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それは綺麗な世界のように  作者: 勇野章
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借り物の器/世界はどこかで巻き戻る/?青



(???)


「マーラ、『マーラ』の母親が死んだ。父親をいつ殺す?」


首を傾げて口を開いた


「いつにしよう。これは偉大なる物語で器を探す物語だ……てか、器の名で呼ぶなと言っただろ、クリス!!!」


少し口元が緩み「ウルリアは少しおおげさに考えすぎだよ」と言った

ウルリアの後ろから声がした。

「初代赤の器……アナトスはお主でいいと言うたのだろう?ならば、考えすぎなどではない……つまり、世界は6人の器により変わるのだ……偉大なる神よ……」

くるりと回り元いた暗闇(ばしょ)に戻ろうとする


「ま、いいんじゃないの?アシュヴァナの言う通り私達がなにをしようと……


もう、始まったんだから……ね?」


ガムを顔の前で大きく膨らませた。


「スーゼいつからそこにいた。お前は先程まで……」


「これは私の能力だよ、、、」


と言った瞬間膨らませたガムが割れた。


そして、消えた。


(青の国)


「おーい、ルニアーナ!!!魚は取れたかい!?」


私は海の上に立っている家の中から大きな声を上げてルニアーナに言った。


「イズナ、こっちは大丈夫!!!」


私のお父さんは海の戦士だ。

海の戦士と言えば聞こえはいいのかもしれないが私からすれば家族を捨てた存在だ。


そんな考えをしていたら爆発音と共に大きな炎が舞い上がった。

「お父さん……なんていなくなればいいのに……」

と家族の元に帰ってこない父に嫌気がさし、つい言葉が出た。


『お前さん、そりゃ本当かい!?』

周りを見ても誰もいないことを確認しその声を無視した。

『言葉にも魂が宿り言霊として生きるんじゃ』

また、聞こえた声の方を振り向くとイズナのいる家が爆炎と共に炎が舞い上がる。

そして、私はなにかに足を引っ張られ深海へと引きずり込まれた。

たぶん、亜種(リヴァイアサン)だろう。

昔からリヴァイアサンがいるから遠くへは行っては行けないと言われている。


そして、私は目を覚ました。

ニルアーナは私を蹴った。

「なんで、こんな所で寝てんの!?ご飯出来たよ!?」

と言われて世界が滅びる夢でも見たのだろうと思って差し出した。妹の手を取り立ち上がって家に向かうところだった。

それはすごい水しぶきを立て海に何かを叩きつける音だけが鳴り響いた。

その時、頭痛がして耳元でさきほど夢で聞いた嫌な声がまた聞こえた。

『夢じゃない。今度は夢では終わらせない』

と聞こえた。


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