ。
2人が馬鹿やってる間、帰還地点すなわち作戦本部は大混乱だった。
何故かって?
天狩が面白半分で通信機をラジオに改造した挙句、飽きてどっかに投げ捨てたのだ(宮薙の通信機もスって改造)。
何やってんだ大馬鹿野郎。
可哀想な本部は原因を判明しようとしたり、復旧を急いだりで非常に騒がしかった。
「はぁ、、、、、、」
しかし、その状況とは対称的な雰囲気の女性がため息をついた瞬間に本部は静まり返る。
彼女の名は、タリエンテ=イクス=オストガルア。
本作戦の司令塔である。
彼女はGIFT副隊長であり、徒手空拳なら軍でぶっちぎりのNo.1で軍の研究チームが彼女専用の篭手とハイヒールを造るくらいである。
関係の無い話だが書きたいので書く話だがタリエンテは、まさかの宮薙の妻である。
が、宮薙の妻であることは誰も知る由もないだろう。
何故なら、誰も彼女に近づこうとしないからだ。
戦場での圧倒的な戦闘能力と敵味方関係の無い冷徹な態度、とどめに何を言っても基本一言、月1で二言というレベルで、全く雑談が出来ない。
すなわち、コミュニケーションが非常に取りずらいのだ。
よって、誰も近づこうとしない。
そんな誰もが恐怖と羨望を抱く彼女が溜息をつく。静寂になるわけだ。
「皆さんもう結構です。私が出ます。丁度、暇を持て余していましたし。」
何言ってんだこいつ。さっきお前が司令塔って書いたろ。
「出る、、、、、、とは?」
「?、、、出撃ですが?」
「は?、、、は?」
「私が現場に行って、原因の解明及び作戦のエイリアンを駆除する。
ということです。」
10分後 エイリアン養成所 研究スペース
天狩が転がっている誰かの腕を蹴っ飛ばしたあと、宮薙に話しかける。
「にしても、隊長も随分優しくなりましたねぇ?」
不意打ちだった宮薙は思わず立ち止まった。
しばらく、天狩の言葉について考えるが、意味がわからず首を傾ける。
「どこだ?俺のどこが優しくなった?」
「いやね、表情が微妙に違うなって。」
「???」
「あ〜、無自覚ですか。
隊長、あのきもいゾンビみたいなの斬るとき、苦しそうな顔してるんですよ。
前まで、何人斬り殺そうが顔色ひとつ変えずに、カエル捕まえて食ってましたよね?」
「そういえば、あいつら殺した時、何か痛い。」
「ダメですよお?ちゃんと殺さなきゃ。
隊長から殺すことを抜いたら、何も残りませんよ?
ただの食い意地はったクソガキってだけです。」
[ずきり]とまた変な痛みがくる。宮薙はどうしていいかわからず、
取り敢えず、天狩に思ってることを言う。
「そんなの、自分が一番知ってる。」
マタ痛クナッタ
「俺は多分死ぬまで、殺すことしか出来ない。
嫁ができても同じことができてるし、子供ができても同じことが、、、、」
ずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきりずきり、、、、、、
あまりの痛みに思わず立ち止まる。
不意に立ち止まった宮薙に首を傾げていると、足元に何かいることに気づく。
ちいさいいもむしをみつけた
肌色で、見たことの無い形の頭があって、側面に変な足が生えていて、、、、
「隊長、エイリアン見つけましたー」
天狩が声を出した瞬間。
いもむし、石浜幸が巨大化する。入口付近で見た大きさだ。
天狩は反射的に転がり、舌を避けることが出来た。
が、宮薙は避けることが出来ず、舌に足首を捕まれ、投げ飛ばされる。
1階と3階がエスカレーターで繋がっているので、そのまま1階から2階のフロアの壁に叩きつけられる。
そのまま、ズルズルと倒れ込む。
かなりの量の血が壁に塗られた。
「せェえンぱぁイ、、、、ドおこデすかあ????」
ようやく、我らが芋虫系エイリアンアイドルの石浜幸の登場です。




