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第三話~いよいよダンジョン!~

はい。もう恒例の亀更新です。すいません。

 俺たちはダンジョンの前にいる。山の中にあるのかなって思ったらそうでもなく村の少し外れた所にあり、ドーンと5メートルほどのドーム状になっており、俺たちの正面に穴が空いている。松明たいまつかっており、覗くと階段があったので、降りろってことかな?ダンジョンのあたりを見渡すと、馬車が一台だけ停まっていた。すごい派手な装飾しており目がチカチカする。悪趣味だなー。

「ここがダンジョンですか?」

「ああ、しかし先客がいるな。ヤクモ、ここでの注意は2つ。相手のモンスターを横取りしないこと、それと死なないこと。この2つだ。君の実力をみたいから、あまり手を貸さないが、危なくなったらすぐに助ける。」

 何だろ某リーダー思い出すな。あの人は3つ・・・いや4つだったけど。

「わかりました!」

 いきおいだけはいい返事で返す。一応剣状態ソードモードにしておく。エーベルの時みたいな即席インスタントパイルバンカーみたいな事はできないだろうし。

 階段を下りていく。中も松明があるお陰で明るくなっている。足元は土だが、十分な固さのためぽっちゃりな俺が乗っても沈まない。軽く感動である。そこまで深くはなく二十段ほど降りたら一階層に着いた。

「ここでは、スライムとコボルトしか出現しない。自由に戦ってみてほしい。」

 あっれぇー!?以外とスパルタなんですね!?ここは『スライムの弱点はこのコアだ』とか『コボルトは武器を使うからはたき落としてから首を狙うといい』とかアドバイスするんじゃないんですか!まぁ、助けてくれるって言ったし頑張ってみるか。ハァ。

「わかりました。頑張ってみます。」

 降りて数分初めてのエンカウントである。相手は異世界やゲームでお馴染みの『スライム』!よし!ずは『鑑定』!

<鑑定>

名前:スライム レベル:2

攻撃力:3 素早さ:2 防御:2

初心者の登竜門とうりゅうもん

ん?んーーーーー?エーベルとアレックスさんに鑑定したときには攻撃力とか無かったぞ?あれか?鑑定何回か使ったからレベルアップか?

『そんな機能はありません。』

「おわ!ビックリした!しかも駄神ブレイドの声じゃなかったぞ!?」

『ブレイドの妻です。』

「あ、はいよろしく~って!戦闘中はやめて下さい!ビックリします!」

『あ、すいません主人が忙しくて替わりにと』

「そ、そうなんですか。」

しかし、美しい声だなー。くそう。駄神ブレイドめ!羨ましくなんかないやい!

『う、美し・・・はっ!そ、それでは、戦闘後お話しましょう!』

「あ、はい。」

 戦闘に集中しなきゃ!とりあえずスライムは核があるはずだからそれを狙おう!

「そりぁ!」

 飛んで頭上(?)から剣で刺してみる、大して素早くもないのでスライムに刺さった。核らしきものはない。ん?間違えたかな?するとスライムがぶくぶくと泡を立て始めた。なんだ?

けろ!ヤクモ!!」

 あわててバックステップモドキをとる。するとスライムから何かが発射された。

「あれは、さん?」

「よくわかったな。スライムの最後のあがきみたいなものだ。顔にかかったら大火傷おおやけどするから注意するように。」

「わかりました。」

 いや、最初に言ってください!一歩間違えば焼けただれた顔になってたの!?ちょっとアレックスさん!?あなたは味方じゃないんですか!?冷や汗をかきながらスライムに近寄る。死んでるよな?剣でツンツンしてみる反応がない、ただのしかばねのようだ。よし、喰え籠手ポチ無限収納クローゼット』に、スライムの死骸しがいが追加された。とりあえず吸収を選択してみる。すると

ダミーが追加されました。(1/10)』

と表示された。能力は追加されたが、灰色のまま。この数字は恐らくこの能力を使える様にする必要数?考えていると脳内に声が聞こえる。

『あ、戦闘終わりました?』

「あ、はい。今終わりました。それよりなんで奥さんが急に?」

『ちょっと夫が体調不良でして、替わりにやっているんです。』

「た、大変ですね。」

『今日は私がサポートしますのでお願いしますね。』

「あ、はい。よろしくお願いします。」

「ヤクモ、次に行こう。」

「はい。」

『頑張りましょう!エイ、エイ、オー!』

 姿は見えないが、か、カワイイ!・・・カワイイ!(大事な事なので二回言いました。)

 ダンジョン内の辺りを見渡すと、さっき倒したスライム以外はいない様子だ。広さはざっと半径五メートルほど。うーん、微妙な広さだ。おっと、アレックスさんの後に続かなきゃ。後に続くが道は一本道になっており、迷うことはほぼないだろう。が、歩き始めてちょっとした所でアレックスさんが立ち止まる。

