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異世界読書ライフ  作者: 白野威 藍玉
初心者訓練編
22/28

訓練4日目の成果

短めかもしれないです

訓練を終え、宿に戻ってきた

昨日は気絶していたせいで戻ってこれていなかったが

冒険者が1日帰ってこないことは、よくあることらしく特に問題にはならなかった


まず、訓練の成果の確認のため、ステータスチェックだ


ーーーーーーーーーーーーー


名前:ヨウレン・ミクリヤ


年齢:16


職業:読書士


ステータス


レベル:1

HP:40

MP:200

筋力:6

知力:21

防御:5

精神:9

俊敏:7

器用:8


スキル

一般

魔力操作

刀術

時空魔法


固有

魔道書庫

魔道書籍

蔵書

 知識変換


特殊

魔眼

魔力視の魔眼

鑑定の魔眼


魔力痕

右腕(時空属性)


読書魔法

再現


称号

読書家 誘われた者 魔力の深淵に触れし者


可視化□

ーーーーーーーーーーーーー


能力値は、HPと筋力が上がった程度で、他は変化なし

スキルには刀術と時空魔法、知識変換が追加された


刀術は多分地獄の素振りの時か、もしくはアルムさんとの模擬戦の時に身についたのだろう

これがあるということは、俺も多少は刀を扱えるようになったということだろうか


時空魔法は十中八九マーキングを取得した時だと思う

実はまだ机の場所が認識できるのだが、慣れだろうか、あまり気にならなくなっている

存在感が薄れたというよりも、意図的に意識から外せるようになったみたいな感じ


知識変換が取得できたのは、蔵書数が一定に達したからだと思う

効果は確か

本の内容を脳に刻み込むとか、記憶を本に変換するとかなんとか

つまり、本の内容を記憶できるようになって、記憶したものを本にできるということだろう

記憶を本に変換できるということはつまり、記憶しているものを読書魔法で再現できるということだ

これは強い、そう思ったが、過去に読んだ本の技など思い出せるわけもなく、今のところは便利なメモとしてくらいしか使い道がなさそうだ


本の内容を記憶する、元の文のニュアンス的には、読むよりも確実に、完全に記憶に変換されるのだろう

元の世界で持っていたら暗記科目が得意になれそうな能力だが、この世界では暗記テストなどは存在しない

せいぜいギルド規約を覚えやすい程度か

そんな軽い気持ちで、魔道書籍に入っているギルド規約に対して知識変換を施す


画面に表示される文章がリボンのように解け、頭に流れ込んでくる

このあたりはさすが異世界と言ったところだろうか、脳には負荷があまりかからないらしく、情報過多などでは、日課になりつつある気絶はしなさそうだ

その代わり、体から魔力が垂れ流されているような感覚に襲われている

そして、ステータス画面のMPが1になると同時に文章の流入は止み、魔力の放出感も無くなった


次の瞬間、机に施したマーキングに何かを吸われる感覚と共に、俺は気絶した

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