０．登場人物紹介
下に行く程、ネタバレ大いにありなのでご注意。
ニール・クロフォード
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
主人公。３５歳。アメリカ人。アリゾナ州出身サンディエゴ在住。１７８ｃｍ、７１ｋｇ。１月２６日生まれ。職業売れない役者。
いじめから立ち直る為に、近所に住んでいたインド人から教えて貰ったカラリパヤット歴は実に２０年。
現在はそのカラリパヤットで習得した体術や剣術等を活かして、舞台やドラマの端役等の俳優として活動しているが、全くもって目立った役が貰えない為に悶々とした日々を送っている。
役者の仕事が無い時にはガソリンスタンドで働いている。
職業柄、喜怒哀楽を出すのが得意だが過去のいじめのせいもあり、本性は余り人と関わろうとしないクールで無口な性格の上に、生きる事への執着心が強い。
茶色の長髪に口ひげ、緑の瞳でしなやかな筋肉がついている細身の体躯。
エジット・テオ・ピエルネ
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
２８歳。１８３ｃｍ、７９ｋｇ。若いながらも、ソルイール帝国のギルドでは現在ナンバー１の実力を誇っている冒険者。数々の依頼をこなして来ており、ソルイール帝国の未来を担って行くとされている期待の若手。
最近は余り大きな依頼が来なかったせいもあり、今回の依頼は久々に大きな物だったがそこをニールに潰されてしまった事から彼を追いかける事に。
ギルドナンバー１の実力者と言う事もあり、ソルイール帝国騎士団にも色々と顔が広い。その上プライドも高いので、自分の潰されたメンツに関しては異様なまでにこだわる。戦斧を豪快に扱い、帝国騎士団長以上の実力を持つ魔術も駆使して戦う。
銀髪で細身に見えるが、脱ぐと凄い肉体を持っている着やせするタイプの若者。
セレイザ・ジアラルン・アーシェイド
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
４３歳。１８８ｃｍ、９６ｋｇ。ソルイール帝国騎士団長。騎士団長の名前は決して偽者では無く、武器術や体術に関しては超一流。魔術の腕もなかなかの物ではあるが、基本的には自分が得意とするロングソードを軽快に振り回して戦う。
長年経験を積んで来たからか、どんな時でも冷静沈着。帝国のギルドに所属しているエジットには一目置いており、彼を帝国騎士団に何度もスカウトしているが何時も断られている。
しかし、そんなエジットをまるで自分の弟の様にかわいがっており、彼に帝国からの任務を直々に託す事も多い。
ピンクの髪の毛で、かなりガタイの良い男。
ユフリー・カルディル
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
２５歳。１６４ｃｍ、５３ｋｇ。ソルイール帝国の酒場で料理人をしている女。仕事柄世界各地の色々な情報が彼女の元に入って来る為、各地の情報に詳しい。ひょんな事からニールの行動に巻き込まれる事になってしまう。酔っ払いや荒くれ者達の相手をする事もある為に肝はなかなか据わっており、意外と物怖じしないタイプ。基本的に自分から進んで戦う事は無いが、そうした職業柄の為にある程度の武器術、体術の心得は持っている。腰まで届きそうな金髪にオレンジ色の瞳の垂れ目、Ｂカップ。
シリル・アストレイア
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
３１歳。１８４ｃｍ、９９ｋｇ。アイクアル王国の騎士団員。
元はシルヴェン王国の騎士団の食堂で長年働いていた狼獣人だが、その昔オオカミの身体能力を活かして傭兵をやっていた時代の功績が認められて、シルヴェン王国が無くなってしまってからはアイクアル王国の騎士団員になっている。ミネットはシルヴェン王国の騎士団の食堂での同僚だった。
熱血漢な性格で周りが見えなくなる事もあるものの、コックの仕事が休みの時はシルヴェン王国騎士団の鍛錬場で騎士団員を相手に鍛錬していた為、大柄な体格を活かして振るうバスタードソードの腕は確か。
元々コックをしていただけあって料理は上手く、傭兵をしていただけあって雑草や木の実と言った自然の素材をアレンジした料理作りも肉や魚を捌くのも得意。
最近はソルイール帝国が不審な動きをしていると騎士団長から聞き、その調査の為にアイクアル王国から遠路はるばるやって来た。
ミネット・アルカン
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
２４歳。１５５ｃｍ、４７ｋｇ。アイクアル王国騎士団の食堂の従業員。
元はシルヴェン王国の騎士団の食堂でシリルと共に働いていた人間だが、シルヴェン王国が無くなってしまってからはシリルと共にアイクアル王国入りし、アイクアル王国騎士団の食堂の従業員になった。
雰囲気から穏やかな性格に見られる事が多いが、実はかなりの行動派でその行動力が良い方向にも悪い方向にも向いたりする。
食堂の従業員だけあって気配りも出来るが、戦闘は余り得意では無いので後方支援に回る事が多い。
