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無限転生 -転生勇者の魔王譚-  作者: ホモンロ
序章 無限転生
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第二話 『勇者ブレイン』

「なぜ……この場所は……!」


 ブレインの絶句が空間に響いた。

 自然と、頬杖をついていた腕は下りて、身を乗り出そうとする寸でのところまで前屈みになっている。

 禍々しい瘴気が噴出す、だだっ広く、暗い空間。

 闇に相反して輝く圧倒的豪奢に覚めたばかりの目が眩む。

 宝玉が散りばめられた装飾や、雑に据え置かれた宝物の数々が嫌でも目に付く。

 だがその空間は、誰もが羨む栄華とは相対的に、決して丁寧とは呼べない作りだった。


 例の如くとして存在したはずの見慣れぬ天井が見当たらない。

 代わりとばかりに存在を主張してくるのは贅の限りを尽くした品々だ。

 転生して最初に目に映ったものが天井でもなかった驚き以上に、胸をざわめかせる既視感の方が強烈に記憶をくすぐってくる。

 この空間はかつてブレインが屠ってきた魔王の在した部屋のそれらに似ている。

 否、ブレインは魔王の間に似たこの空間を、紛れもなく知っているのだ。

 無論、所謂魔王の間と呼ばれる空間を彩る風景は世界によって異なるが、それこそ直前のように城か否かの差はあれども知っているというのはありえない。

 ともすればここは新たな世界ではないということになる。


 覚えている、と言ってはどこか語弊が生じるのかもしれないが、ブレインの記憶には確かにこの光景が記憶に残っているのだ。

 千年では足らぬ過去の記憶がブレインの中に雪崩れ込む。

 そんな古い記憶を思い出せるはずもない。

 だが、忘れることも出来ないほど瞼の裏に刻みこまれた光景は、脳裏を掻き毟ってきた。

 雪崩れ込んでくる記憶の情報量とその膨大さに頭痛が止まない。

 ブレインにとってこの光景は、忘れることのできない因果の染みついた場所なのだ。


「――如何なさいましたか、魔王様」


 先ほどから、繰り返される声はブレインのことを指しているのか。

 ブレインとその声の主以外に人影一つ見当たらない状況を鑑みて、ようやく声のする方へと顔を向ける。


 声の主は、悪魔の如く美しい女性だった。

 吸い込まれるように深紅の瞳と目が合い、無意識に上から下へと視線が這う。

 宝物の中に栄える漆黒のドレスを身に纏い、それとは対極的な白い柔肌が、腰の位置まで伸びた紅い髪を煌びやかに演出している。

 凛とした顔つきでブレインを伺い見る表情は懸念に変貌し、その物憂げな面持が彼女の美しさを際立てていた。

 記憶と美貌の狭間に脳の中枢がくらめいて、瞬きの拍子でブレインはふと我に返る。


 美しさの裏に隠れた、否、美しさが霞むほどの本質は隠されていない。

 人の女の形をした別の何かの影が、ブレインの本能へと直感的に刻まれる。

 ブレインの良く知るこの空間を共有する、その意味が破壊と滅亡の象徴を暗示していた。

 何よりも、ブレインを指しているであろうその呼び名は、受け入れがたい状況を容易く説明している。

 記憶の波に目まいを起こす程、脳を内側から抉られる感覚を精一杯の言葉で口ずさんだ。


「馬鹿な……これは、一体……?」


 ブレインは腕を持ち上げる。ずしりと重く、宝玉の重みが指や腕から伝わってくる。

 支配と破壊がその輝きの中に染みついた、指輪や腕輪が、身に纏う深淵のように暗いローブの袖から姿を現した。

 細く、華奢で、それでいて異様な力を感じるこの肉体が、それだけの重みに耐えられないほど軟な作りではないはずなのに、頭を抱えて互いを支えて持たれかかる。

 記憶の奔流に沈んでいるのだ。

 記憶と、理解の相違に身を焦がしていた。


 既に状況は理解している。受け入れがたくも、理不尽に脳が理解へ追い込まれる。

 否、だがしかし、少なくともブレインが、この場所を、こちら側から眺めていることなど、考えられない。

 蘇るひたすら遠い記憶は今彼が座るその光景を思い出させた。

 ブレインがこちら側から座って眺めるこの光景は、忘れられない因果の染みついた事実を根本から否定している。

 ブレインは止めどなく浮かびあがる想像を全て頭を振って否定した。

 しかし――。


「……魔王様?」


 更に繰り返す声。次第に憂いの色が濃くなっていた。

 否定する想像とは裏腹に、記憶に存在する光景が肯定する。


 ブレインは、魔王の姿をしている。


