基礎知識の確認と、ステータスの確認
説明回的な
さて、宿をとって落ち着けた所で、「異世界基礎知識」を読み進めようか
街までの道中で、世界の名前や国の名前、現在いる都市の名前などは確認できたが、職業やステータスなどのシステムについてや、通貨価値についてはまだ見ていない
まず最初にこの世界の通貨は、一般的に白金貨、金貨、銀貨、銅貨でが使われている
それ以上の価値の硬貨もあるが、白金貨の時点でなかなか使われることはない
それぞれ100枚で上の硬貨1枚分となる
つまり
1白金貨=100金貨=10000銀貨=1000000銅貨となるらしい
貨幣価値は大体1銅貨10円程度で、今泊まっている宿代は日本円に換算すると5000円程度となる
次はステータスについての確認だ
「ステータス・オープン」
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名前:ヨウレン・ミクリヤ
年齢:16
性別:男
職業:読書士
ステータス
レベル:1
HP:40
MP:200
筋力:4
知力:20
防御:5
精神:9
俊敏:7
器用:8
スキル
魔道書庫
読書魔法
称号
読書家 誘われた者
可視化□
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通常の表記はこうなっている
基礎知識には、文字に触れることでヘルプを見ることができる、と書かれている
早速試してみよう
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名前:ヨウレン・ミクリヤ
年齢:16
性別:男
職業:読書士
総読書数が500冊を突破していることで解放される
職業専用スキル「読書魔法」が解放される
ステータス
生命維持魔力によりかかる、身体能力の補正値
レベルを上げると補正値が増加する
また、レベルアップに比べると微弱ではあるが訓練によっても上昇させられる
レベル:1
魔物を倒すことで上昇し、ステータスを職業に応じて上昇させる
基礎ステータス
レベルアップと称号効果以外で上昇しないステータス
一般成人男性レベル1の平均は50
HP:40/40
生命維持に使われる魔力の値
怪我を負うと、この魔力で急速に治癒される
0になるとステータス補正を失い、普通なら気絶する、怪我の程度によってはそのまま死亡する
睡眠などで体を休めると、ゆっくり回復する
MP:200/200
主にスキルの発動時に消費する魔力の値
0に近づくと眩暈などの症状が現れ、0になると意識を失う
睡眠などで体を休めると、ゆっくり回復する
身体ステータス
レベルアップや称号効果以外にステータスに応じた訓練法で上昇させることができる
一般成人男性レベル1の平均は10
筋力:4
常に使用できる筋力の値
知力:20
脳内での演算能力の値
防御:5
肉体的な防御力の値
精神:9
精神的な防御力の値
俊敏:7
瞬間的な筋力の値
器用:8
肉体的、精神的な柔軟さの値
スキル
称号や訓練、職業などで得られる技能
魔道書庫(固有スキル)
無制限に本を貯蔵可能
蔵書数に応じて派生スキル解放
蔵書数3/5
魔道書籍
貯蔵してある本を自由に読むことができる
蔵書
所有する本を貯蔵する
読書魔法(職業スキル)
書籍と読書に関する魔法を使用できる
レベルに応じてスキルが派生する
再現
書籍に記された意味を持つ文字列を読み上げることで、その事象を再現する
称号
今までに行った行動や、多数の人間にその行動が評価された時など、様々な要因で獲得する
犯罪やそれに準ずる行動もすべて記録される
称号には、稀に追加効果が存在する
読書家
多くの書籍を読んだ者に与えられる
追加効果
書籍に出会いやすくなる
誘われた者
異世界より何らかの要因でこちらの世界に転移した者
追加効果
異世界での行動に応じて固有スキル付与
可視化☑︎
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すべての文字に触ってみるとこうなった
基礎知識には
職業には称号やスキル、行動などが影響すると、書いてあり
また、一般に職業は15歳になった時に成人の儀式の一環としてつくことになること
戦士だと武術系の一般スキル
魔法使いだと魔力操作スキル
を所持していないと解放されないこと
他にもいろいろな職業があるようで、他には、商人や農家などの職業としての職業
戦士や魔法使いを細分化したものや、種族特有のもの、後は派生による上位職などが書いてある
しかし、どこを探しても読書士の職は見つからない
自由に転職できるのは職業が「なし」の時か、レベル1の状態の時だけのようで、一度決定した後はレベルや行動によって自動で派生していくらしい
職業の欄は、「人が100人いれば、100の職業が存在する」という謎の言葉で締められている
ステータスに関しては、詳細に書かれていることに変わりはなかった
補足として、HPが尽きた時倒れるのは、身体能力が大幅に低下することによるものと書かれている
基礎ステータス、HPが一般より低い、そしてMPが一般の4倍
魔法使い系のステータス構成だとおもう
そして身体ステータス、知力以外軒並み平均以下、これはしばらく筋トレとかしないといけないかもしれない…
…さて、身体能力の低さからは目を背けて、次へ行こう
スキル、技能のことらしい
基礎知識には、細分化されたいろいろなスキルと習得方法が簡単に書かれている
大まかに分けると
剣術や斧術、棒術など、技能の証明となり、それぞれの武器に応じたスキルを取得できる武道系スキルに、魔力操作スキルと魔法系スキルを含めた、訓練で取得できる一般スキル
勇者や英雄などが持つと言われる固有スキル
職業に応じて取得できる職業スキル
の3種類があるらしい
基礎知識には、注意として、一般スキルに関してはスキルがあるから魔法や剣術が使えるのではなく、あくまで魔法や剣術が使えるからスキルが出現するということが書かれていた
次に称号だが、基礎知識にはステータスのヘルプと同じことしか書かれておらず、取得条件などは一切書かれていなかった
これで、ステータスの確認は終わったな
そう思い、魔道書籍の本一覧に戻る
すると、以前入れた、説明書以外にももう一冊本が追加されていることに気づいた
何かと確認してみると、ギルドの規約が書かれた冊子だった
魔道書庫の書籍の判定は結構広いらしい
さあ、明日はついにギルドの一員になるのか、そう思い、ベッドに潜り込む、異世界のベッドは、ほとんど布のようなもので、とても背中が痛かった