1話
「シロ あんた今日剣道の試合なんでしょ!!さっさと起きる。」
「ああ、わかってるよ母さん。 じゃあ行ってきます。」
俺 風山 シロ は知らなかったもう家にも 母親にも会えないことを・・・・・
「寒!!いい天気だが寒いな今日は、それにしても今日は剣道全日本の決勝か。17年生きてきてこれほど自分を褒めたい日はないな。」
そう俺は今日剣道の試合がある。自分で言うのもなんだがけっこう強いほうだ。
そんな浮かれ気分で、学校まで歩いていると道路の真ん中に穴が出来ていた。
「なんだよこれ。下まで続いてんのか?気味が悪いこういうのは触らない方が!!!!!!!!!!」
いきなり 穴に吸い込まれそうになった。
「おい なんだよ!! ヤベ吸い込まれる!!あああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「痛!!!腰打った。なんだよあれ。」
「!!!」
目の前に草原が広がっていた。
いや 待て待て今俺はどんな状況だ。えっと確か朝起きて剣道の試合だから学校に向かっていると穴があってそこに吸い込まれたら目の前が草原でした。な~んだそんなことか。って納得できるか!!!
「ねえ りん姉ちゃんこっちで物音しなかった?」
「ああ、何だろう?」
よかった人がおったみたいだ。これで何とかなる。
「あ、あのすいません道に迷ったみたいなんでここどこか教えてもらえませんか?」
「わ!!!りん姉ちゃん人がおったよ。でもなんか変。」
「あ、なんだって わ!!!なんだこいつ確かに変わってるな。」
そこにいたのは14歳ぐらいのかわいいおかっぱ頭の女の子と同い年の綺麗系の女の子が立っていた。だが恰好がおかしいよく時代劇とかで見る百姓の恰好をしている。
「いや 初対面の人に変とか失礼だろ。」
「てい!!!」
そこで俺の記憶が途切れた。