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Intent 16

投稿が遅れてしまい申し訳ございません。

ブクマ評価感謝です。

β版のプレイも遂に最終日を向かえ、二日前から行われているテストを兼ねた大会も終盤となった。


俺のグループで最も警戒していたのは、当然アウラだった。予想通り、予選を危な気無く通過し、本選へと登ってきた。アウラ同様俺も予選は危な気無く通過することができた。

本選のでの人数はは十五人で、最後に残った人が勝ちと言うシンプルなものだ。当然アウラは最後の方まで生き残り、残るのはアウラと俺、後二、三人だと予想していた。


しかし、アウラは俺の予想に反し、勝負開始後直にリタイアとなった。

アウラは、開始直後に敵と遭遇し。撃ち合いになり、偶々近くに居た俺がアウラを横から狙撃した。しかし、不意打ちとは言え、俺が狙撃した場所はアウラの場所から見易く、スコープを狙っていても予測線で分かるはずだが、アウラは避けれた狙撃を避けずに喰らい、リタイアになった。


これは俺の予想だが、アウラは一人で行動するのに不向きだ。集中のし過ぎでの周りが見えずに、あんな避けれる狙撃をかわせなかったと言うのなら少し無理があるが納得がいく。ゲーマーだからこそありえる事だ。集中をし過ぎて時間を忘れるようなものだ。


アウラが早々にリタイアしてしまって、不安と楽しみが無くなってしまったが、不安要素が無くなったのは良い事だ。是非とも正式プレイが始まったら、一対一で戦いたい。


だが、アウラが居なくなったとは言え、まだ警戒をしなければいけない。前評判がどうであろうと、最後まで勝負が分からないのがFPSだ。それに、最重要警戒がアウラなだけで、警戒をしているプレイヤーがアウラだけではない。もう一人警戒しなければいけないプレイヤーがいる。

《マックリオン》と言うプレイヤーは、優勝候補でもあるプレイヤーだ。残りのプレイヤーは俺を含めて四人。このまま順調に行けば、残るのは俺と、マックリオンだ。

マックリオンの装備は、サブマシンガンを二丁と、ハンドガンの突撃型。一定の距離以上だったら俺が有利で、一定の距離内だったらマックリオンが有利。近寄られたら確実に勝てない。逆に言えば、確実に距離があれば俺の勝ちと言うことだ。


先程銃撃戦が中心街の方であった。今俺の居る場所は中心街からの外れにある中心街全体を見渡せるビルにいる。中心街の奥には海が見え、右方向には岩山が聳え、左側には密林が広がっている。とてつもない位異様な土地構成だ。名称では中心街となっているが、街の建物は所々廃墟化しており、街だけで見ると、世紀末を迎えたみたいになっている。


世紀末街で未だに戦いを繰り広げているプレイヤーが二名。一人は、アウラの次に警戒をしているマックリオン。その二人の撃ち合いにつられて近寄ってくるプレイヤーが一人見える。この距離からではどう頑張ろうが射撃は無理がある。俺の居るビルから、他三名が居る場所の距離的には無理ではないが、上空からの狙撃は無理がある。なんで俺が態々こんなビルにいるかと言うのは潰し合ってくれるのを待っているからだ。誰がやられて、誰が生き残り、その生き残ったプレイヤーはどこのいるのかを把握するためにこのビルに登った。






少しの間眺めていると、残りが三人になり、行動を開始した。

撃ち合いに勝ったのはマックリオンで、もう一人の男がもうすぐでマックリオンとの遭遇するだろう。

マックリオンが居た場所まではまだ時間はかかるが、その間にどちらかが負け一人になる確率が高い。これで、マックリオンがやられれば勝つのが簡単になる。


この後の事を予測しながら俺は、スピードを上げ目的地に向かった。





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大会の結果としては俺の優勝だった。

俺の予想通りマックリオンと残っている男の撃ち合いがあり、元々HPが少なくなっていたマックリオンが撃ち負け、撃ち合いでHPがマックリオン同様減っていた俺が男を俺が仕留めたという結果になった。



世紀末のようなフィールドから戻った後は、表彰式があり、β版の最終日と言うことでパーティーが行われた。




この、βテスト終了から間もなくして、正式プレイが開始された。

正式プレイが始まってからは、とにかくソロでLVを上げ、時々アウラとパーティーを組みながら【IGO】を楽しんだ。

予告通り、不定期ではあるが大会も行われた。その時には時々パーティーを組んでいたアウラとも全力で戦った。これまでの成績は三勝二敗で俺が勝ち越している。五回の大会の内全てを俺とアウラが総なめにした。五回目の大会が終わり、これまでの成績と、見た目から俺は『神』と呼ばれるようになった。呼ばれ始めた時は恥ずかしかったが、いつのまにかなれてしまい、いつしか自分で名乗る時だってあった。



神と呼ばれるようになってから初めてとなる第六回大会の直前に俺は、【IGO】から姿を消した。

この後、竜が言っていたが『伝説の戦士』と呼ばれるようになったらしい。

その時は、【IGO】の時が嘘かのように恥ずかしく、あの時の俺は黒歴史となった。

最後の方は、短めに済ませてしまいました。

次からはまた、現在の話に戻ります。

その後は、【IGO】の話は終わりにしようかと思っています。まだ【IGO】は少しの間続きますが、近いうちに【SLO】の話を始めようと思います。

その際は、新しいキャラを沢山出そうと思っているので、アイディアがあったら教えてくれると参考にしようかと思います。

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