最近はソルイール帝国が不審な動きをしていると騎士団長から聞き、シリルと共にその調査の為に遠路はるばるやって来た。
エリアス・キーンツ
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
２６歳。１７２ｃｍ、６０ｋｇ。アイクアル王国を拠点に活動する傭兵。
元はシルヴェン王国の大貴族の出身だが、貴族の腐敗や癒着を間近で見て来た為自分の出身を嫌っている。
一通りの武器は使いこなせるが、その中でも特に弓と短剣が得意。
シルヴェン王国の滅亡後、アイクアル王国の騎士団のバックアップを受けながら傭兵家業をしている。
ソルイール帝国で不穏な動きがあるとの情報を聞きつけ、遠路はるばるやって来た。
エルマン・マイヤール
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
（イラスト：うっしー氏）
２９歳。１７８ｃｍ、７３ｋｇ。アイクアル王国騎士団員。
元シンベリ盗賊団の分隊のリーダー。愛用の武器はロングバトルアックス。それを豪快に振り回す熱血漢な性格だが、相手の挑発に乗りやすい一面も。
分隊のリーダーとして多くの部下を率いて行動していたが、盗賊団が壊滅した以降はエリアスの部下となり、最終的にエリアス、イルダーと共にアイクアル王国騎士団に入団した。
イルダー・シバエフ
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
（イラスト：うっしー氏）
２２歳。１７０ｃｍ、６４ｋｇ。アイクアル王国騎士団員。
シルヴェン王国の南側に位置しているガルレリッヒ村の村長の１人息子。
元々は血の気が多い若者で生意気な口調が特徴的だったが、アイクアル王国の騎士団に入団してからは基本的に冷静な性格になった。
主に故郷のガルレリッヒ村近くの森での魔物退治で実戦経験は豊富であり、並のシルヴェン王国騎士団員相手でも、自身が１番の得意武器としているロングソードで互角以上の戦い振りを見せていたその武術の腕前は、アイクアル王国騎士団に入団して更に磨きが掛かっている。
ドリス・エルシー・ヒルトン
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
（イラスト：天界音楽氏）
２１歳。１６０ｃｍ、５１ｋｇ。ギルドの冒険者。
姉妹で冒険者をしている妹の方。気が強く、口も悪いので男っぽいと言われる事がしばしば。
姉のティーナと編み出した自分達のコンビネーションでは負ける筈が無いと自信を持っており、愛用のハルバードを豪快に振り回す。
だが、熱くなりやすいのが欠点でティーナに良く止められている。
ティーナ・オリヴィア・ヒルトン
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
（イラスト：天界音楽氏）
２３歳。１６２ｃｍ、５４ｋｇ。ギルドの冒険者。
姉妹で冒険者をしている姉の方。妹のドリスとは違い、物腰が柔らかくて口調も丁寧。
冷静な性格であり、常に一歩引いた様なものの見方をする事が多い。
彼女達ヒルトン姉妹はソルイール帝国の中ではそこそこ名の知れ渡っている存在であるが、それを誇りに思っている妹とは違って、名前が売れる売れないに関わらず依頼はしっかりとこなすのがモットーである。
ディルク・デューラー
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
３０歳。１８６ｃｍ、６５ｋｇ。職業魔術師。
子供の頃から魔術に関しては天才的な才能を持ち、それに加えて自分でも魔術に適性があると自覚している為に努力も怠らない努力家。
……ではあるもののその反面プライドが高く、かなりの自信家でそう易々と自分の魔術をこの世界の国々に伝授したくないと考えている。
自分の才能を頼りにして擦り寄って来るこの世界の住人が嫌いになって、何時しかそうした人間や獣人を見境無く抹殺する様になった「闇の魔術師」。
全ての属性の魔術を使いこなせる上に、魔術で時間差のトラップを仕掛けたりセンサーを作ったりする事もお手の物。
それに加えて魔術だけでは自分の魔力が切れた時に無力になると思い、愛用の杖に刃を仕込んでいる他にそこそこの体術も身に着けている。
着込んでいるローブや胴衣のせいでガタイが良く見られるのだが、実際はかなりの細身。セバクターは昔から深い因縁のある相手。
セバクター・ソディー・ジレイディール
（年齢は２０１６年５月２６日のもの）
２５歳。１８０ｃｍ、７３ｋｇ。８月９日生まれ。
１６歳から世界各国の戦場を駆け回り名を上げて来た「伝説の傭兵」。今はエスヴァリーク帝国の副騎士団長になっている上に、この夏から騎士団長への昇進の話も出ている。
寡黙な性格で殆んど喋らないが腕は確か。武器はロングソード。 元々は貴族の出身だったが没落して旅に出た過去がある。
ロングソード以外にも色々武器が使えるが、彼曰く自分に最もしっくり来るのはロングソードらしい。
第３師団の師団長から副騎士団長に昇進して３年、長らく取れていなかった休暇を取ってソルイール帝国にやって来たものの、不運にもニール絡みの事件に巻き込まれてしまう事になる。