 忘れるはずもない。

 初めての世界の魔王。

 初めて勇者として対峙した魔王。

 初めてブレインを殺した魔王。

 正真正銘、ブレインがブレインとして存在した世界の魔王。

 新たな世界へ巡り、後悔を呑まされた魔王。


 記憶の限りに、揺るぎようのない事実が、ブレインを魔王と認めている。

 あの日魔王が座した玉座に今、ブレインが魔王の姿で肘をついているのだ。

 事実と理解に対して感情が否定している。千の人生に廃れた精神ですらそれを認めようとはしてくれなかった。

 千の人生で勇者としての業を背負い続けてきたブレインが、よもや忌むべき魔王の姿に成り果てようとは、運命の悪戯にしても風刺が効きすぎている。

 誰が定めた運命なのか、神様だとすれば少しばかりたちが悪い。

 千の業を背負わせたその神がここにきて更なる地獄へ突き落すというのか。

 それが勇者として魔王に立ち向かってきた報いというならば、あるいは、旅路の果てに欠落していった正義感への報復なのだろうか。


 勇者から正義感が欠落する罪深さを我ながらに呪うことしか出来ないブレインに、この光景に対する記憶が新たに浮かんでくる。

 光景だけではない、この状況を、覚えているのだ。

 自らの運命を定めた存在に心当たりを、この状況が示していた。


「――さあ魔王。お前を倒しに来たぜ!」


 ああやはりそうだ、と。

 千度も前の人生の曖昧な記憶が確信に変わった。


 遮る壁すらどこにもない、決闘の場というにも粗末なだだっ広いだけの空間の、光が差さない闇の途切れる部分から威勢だけは良い声が聞こえてくる。

 足音が近づくにつれその稚拙な姿が露わになった。

 剣の切っ先をブレインに向け、刀身越しに鋭く睨んでくる青年。


 彼は、彼こそが、この世界の勇者――かつての『自分ブレイン』自身だ。


 思い出せば思い出す程記憶が蘇ってくる。

 あの時、確かに同じ言葉を吐いた。

 自分を鼓舞するためであり、隠しようのない感情の表れ。

 思考よりも先に感情で動く口が当時の『ブレイン』をより稚拙に見せた。

 言葉遣いから、当然容姿も含めて今とは何もかもが違う。

 最大の差異は、魔王を討ち滅ぼすべく希望に満ちた高鳴りと、千の人生に廃れた精神だろう。

 今でも、今だからこそ、千度も前の人生に感じた情調を鮮明に思い出せる。

 あの時『勇者ブレイン』が吐いた言葉と同じく、『魔王ブレイン』の言動に違和感を覚えた。


 あの日、あの時と同じ時代に、『勇者ブレイン』は、『魔王ブレイン』としてここに居る。

 同じ時間を共有しているとは思えないほど、青い果実はすっかりと腐りきっていた。


「なるほど。今の俺が、正に……」


 ブレインは、小さく呟いた。

 魔王の言動が奇怪にも聞こえるはずだ。

 ブレインは千の人生に苦しみもがいてきた。

 これから、たった一回死ぬくらいの自分自身への手向けは、極々いい加減にもなるだろう。


 あまりにも突飛な答え合わせに状況への理解と感情が次第に一致していく。

 千も人生を経験すれば、多少度し難い事態にも容易く合理的に納得してしまう。

 こんな状況を多少と片付けるには寛大過ぎるかもしれないが、あるいは、それはブレインが胸のどこかで望んでいた状況だったからなのだろう。


 あの日、若すぎたが故に、千度も人生を超えてなお引きずった後悔に決着をつけたい。そんな無茶な願望が叶うとしたら。 

 この状況以上に代わる現実は存在しないのだ。

 千度目の転生はあの日の再現から始まった。

 魔王となり、勇者と対峙している。


 よりによってこの時間へと引き戻されたことに疑いもせず、否、既にブレインの中で整った答えを敢えて度外視し、納得する。

 あの日の魔王の言動が今になって一つずつ紐解かれていく。

 魔王の行動が、言葉が、正史の為に意図して再現する必要も無く、衝動のままに身体を動かせば一致するのだ。


「魔王様。あのような雑魚など私が葬ります。魔王様の手を煩わせる訳にはいきません」


 今となってもはっきりと思い出せないのは彼女の存在だ。

 恐らく、勇者として魔王に臨んだ時のブレインは魔王以外の存在が目に入っていなかったのだろう。

 千度も前の人生の記憶となれば最も大きな後悔に上塗りされることもある。

 魔王という存在に適した側近が居るのは不思議なことではない。


 悪意の有無はともかくとして、ブレインはかつての自分自身を暗に貶している彼女の言葉には特に心を動かされなかった。今のブレインはそれほどまでに目下の勇者を見下している。