「どうしました?」

「ヤクモ、敵だ。今回はコボルトだ。気を引き閉めて行くように。」

『コボルトは武器を使いますので怪我等には気をつけて下さい。』

「了解。」

 アレックスさんと、奥さんの両方に言った。まぁ、アレックスさんには奥さんの声は聞こえてないだろうけど。というより奥さんの名前聞いてないや、後ででいいや。

 籠手を剣状態から昨日エーベルから奪い取った悪刀あくとうを選択し、剣状態にしてみると両刃だったのが、刀の形になった。エーベルの時は大剣みたいのだったような。まぁ、いっか。

「確か、斬れば斬るほどレベルが上がるんだっけ?まぁ、やればわかるか。」

 先に『鑑定』!

<鑑定>

名前:ノーマルコボルト レベル:5

攻撃力:10 素早さ:10 防御:10

 おい。いきなりレベル5来たぞ。せめて3にしとけよー!俺レベル6だぞ!?ってコボルトよりレベル高かったわ。それよりもノーマルってことはこいつはあれだな、変化種系へんかしゅけいだな?あれだろ?コボルトロードやらなんやらになるんだろ?どっかの剣士が戦ったヤツみたいに!それよりも両刃じゃないから戦い方が変わるなぁ。両刃の時はボクサーみたいな構えだったけど、今回は、剣道みたいに剣を相手に向けてっと、牽制けんせい位にはなるだろ。

スッと相手に刃先を向けると相手も武器を抜いて右手に持ちかまえてきた。よくみると歯こぼれだらけの錆びた短刀だ。こっちの方が得物えものが長い、有利なはず。するとコボルトは短刀を振りかぶりながら飛びかかってきた。

「ギエェェェェ!!!」

「うるせぇぇぇ!!!」

 左に避ける様に半身になる。すると俺がいた場所にコボルトの剣が火花を散らし地面に当たった。その瞬間、コボルトの首に悪刀を振り下ろす。感触は無いに等しかった。振り下ろした後、コボルトの首が地面に転がっていた。それと同時に体の方も崩れ落ちた。すぐに籠手を構え、コボルトを喰った。地面には粗悪品の剣が転がっていた。喰ったコボルトを吸収したところ『嗅覚』が灰色のまま表示された。数は・・・後4体ほどか。すると、ウィンドウが目の前に表示された。

『レベルアップしました!』

『6→7』

 エーベルの時はなかった音声だな。しかし、レベル7ってどの位強いんだ?

『レベル7は駆け出しの冒険者一歩手前辺りですね。』

 うお!奥さん!いきなりは止めてくださいって!心臓に悪いな・・・。いやかわいい声だけどずっと聞きたいけど!

『あははは。すいません。次からはウィンドウにアイコンを表示してから喋りますね。』

 すると、ウィンドウ画面に吹き出しがでてきた。アイコンがピコンピコンと光っている。アイコンに触れると奥さんがしゃべりだした。

『あーあー。聞こえますかぁ?聞こえているなら返事を下さい。』

「聞こえてますよー。」

 できる限りボソボソとしゃべる。アレックスさんに怪しまれるからね。

『お返事ありがとうございます。ケガとかは大丈夫でしょうか?』

「大丈夫です。」

「ヤクモ、大丈夫か?さっきからボソボソと何か言っているが・・・。」

「大丈夫ですよ!アレックスさん。もう少しだけ探索したいのですがまだ時間は大丈夫ですか?」

「ふむ。体感的にはまだそれほど経ってはいないだろう。もう少し奥に進もうか。」

「はい。」

 その後は敵はいなく、あの2体以外いないかのように思えた。

「あれ?敵いなくね?」

「恐らく、先に来ていた人が粗方あらかた倒してしまったのかもしれない。」

「リスポーンはしないんですか?」

「り、リスなんだって?」

「あー、新しく敵はでてこないんですか?」

「恐らくだが、しばらくは無いだろう。休憩しようか。2階まではそう遠くはないはずだ。」

 ウィンドウが表示され吹き出しが光っている。奥さんか。

「そうですね。ちょっとお手洗いにいってきます。」

「そうか、気を付けてな。」

「はーい。」

少し離れた所で吹き出しアイコンを押す。

『あ、繋がったー。大丈夫ですか?』

「今は大丈夫です。そういえば奥さんのお名前聞いてませんでしたけど、お名前はなんですか?」

『あら、言ってませんでしたね。私の名前は『ナギ』です。こう見えて二児の母なんですよ。』

「こう見えてって、姿は見えてないですよ。」

『そ、そうでしたね。それとそろそろマップの機能を欲しいかなぁー?と思ってたんですけど要ります?」

「要ります。下さい。」

 即答で返す。マップは冒険者にとっては必需品ひつじゅひんだろう。

『それでは今から送りますねー。えい!』

 すると、ウィンドウ画面に地図のアイコンが追加された。アイコンを押すとダンジョン内の地図が表示された右上には1/10と表示されていた。つまりこのダンジョンは10階層あるってことになる。はず。

