訓練4日目の成果
短めかもしれないです
訓練を終え、宿に戻ってきた
昨日は気絶していたせいで戻ってこれていなかったが
冒険者が1日帰ってこないことは、よくあることらしく特に問題にはならなかった
まず、訓練の成果の確認のため、ステータスチェックだ
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名前:ヨウレン・ミクリヤ
年齢:16
職業:読書士
ステータス
レベル:1
HP:40
MP:200
筋力:6
知力:21
防御:5
精神:9
俊敏:7
器用:8
スキル
一般
魔力操作
刀術
時空魔法
固有
魔道書庫
魔道書籍
蔵書
知識変換
特殊
魔眼
魔力視の魔眼
鑑定の魔眼
魔力痕
右腕(時空属性)
読書魔法
再現
称号
読書家 誘われた者 魔力の深淵に触れし者
可視化□
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能力値は、HPと筋力が上がった程度で、他は変化なし
スキルには刀術と時空魔法、知識変換が追加された
刀術は多分地獄の素振りの時か、もしくはアルムさんとの模擬戦の時に身についたのだろう
これがあるということは、俺も多少は刀を扱えるようになったということだろうか
時空魔法は十中八九マーキングを取得した時だと思う
実はまだ机の場所が認識できるのだが、慣れだろうか、あまり気にならなくなっている
存在感が薄れたというよりも、意図的に意識から外せるようになったみたいな感じ
知識変換が取得できたのは、蔵書数が一定に達したからだと思う
効果は確か
本の内容を脳に刻み込むとか、記憶を本に変換するとかなんとか
つまり、本の内容を記憶できるようになって、記憶したものを本にできるということだろう
記憶を本に変換できるということはつまり、記憶しているものを読書魔法で再現できるということだ
これは強い、そう思ったが、過去に読んだ本の技など思い出せるわけもなく、今のところは便利なメモとしてくらいしか使い道がなさそうだ
本の内容を記憶する、元の文のニュアンス的には、読むよりも確実に、完全に記憶に変換されるのだろう
元の世界で持っていたら暗記科目が得意になれそうな能力だが、この世界では暗記テストなどは存在しない
せいぜいギルド規約を覚えやすい程度か
そんな軽い気持ちで、魔道書籍に入っているギルド規約に対して知識変換を施す
画面に表示される文章がリボンのように解け、頭に流れ込んでくる
このあたりはさすが異世界と言ったところだろうか、脳には負荷があまりかからないらしく、情報過多などでは、日課になりつつある気絶はしなさそうだ
その代わり、体から魔力が垂れ流されているような感覚に襲われている
そして、ステータス画面のMPが1になると同時に文章の流入は止み、魔力の放出感も無くなった
次の瞬間、机に施したマーキングに何かを吸われる感覚と共に、俺は気絶した