 彼女の言葉さえも耳に残らないほど関心が薄い。

 対照的にと言うべきか、視界の隅でそんな挑発で逆上するかつての自分が、どこか情けないくらいだ。

 ブレインが末梢的になっているのは、それはかつての彼自身と同じく、今は勇者という存在以外に目に入っていないからだろう。

 玉座の王を庇うように勇者と魔王の間に割って入る側近を制止する。


「良い。退け。俺が相手をする」


 端的な言葉だけを綴り、ブレインは悠然と立ち上がった。

 意識は既に言葉には向いていない。ただ目下の勇者へと、極度に空腹の状態で馳走を目の前にするような、知性や礼節を取り捨てた形振り構わない稚拙さがある。

 もはや勇者以外のことに意識はなかった。


 ただ立ち上がるだけという誰でもするようなこの動作に全身を駆け巡る異様な力。魔王の力がこの身を昂らせた。

 妙に、あまりにも、とてつもなく妙に体が馴染む。

 今まで千度経験してきた人生の中のどの肉体より、それこそ今目の前に見据える本来の自分だった頃より、過ぎた高揚感に酔ってしまうほど嫌に馴染んでくる。


 これが魔王の力かと、玉座から一歩離れるたびにブレインは息を吐いた。

 この力にあの時の自分は勝とうとしていたのか、と。

 今だからこそ悟ったその膨大な差に、あの時の後悔さえ、あまりにも容易く吹っ切れるほど、呆然とする。

 側近の肩口を掴んで強引に退かそうと引く手に想像以上の力が加わって、足元をよろめかせていたことは気にも留めない。


 仕える王の魔王然たる姿に、側近が懸念と共に僅かばかり口元を綻ばせていたことはブレインは気付かなかったことだろう。

 それ以上に、ブレインを盲目にさせるほど、沸き上がる力が留まるところを失っているのだ。

 昂ぶる気を抑えられない。

 うずうずしていた。


 ――この勇者へ、かつての自分へ、この収まらぬ力を解放できると想像しただけで、言い様のない快感を覚えた。


「来いよ魔王。来ないなら――こっちから行くぜ!」


 覚えている。

 それは開戦の合図だ。

 だんっと、勇者が地面を蹴りあげた。

 

「愚かな……そんな馬鹿正直な直進で捕らえられると思ったか? 分かるんだよ俺には。全てのお前の行動が……」


 ブレインは覚えているのだ。

 千度も前の人生の記憶を。

 俯きながら、肉体と感覚がどれだけ一致しているのか確認しながら、勇者へ一瞥も下さずにつらつらと綴る。

 蘇る記憶、あの時の思考。

 魔王は確かにこう言った。

 勇者と魔王の会話は噛み合わなくとも、今初めてブレインの記憶に噛み合う。

 そう、それは――。


「――お前は俺自身だからなぁ!?」


 斜めに振り下ろした勇者の剣を素手で受け止める。

 強引に剣のみを吹き飛ばし、勇者の肩を両腕で掴む。


「あの苦痛をっ! 地獄よりも苦しい体験もしていないお前如きの愚考など、全て俺には分かるのだぁっ!」


 あの時の一振りは紛れもなく渾身だった。

 当時の感覚で言えば長い旅路を経て、仲間や世界の想い全てを乗せた一撃だ。

 これほどにも、軽かったとは。


 簡単に弾き飛ばされたのを覚えている。

 気迫だけで人を殺せる形相で魔王に捕まれ、それに浮かぶ狂気的で獰猛な破顔に、絶望と恐怖を味わった。

 同じ体験を繰り返した思考の有利かどうかの差など関係ない。

 ただ純粋に力の差だ。

 ここで負けた後悔に苛まれていた事実すら烏滸がましいほどの、例えば、千度人生を繰り返して肉体を鍛えてこようとも埋まらない圧倒的な差。


 感情のままに、衝動のままに口を動かす。

 自分の口から勝手に出てくる高揚が、千度も前の人生に覚えた違和感の原因を教えていた。


「さあ光栄に思うがいい、勇者よ! この俺の後悔を消させてくれるただ一人の存在よ! 今俺が、俺の最大の力を持って殺してやろう!」


 ブレインはかつての自分自身を突き飛ばし、無様に腰の砕けた勇者へ向けて掌を掲げる。

 勇者とは、魔力の類とはまた違った力の強さを持った存在だ。今を除いた千の人生に絶えず勇者の業を背負い続けたブレインが、魔法など使ったことも無かったが、今の彼は知っている。

