全体的な話として、異世界小説=異世界転生と言えるのは実は小説家になろうの歴史の中ではわりと最近
Web小説に詳しい人でも、異世界小説といえば転生だよねって思っている方は結構いることでしょう。
小説家になろうの運営が開始されたのが、2004年4月2日だったので今日に至るまで約二十年間ほどの歴史があります。
小説家になろうには異世界に関する二大キーワードとして、「異世界転移」と「異世界転生」が存在していますが、毎年投稿される作品内において異世界転生の作品の数が異世界転移の数を抜いたのは、実はここ数年のことなのです。
これに関しては言葉で説明するよりも、目で見た方が早いので以下を見てください。
このグラフは小説家になろうに掲載された全作品のうち、異世界転移と異世界転生というタグがついた小説の作品数の比率を各年ごとに求めてグラフ化したものです。
2010年代前半になるまで異世界転生の割合が少なかったことや、初めて「異世界転生の作品数 > 異世界転移の作品数」となったのは2020年であったことなどがこのグラフから読み取れます。
無職転生や天スラなど、有名な作品が昔から多数存在していながら、転移と転生のそれぞれが抜かしたり抜かされたりするわけでもなく、綺麗に「異世界転移 -> 異世界転生」という流れがあります。
これは偶然なのでしょうか?
少なくとも僕の答えは違っています。
というのも、異世界転移こそが最もシンプルかつ歴史のある異世界モノであると思っているからです。
どういうことなのか、順に追っていきましょう。
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