奴隷国/鏡の国のお姫様/黄白
俺の国はなぜか魔法が売られていた。
そして、買わない魔法は
お金を消化する事により魔法を使える。
すなわち、金が無ければ生きてはいけない
(黄の国)
「なぁ!!!みんなこのお金で好きなものを買い食べな?必ずみんなで食べるんだぞ!!!僕はここを離れて美味しいものをたくさん食べるからそのお金で好きなものを食べなさい!!!」
俺は、みんなにこんなことを言ってわかれた。
俺は肉を食う……
「だけど、それ以外に道は無かったんだ!!!」
慌てたように言った。その、俺と同じような年の少年は笑った
「悪い悪い、じゃ…な!!」
そう、言って少年は去っていった。
もう、3日も飯を食ってない。気持ち悪い……足枷が重くてあまり動けない、臭う……気持ち悪い、手錠が錆びて変色している。かゆい、気持ち悪い……
「ウェ!!!ゲホッゲホッ……」
吐いた。このまま死んでいく?それもいいかもなぁと思った。
なにもする事が無く町を見るばかりだ。
「へへ、死体もう、無くなった……食べるものも無い正真正銘死ぬ。餓死する」
痩せこけた身体、肌は白く動くことも出来ない
「あいつら元気かな?自分を売ってまであいつらを守りたいって思った俺がバカだった……」
「ははは」
どこからとも無く笑い声が聞こえる。もはや幻聴まで聞こえるようになってきた。
「それは本当かい?なら、ここで死ね。」
幻聴がまた、聞こえた。しかし、この声聞いたことがある。
「お前はあの時の……」
の俺が言った。声を無視して言った。
「なぁ?役人?ここにサインすればいいのかい?」
紙に何かを書いてる。後、なんだろう?なにか袋を渡した?
役人は「はい、丁度!5千ディアナ……これで、えっーと、なんだっけ?まぁいいやとにかくこの牢の鍵と手錠と足枷の鍵を外してっと……」と言いながら俺を牢屋から出てた
「ありがとう……で、でも、俺はここから連れだせなんて言ってない」
飽きれた顔で言った
「そうだな……お前はここから出せとは言ってない。だから、またお金をもらって稼ぐ事なんて余裕だ。ただし、次あそこに入ったら死ぬぞ?」
真面目な目で言った。その真面目な目が正直怖かった
「行くのもいいが俺と旅に出ないか?行く前に修行その前に飯だ!!!」
(白の国)
「私はお姫様……鏡の国のお姫様……」
鏡の国……本物の姉とその姉の偽物……
私はあの人と婚姻の儀を行い……あの人の嫁となる
「リン?元気?ごめんね?私のせいで……」
ー2日前ー
「嫌だ!!!あの人なんかと結婚する気はない!!!どうせ、政略結婚でしょ!?」
白の王?この国の王様?
ただ、それだけ?
いや、違う!!!
私の……私達のパパ!!!
「なら、しょうがないな、ユースリア……お前ではなくリン、お前を婚儀に……」
そう、私はこの国のために私の心と体は売られたのだ……
だからと言って、姉を恨んでるわけではない
「これから、私、リン・ラ・イーストヴェルはユースリア・ラ・イーストヴェルに変わるのだ……」
幸い見た目は姉と似ていることでむこうの国の殿方にはバレていない……
そして、私と『青の国』の王と婚姻の義をする……
嫌だ。嫌だ。嫌だ。
口と口の距離が数ミリになった時……私は飛んだ。
『黄色のドラゴン』に私は連れ去られた
「え?ちょ?た、助けて!!!」
『お主はあいつと結婚するのは嫌なのだろう』と聞こえたが私はこの高さに恐怖感を感じ話すことは出来なかった