 このとてつもなく馴染んでくる魔王の身体が魔力の使い方たるものを教えてくれるのだ。

 千度も前の人生の記憶が、この高揚を満たす方法を教えてくれる。


 鳥が自由に飛べそうなほど広い空間。

 決戦の場というには粗末なだだっ広いだけの空間が、禍々しく唸りをあげ、埋め尽くさんばかりに魔力が集う。

 どす黒く、それでいて網膜を眩ます狂ったように錯綜した閃光が頭上に広がった。

 闇の雷が幾ばくもなく爆発しようとしている。

 光の束が勇者を取り囲むように、垂直に落ちていた。


 命乞いするわけでもない。また、立ち向かうわけでもない。

 勇者として、一人の人間として、誇りや尊厳すらも失くした表情でただ恐れている。

 魔王の腕に懸けられた自らの生死の行方を、悟ったのだ。

 生きていられる可能性が万に一つもない。

 自分は今ここで死ぬと、思ったのだろう。

 死ぬと、思ったことを、今ここでブレインは思いだしていた。

 千度も繰り返す必要もなく、千度振りに戻ってきた経験がなくとも、状況が死を知らしめている。


 そしてブレインは無残にその腕を振り下ろした。


「ハァーハッハッハッハ!」


 轟音の中に喜色をあげる。

 久しく味わった快感だった。

 何者にも勝る、何者も与えることが出来なかったはずの快感が、ブレインを満たす。


 粗雑に据え置かれていた宝物の一部が魔法の衝撃に巻き込まれ、消滅していた。

 どんな豪奢にさえも勝る、支配や破壊ですら満たすことのできなかったブレインの快感。

 誰にでも消し去りたい過去の一つや二つはあるだろう。ブレインはその最大にして唯一の後悔をこの手で叶えてしまったのだ。

 止めどなく溢れる脳汁を呼吸を乱しながら味わう。

 再び静寂が返ってくるまでの時間を、悦に浸っていた。


 やがて舞い上がる砂埃が落ち着き始めた頃。

 そこには勇者の――かつての自分の首から先だけが転がっていた。

 頭部から下は溶けてなくなり、胴体から切り離された断面からは水溜まりを作るように滴った血が残っている。

 表情は絶望のままに固まり、凄惨な惨状を切り取っていた。

 勇者としてのブレインと魔王との間に残っていた永き因縁が、ブレインの中でおよそ千度にも渡る人生を経て始末を着けられる状況に、歯止めは効かなかった。

 たがが外れて、上限無く快感のみを求める感情が、止まらなかった。

 ひとしきり満足し、大きく息を吐き出し、大きく吸う。


「……ありがとう、勇者。お前に敬意を払い、礼をしよう」


 何がいいかなと、ブレインは魔王の姿で、子供のように悩んだ。

 浮かび上がってきた最上のアイデアに口元がほころぶ。

 千度の運命を背負ったブレインにしか思いつかない、自らの運命を定めた存在が、ここにきて符合する。

 そうだと、声を上げた。


「面白いことを考えたぞ」


 肉片となった顔を雑に掴み上げ、そして囁く。


「君に転生させてあげよう」


 肉片に返事は無い。


「例えば……そう――千回くらいはどうだ?」


 面白いだろう、と。

 獰猛に吊り上がった口角で一方的に微笑み掛ける。

 掴み上げた逆の手には既に魔力の色があらわれていた。

 それは、最初から決めていたかのように、白々しく考える素振りをブレインは見せているのだ。

 他には、他にはと、思考を巡らせながら、あらゆる特典を考え得る限りに付与していく。


 全てが可能な気がした。

 この肉体なら何でも出来る。


 例えば、死人に転生させることも。

 例えば、それを千度ほど理不尽に繰り返すことも。

 終いには魔王に成ってみても、面白いだろうか。


 千度の運命の苦しみが、走馬灯のように駆け巡ってくる。

 走馬灯を、かつての自分自身へ魔力を介して語り掛ける。


「あれは、中々に苦しいぞ。あの時は、堪えたな。……あんなこともあったか」


 目を瞑り、一つずつ思い出しては、誰にも話すことの出来なかった地獄の体験を語らう。

 『魔王ブレイン』にしか理解できない苦しみを、『勇者ブレイン』へと。

 何事もなく、呪文は唱え終わった。


「俺だけでは寂しいからなあ。どうせなら、お前にも同じ体験をして貰いたいじゃあないか」


 此度は耳障りの良い言葉で囁きかける。

 今頃、世界の人々の声に悔やんでいるのだろうか。

 想像しているだけで胸がすく。


 興味を失ってしまったように乱暴に放った頭が地面にぶつかり、ごとりと、鈍い音を上げた。

 ブレインの思考は、その肉体と同様に醜く成り代わっていた。

 一部始終を見届けた側近からの賛辞の声が、今ばかりは心地よく耳に残る。


「お見事です、魔王様」


 ブレインは、虚無感に揺らぐ思惑の中で、その呼称を受け入れている。



序章 無限転生 了

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