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Second Life 31

ブクマ評価感謝です。

「これだけ作っとけば大丈夫かな」



 いつものように学校に行き、帰ってきてから夕食の準備までは時間があるのでSLOにログインし、エレナさんに売る用の回復ポーション25個と、MPポーション20個を作成し、自分の使う分で回復ポーションを15個、MPポーションを22個作成した。


 売る分には今のところMPポーションよりも回復ポーションの方が需要があるらしく、回復ポーションを多く作ったが、使う場合はそろそろ星魔法を使おうと思っているのでMPポーションを多めに作った。



 ミカンとの勝負が無かったら、星魔法を使おうなんて気にはならなかったと思う。


 まぁ、そのお陰で今は少し前よりも活き活き出来ているとは思う。

 でも、そのせいでまたポーションを作るために素材を集めに時間を費やさなければいけなくなってしまった。



 ただ永遠と素材を集めるのを大変だ。

 それに、欲しい素材が採取出来なかったりすると、ムカムカしてくる。

 それでも、生産をして少しでも良い物が生産できれば嬉しいものだ。




「そろそろ、新しいスキルでも取ってみるかな」



 今の俺の取得スキルなどはこんな感じだ。



-ステータス-


NAME:ユホ Lv33


武器:カウンズソード

副武器:

防具:頭部【 】外着【ダウィンの縫い物(外着)】内着【 】腕部【 】胴体【 】腰部【ダウィンの縫い物(腰部)】


アクセサリー装備限界容量 0/10


所持SP9


装備スキル一覧

【剣Lv23】【片手剣Lv3】【合成Lv18】【鍛冶Lv6】【調合Lv23】【初心者生産者Lv29】【魔力Lv7】【魔力適性Lv9】【錬金Lv8】【移動速度上昇Lv11】【調薬Lv28】 【風魔法Lv9】 ☆《星月の姫》


控えスキル一覧

【梟の目Lv8】



 【剣】のスキルレベルも上がり、派生で【片手剣】が出たので取得した。【魔力】と【魔力適性】を取った理由はもちろん、この二つを取っておかなければ星魔法を撃つ事が出来ないからだ。

 【移動速度上昇】はユカに進められたので取ってみた。名前の通り移動速度が上がるスキルだ。これは中々便利なスキルだ。逃げる時にも役に立つ。

 控えスキルの一覧にある【梟の目】は暗視に遠くを見ることができ、視野が少し広がるという能力だ。視野が広がるなんて俺は素晴らしいと思ったが、狩りは基本的にパーティーでするし、PvPなら絶対に使うことがないらしく、このスキルは不遇スキルでワースト5に入っているらしく、取得した事をユカやリュークに言ったら呆れられた。

 まぁ、取ってしまったものはしょうがないし、このスキルは捨てたもんじゃないと俺は思っている。

 そして、メインの生産スキルは着実にレベルが上げが進んでいる。近いうちにマロンに【木工】について教えてもらって取るのもいいかもしれないな。



 この後は、一旦ログアウトしてから、夜にエレナさん達と待ち合わせをしている。

 何か話があると言われたのだ。何か深刻そうな雰囲気だったので大事な話なのだろう。


 俺は、どんな話をされるのか考えながらもSLOを後にした。







「ねぇねぇ、お兄ちゃんイベントの情報出たけどもう見た?」




 夕食を食べ始めてからすぐに、優花はイベントの事を聞いてきた。

 情報が出たのは知っているが、俺は夕食を作ってたので見る時間が無かった。



「いや、まだだな。どう言う内容なんだ?」


「SLO初イベントはね--」



 

 優花の説明だと今回のイベントはイベント専用ステージが1週間限定で出現し、そこでイベントポイントを入手して順位を競うと言うイベントらしい。

 詳しい内容は当日に発表されると事だ。




「今回のイベントは、六人以上のパーティーでの参加は禁止されてるみたいだね」


「チーム競争イベントなのか?」


「ソロでも参加は出来るけど、パーティーで参加してる人達には勝てないね。それと、イベントには持ってけるアイテムの数が限られてて、イベントで使うアイテムとかはイベント期間中は使用が出来ないから気をつけてね」


「じゃあ、調合キットをイベントに持っていくとしたら、二つないとダメってことか?」


「それも一つだけど、イベントステージになら持っていけるからイベントステージでやればいいと思うよ」




 と言うことは、一週間はイベントに集中しなければいけないってことか。

 こんな事なら、この前の美香さんの話に一時的に乗っておくべきだったかもしれないな。プレイスタイルは合わないとしても、イベントでの安定性は大事だからな。



 はぁ……どうするかな。

 イベントまでに色々考えなきゃいけないな。




「分かったよ。参考にする」


「頑張ろうね初イベ」


「そうだな」



 話が終わる頃には優花の皿には何も残っておらず、綺麗な状態になっていた。



「ごちそうさま。今日も美味しかったよお兄ちゃん」


「お粗末様」


「じゃあ、私お風呂入るからね」


「了解」



 優花は食器を流しに置いてお風呂へと鼻歌を歌いながら向かった。


 優花が鼻歌を歌うときは大抵長湯になる。

 いつもなら、洗濯物などを畳んだりするのだが、今日はもう全て畳んで終わっている。


 やる事もないし、イベントの事を少し考えておくか。




 ☆




 優花が風呂を出て、俺もすぐに入浴した。

 髪を乾かしてから時間を見ると、既にエレナさんと約束した時間まであまりない。


 イベントの事を考えながら入っていたらついつい、長湯をしてしまった。


 ログインしてから急いで待ち合わせ場所であるハルアさんのお店、『メイスプルー』へと急いだ。



 お店へ行くと、もうハルアさんはもちろん、エレナさんとマロンも来ていた。

 お店は今日は休みにしたらしい。



「遅れてすいません」


 

 三人はテーブルを囲み、お茶を飲んでいた。

 エレナさんは手をフラフラ振って俺を招いた。



「まだ時間じゃないから気にしないで」


「ユホ君何飲むぅ~?」


「じゃあストレートティーで」



 ハルアさんはキッチンへと行って、紅茶を淹れてくれた。


 

 SLOは様々な食品会社などをスポンサーに持っている。

 そのため、商品紹介などを兼ねて、食品会社などの食品などをNPCから買うことが出来る。




「勝手にアイスにしちゃったけどよかったぁ?」


「はい。ありがとうございます」


「よし、メンバーも揃ったし早速本題に入るわよ」



 エレナさんは一呼吸を置き、



「ギルドを作りましょう」

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