『ちなみにこのマップは他言無用ですからね?』

「了解です。」

 何となくだけど理由はわかる。便利すぎるからだ。俺がペラペラと喋ったら国の奴らに保護らちされるかもな。

しかしこのマップ今いる一階以外見えない。もしかして、マッピングしないといけないのか?RPGの様に。

「ヤクモ?大丈夫か?随分ずいぶんと長い様だが。」

「あ、今いきまーす。」

 そそくさとアレックスさんの所へ戻る。もちろんマップは開いたままだ。若干視界をさえぎるが、まぁ、問題ないだろう。多分。

 先程の場所から少し歩くと小石につまずき、顔から地面に倒れた。倒れた拍子ひょうしに鼻も打った。

「痛ってーーー!」

「おいおい、大丈夫か?」

「ふいまへん(すいません)、ふぁなをふったみふぁいへ(鼻を打ったみたいで)。」

「まぁ、気を付けるんだ。」

「ふぁい(はい)。」

 くそぅ・・・初のダメージが自爆とかマジダサいなぁ。起き上がろうと地面に手をつくと、生暖かいものに触れた。薄暗かったので近くにあった松明に手を近づけると、赤黒い液体が手についていた。おそらく『血』だろうか?

「アレックスふぁん!これ!」

「ふむ、血だろうな。まだ新しい。恐らくそう遠くないはずだ!行くぞヤクモ!」

「はい!」

 あせりからか鼻の痛みは徐々に引いていった。アレックスさんが走り出したので俺も走り出すが、なんせ運動はあまりしてないためちょっとしたら息切れし始めてしまった。

「どうしたんだヤクモ。このくらいで息をあげていたら冒険者は名乗れないぞ。」

「ハァハァ・・・はい。」

 この人やっぱりスパルタだわ。

そうこうしていると、一人の男が俺にぶつかってきた。

「痛っ!!なんだぁ!?」

「き、貴様らぁ!邪魔をするなぁ!そこをどかんかぁ!」

なんだ?このハゲ。ぶつかってきて謝罪の一言もねぇのかよ。

「な、なんだその目は!?わしをカネモチ・ジャララと知ってのことか!」

「お前みたいなギトギト・アブーラなんざしらんわ!」

「一文字も合ってはおらんわ!!ってこんな事をしている場合ではない!くっ!覚えておけ!小僧!」

 そう言ってハゲデブは体格に見合わぬ速さで出口に向かっていった。走り去る際、奴の片手にはこっちの世界の『スクール水着』が握られていた。マジかよ。気持ち悪!!

「大丈夫か?ヤクモ。怪我はないか?」

「一応大丈夫です。今のところ。」

『・・・あの者、厄介な物を持っていきましたね。』

「厄介な物?さっきのスク水のことですか?」

『スク水が何かはわかりませんが、あれは欲望グリードアイテム。使用者の欲望を高める禁忌きんきとされたアイテムです。』

「なんでそんなものがこんな新しい洞窟にあるんです?」

『わかりません。ですが、おそらくこのダンジョンは何かあります。ご用心ください。』

 欲望グリードアイテム・・・厄介な物を持っていったなあのギトギト・アブーラ。そんな事より、何を急いでいたんだ?

『恐らくですが、何かとんでもない魔物を起こしてしまったのではないでしょうか?』

 マジかよ。すると、奥から大きな音がしている。時折、明かりがみえる。もしかして人がいる!?急がなきゃ!

「おい!待て!待つんだヤクモ!」

 アレックスさんの声も聞かずに何も考えず俺は走り出してしまった。すると、どんどん音は大きくなる。そして音がする方へ進むと、そこにいた。松明があるもののやはり少し薄暗いが、ある程度は見え、それはそれは大きなへびが、体をらしながら人に突進とっしんしていった。吹き飛ばされた相手は壁に激突げきとつし、「うっ!」と低いうなり声をあげたあと動かなくなった。すると、蛇は大きな口を開け吹き飛ばした相手に向かって行った。瞬間的しゅんかんてきにヤバいと感じ、咄嗟とっさに側にあったこぶしほどの大きな石を蛇に投げつけた。ボスッと石は蛇に当たると、蛇はこちらを見てきた。

