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英雄の願い

英雄の願い

俺の名前はアレキサンドル=ドール=ヴァルミィだ。

世間では"勇者"と呼ばれている

昨日の魔王殺害の件で王に褒美をくれるというので王城で謁見がある。

俺が言われたのは『褒美としてお主の願いをなんでも叶えてやる』と定番のものだった。

そう、俺には叶えたい願いがある

「では、王以外を殺させてください」

俺の叶えたい願いは大量虐殺……これなら王からの『なんでも叶える』と言質も貰ってる

王は却下したが

「なんでも叶えてくれるんですよね〜この人がどうなってもいいんですか、お・う・さ・ま〜?」

「私のことはどうしようと構いません!! こいつの願いは叶えるべきではあり……」

「もういいや、死んで」

俺は邪魔なゴミを捨てた。

「この者が次なる魔王だ、討ち取れ!!」

「王様〜知らないんですか〜? 俺は一人で魔王を殺したんだぞ、こ〜んな塵芥がどんだけ集まったとこで勝てる訳ねえだろうが、もしかして頭の中に脳みそ入ってないでちゅか?」

「貴様……ワシを愚弄するか……今すぐ殺せ!!」

「なあ王様よ覚えてるか三年前に俺の家族も友達も恋人も全てを奪って殺したことを」

「なんだこれはその復讐とでも言いたいのか」

「そうこれは俺の復讐……そんなわけねえだろ。

大切な人が殺されて"死"に魅入られちまったんだよ俺はよ〜。

だから俺は気づかせてくれたテメェに感謝として同じことをするんだよ。

最高の死でちゃんと魅せてやるから安心しろ」

「こいつは何を言っているんだ。こんなやつをワシは勇者に……判断を間違えたなこれは」

「遅いから……勝手に始めとくわ」

俺は王からの許可を貰う前に城中を"掃除"した。

掃除を終えた後王様が槍を構えて走ってきやがぅた。

「ワシの家族をよくも、貴様!!」

「だから言っただろうが、塵芥が集まった俺に勝てるわけがねぇってよ。最初から分かってんだろ」

俺は王様の四肢を切り落とした。

「ギャハハこれでよく死を見られるな王様!!」

「あっああ」

「お〜いもっと喜べよな〜」

「よ……こ…………す」

「俺を殺すだって〜? この状態でか? やれるもんならやってみろや!!」

俺は王様四肢を再生させ強化魔法をかけてやった、遊ぶために。

「ほら治したんだからよ、宣言通り俺を殺してみろよ」

「ワシを治したこと家族を殺したこと後悔させてやる!!」

ドンッ!!

「おいおいこの程度かよ。ハイハイして赤ちゃんごっこでちゅか〜? それならこれぐらいでも仕方ないでちゅね〜……ふっ、このまま床を這いつくばってろゴミめ」

俺は再び王様の四肢を切り落とし柱に縛った。

ちゃんと餌は与えてるから飢え死にはしてねぇぞ。

国民はしっかり(みなごろし)にした。

俺は王様を利用し開戦した末他の国の連中も殺したした。

楽しすぎてもっと殺したいと思ったら俺は次元を斬り四つの異世界の連中を滅ぼした。

あれから考えたけど俺の世界が一番楽しめたな……そうだ、全員蘇らせりゃいいんだ。

そして俺は全て蘇らせ殺すを繰り返した。

これからも楽しむぜ〜!!


おしまい

見つけて読んでいただきありがとうございます!!

殺人鬼が王様の『なんでも願いを叶えてやる』とセリフを聞き願いを叶えてもらうためだけに英雄になる話が思いついたので書きました

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