「あ、やべっ。」

『なに、馬鹿なことしてるんですか!?あれは、恐らくキメラスネークですよ!なんでこんな階層に・・・。』

「今は逃げに徹した方がいいですよ!」

 すると、キメラスネークは巨体を這いずりながら俺の方に向かってきた。急いで、右に回避する。

「ソードモード!」

 籠手から剣が出てきてその勢いで攻撃するも剣が貫通しない。

「なら、悪刀!」

 斬る事に特化しているなら、と思ったがこちらもあまり変わらない。

「全く君は無茶をする。」

紅蓮の色をした炎が俺の頬のすぐ横を通り過ぎる。すると、キメラスネークは威嚇をしながら後退あとずさりをし始めた。

「ア、アレックスさん!」

「何事かと思えばキメラスネークじゃないか。厄介やっかいな敵を見つけたね。」

「さっき吹っ飛ばされた人がいます。俺は救助に入るんで、アレックスさんはあいつをお願いできますか?」

「・・・いいだろう。引き受けた。」

 一緒にキメラスネークに向かって走り出す。すると、敵は体をのけぞらせた。恐らく突進だろうか、それは好機チャンス!すると、予想通り突進だった。敵の攻撃が当たる前に二手に別れる。俺は救助に、アレックスさんはキメラスネークに攻撃だ。キメラスネークがアレックスさんに気をとられてる間にあの人を助けなければ!幸い、走った先が近かった為、すぐに着いた。

「助けに来ました!大丈夫ですか!?」

「うぅ・・・。き、君は?」

「八雲って言います。そんな事よりも救助を!」

「私を助けてくれるのかい?こんな私を。」

 そんなこと、という前に顔を見ると肌は褐色で耳は長い。この特徴って。

「ダークエルフだからですか?」

「そうだ。我々は忌み嫌われる。だからこのような捨て駒の様な役割しか与えられん。」

「・・・そんなこと知ったこっちゃありません。助かる命があるなら手を伸ばすそれが俺ですから。」

「変なやつだな。」

 初対面ですけどね。そう言って俺の肩にダークエルフの手を回すが、それを拒否した。

「どうしたんですか?」

「私はもう、長くない。体はもう傷だらけでボロボロだ。さっきの戦闘で下半身の感覚がない。」

「それでもダンジョンから出れば助かる可能性が!!」

 ダークエルフは首を横に振る。

「頼みがある。実はもう一人仲間がいる。蛇の腹の中だ。助けてやってくれ。」

「・・・わかりました。絶対に助けます。ですが、あなたも絶対に死なないで下さい。これが俺からの条件です。」

「フフッ。難しい条件を出してくるな。善処しよう。良かったらそこの槍を使ってくれないか?いいものだ。」

 周りにランスが落ちていた。これの事だろう。鑑定をする。

<鑑定>

武器:エアメタルランス

レア度:レア

一般的に売られているやや高値のランス。駆け出しから玄人くろうとまで、幅広く愛用される。

悪刀と違ってレベルはないのか。だが、中々の長さだ、ゆうに2メートルほどあるぞ。よし、喰え籠手ポチ!!

黒い口が、ランスを飲み込む。

『ランス状態モードが解放されました。』

と表示される。俺の予想が、正しければ!

「武器合成!ドリル、ランス、ニードル!」

『ドリル+ランス+ニードル=クレイジードリルランス』

物騒な名前だなおい。とりあえず合成は成功だ!これさえあれば恐らくは!

『クレイジードリルランス

レア度:スーパーレア

ランスとドリル、さらにニードルを合成した武器、これを考えたやつは外道に違いない。』

・・・おい、コメント!誰が外道だ!まぁいい!行くぞ!クレイジードリルランス・・・長いのでお前はクリスだ!

一度籠手を悪刀に切り替え、大蛇だいじゃに向かっていく。

「おい!待ちたまえ!!」

アレックスさんの制止を聞かずに攻撃する。そもそも攻撃が通らないのは知っている。大事なのはその後さ!!

大蛇はこっちに振り向き大きな口を開け、そのままこちらに向かってくるので俺も大蛇に向かって走り出す。腹ん中にいるおっさんの仲間を助けるためにな!

だから俺は蛇にわざと食われた。

「ヤ、ヤクモーーー!!!!」

『その頃のバーンは』

「あー、寝みぃなぁ。」

 天井を見上げて眠気を飛ばそうと、まぶたをパチパチとさせる。あまり効果はないが。

エーベルはギルドが連れて行ったからもういない。完全に一人でヤクモの防具を作っている。

「そういや、あいつにどんなやつが良いか聞いてねぇや。」

 そういうと彼は欠伸あくびをし、深いため息をつく。そして両手で、気合いを入れる為自分の顔を叩く。

「よっし!頑張るか!」

 デザインはほぼほぼ頭の中に入っている。後は、失敗しないように打つだけだ。

そう思いながらハンマーを持ち鉄を打ち始める。

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